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みんなのゼミ 第1回アンケート「仙台市地下鉄東西線の期待度は?」アンケート結果・後編

2015/12/05 10:00

【ゼミ討議資料】

2 仙台市地下鉄開業に寄せる期待
-仙台放送ニュースアプリのアンケートから(後編)-

 前編では仙台放送ニュースアプリのアンケート結果によるDATA1,2,3の結果から、回答者の「85%以上が開業歓迎」、「用途はレジャー中心か」「移動の短・楽化を期待」という傾向を見ました。引き続き後編では、地下鉄東西線開業での不安事項やズバリ!地下鉄東西線は「必要・不必要?」のアンケート結果を分析します。

DATA4:地下鉄赤字とバス路線の廃止が心配
 ここでは、地下鉄東西線ができることで不安に思うことについ見てみます。

 結果を見ると、「不安はない」という回答は22.5%であるのに対して、「地下鉄の赤字」と「代替バス路線の廃止」が40%以上の人の回答を得ています。開業は多くの人が歓迎していますが、開業後の様々な反作用を心配している人が少なくないことがわかります。



DATA5:沿線開発への期待、お店と活気。

 開業後の沿線や町の開発で期待することに関して、過半数の人が「沿線周辺に新しいお店ができる」ことをあげています。東西線の「レジャー・お楽しみ線」としての特徴が出ているのではないでしょうか。また「人が集まり街に活気がでる」ということも期待されています。

DATA6:ズバリ!東西線は必要?不必要?

最後に、ズバリ、「地下鉄東西線は必要か不必要かを尋ねたところ」74.8%の回答者が「必要」と答えました。バス路線見直しや赤字の不安を加味すれば、「歓迎」よりもやや支持率は小さくなりますが、4分の3に相当する人が「必要」と感じていることは、地下鉄に対する期待感の大きさを示しているといえます。

(集計・分析 東北大学経済学研究科 
教授 吉田 浩)


次回は、特別番外編として地下鉄東西線の大きな利用者と見込まれる東北大学川内キャンパスの大学生へのアンケート結果を分析します。