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【米ぬかから生まれる再生可能エネルギー!?】 第1回 再生可能エネルギーはお金がかかる
2015/07/27 10:00
最近、再生可能エネルギーという言葉をよく耳にします。
太陽や風、水、バイオマス(生物に由来する資源)をはじめとする自然の中にある豊富な資源から作ったエネルギーのことです。
石油や石炭、天然ガスなどの化石資源とは異なり、発電や熱源として利用するときに、地球温暖化の原因となる二酸化炭素をほとんど排出しないため、地球温暖化を防ぐ「夢のエネルギー」として導入が進められています。
しかし、最新のデータでも、再生可能エネルギーは3%程度しか導入されていません。
導入が進まない主な原因は、コストが高いことです。
化石資源から作る電気エネルギーが10円/kWh以下であるのに対し、太陽光では40円/kWh、その他でも20円/kWh位といわれています。家庭で月300kWhの電気を使うとすると、3,000円~9,000円くらい余分にお金がかかることになります。
今は何から電気を作っても同じ価格で使われるため、再生可能エネルギーの導入によって発生した赤字を電力会社が負担していることになります。今年5月の電気料金の一斉値上げは、この負担による赤字を解消するためのものです。
二酸化炭素排出量を削減するためには、再生可能エネルギーをもっと積極的に使っていかなくてはなりません。地球温暖化対策基本法では、2020年までに10%の導入(世界の標準水準)を目指しています。
ただし、それは同時に私たちが負担する電気料金が高くなることを意味しています。異常気象が続きその主な原因が二酸化炭素による温暖化であるといわれている今、私たちが取り組むべきことを一緒に考えてみましょう。
次回は「第2回 持続可能な社会はつくれるのか?」です。
配信日程:7月28日(火)午前10時ごろ配信予定