戻る

仙台放送NEWS

検索


地域の居場所 ほっとサロン将監 (前編)

2016/03/22 10:10

月刊杜の伝言板ゆるる2016年3月号
地域の居場所 ほっとサロン将監 (前編)
=NPO福祉ねっと宮城 事務局長 藤田 佐和子=


「困ったときはお互いさま」という理念の下、仙台市内で「住み慣れた地域で、安心して暮らし続けるまちづくり」に向けて、市民参加で福祉サービスの提供及びシニアの社会参加を推進している13団体がネットワークを組み、平成25年に「NPO福祉ねっと宮城」を立ち上げました。

同年8月に仙台市の市民協働事業提案制度に「ふれあい・支えあいのまち づくり推進事業」を提案し、平成26年度の協働事業として採択されました。

平成26年度は、29年度の介護保険制度改正に先立ち、地域の担い手となるボランティア養成を市内各地で行いましたが、参加者は多いが実際に活動を始める人は少なかったことから、次なる 課題解決策として「居場所を通じた担い手育成」を27年度事業として提案し、採択されました。

その結果、仙台市泉区将監団地 で平成10年から住民参加型の配食サービスを行っている「けやきグループ」との連携をモデル事業として、平成27年6月25日 に「ほっとサロン将監」をオープンしました。


▲ほっとサロン将監

ボランティアと資金

きっかけは、4月5日に食事 サービスネットワークのフォーラムで佐藤涼子さんと出会い、「サロン活動を始めてみない?」と声がけしたことから始まりました。

その後、14日に事務所を訪問して以降の展開は、今回のサロン活動のリーダーである佐藤涼子さんと菅原敦子さんにとっては、あれよあれよと言う間の怒涛の時間だったに違いありません。

全く何もないところから、「老人憩の家」を借り、冷蔵庫やガス台、長机やパイプ椅子、ふれあい会食のためのお皿やコーヒーカップなどを買い、チラシを全戸配布してボランティア募集したのですから。約2ヶ月ちょっとで、食事を提供する週1回のサロン活動のスタートを切ったのは、今考えると「凄い」の一言でしかありません。

短期間で一挙に実現できたのは、「福祉ねっと」と、将監地域で長年ボランティア活動してきた「けやきグループ」のリーダー2人が、それぞれの専門性を発揮して役割分担しながら準備してきたからだと思います。そして、助成金や仙台市からの補助金があったから。

後編につづく

【次回の配信日時】
地域の居場所 ほっとサロン将監 (後編)
2016年3月23日(水) 予定

NPO福祉ねっと宮城
〒981-3213 仙台市泉区南中山2-2-3 NPO法人グループゆう内
TEL : 022-376–7679
E-mail:lnet5piece@gmail.com

けやきグループ
〒981-3132 仙台市泉区将監1-11-12
TEL/FAX:022-773-0749(火曜~金曜 13:00~17:00)
担当:佐藤、菅原

月刊杜の伝言板ゆるる2016年3月号

        http://www.yururu.com/?p=1451