「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

デビュー

(2009/03/31)


デビューといえば、新人アナウンサーのデビューです。
とは言っても、アナウンサーの場合は、直ぐには
デビューできません。
宝塚音楽学校だって、2年間の授業があるわけですからね。そんな長くは研修できませんが、4月1日の入社を前に、3月5日からアナウンサー研修が始まっています。
ことしは、女性アナ1人ですから、1対1の研修になりました。この1対1の授業は、講師も生徒も疲れるのです。休む暇がないのです。1日5時間から6時間の集中講義。
ああ~疲れた!疲れた!とは言えないのです。

そんな訳で、今年の新人は飯田菜奈アナウンサーです。まだアナウンサーというのは早いですね。アナウンサー見習いですね。あす早速、自己紹介をさせます。
発声や滑舌、母音発音、子音発音、アクセント、アナウンサーの表現方法等々、数多くのことを勉強しなければなりませんが、一番大事なことは「生きた言葉」です。

すなわち「声は人、まずは人間完成を」
私なんぞも人間が出来ていませんので、新人研修のたびに自分にも言い聞かせているのです。
「共通語や言葉の使い方などをいくら研究し、練習してみても、頭の中や心の中が空っぽでは、その言葉は生きた言葉とはいえません。」
「言葉の勉強は人間の心を勉強することです。言葉は心を伝えるものであり、言葉によって相手の心を知るのです。」
(フジテレビ系列アナウンステキスト基礎編より)

さあ、きょうの研修もここから始めましょう。
その新人アナウンサーはあす登場します。

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