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宮城県共同募金会 花咲いた「みやぎチャレンジプロジェクト」

2016/05/27 10:03

月刊杜の伝言板ゆるる2016年5月号

宮城県共同募金会
花咲いた「みやぎチャレンジプロジェクト」


赤い羽根募金を主催している宮城県共同募金会が、平成27年度に初めて取り組んだ助成事業、社会課題解決「みやぎチャレンジプロジェクト」は、今年の1月1日から3月末日で寄付が締め切られ、4月22日にその配分決定通知書伝達式が開催されました。

このプロジェクトは、地域にある課題に取り組んでいる市民活動団体が、自ら広く市民に活動内容を伝え、活動を継続するに当たり必要な資金の目標額を示し、市民の共感・理解を得て、市民に寄付先として選んで寄付してもらう、という新しいスタイルの募金活動です。

今回は、県内15の市民活動団体がエントリーし、団体が主体となり、共同募金会とともに募金活動を行いました。

市民の共感が広がった!

参加15団体の目標総額は、18,955,000円。宮城県のみならず、県外からも計893件の募金が寄せられ、募金総額は、11,213,084円になりました。目標額には及びませんでしたが、1件当たりの平均寄付額は、12,515円と、会社からの1件50万円という大きい寄付もありましたが、多くは共感をした市民からの寄付だったと共同募金会は見ています。

伝達式に出席した団体からは、今回のプロジェクトに参加したことで、「2,000枚もの広報チラシをダイレクトメールで送ったよりも、フェイスtoフェイスで団体の活動のことや寄付の使い道などを話すことの方が数倍寄付につながることが分かった」や、「直接お話しできたことで、市民がどう見ているのか生の声が聞けた」「共感してくれた寄付者が、更に知り合いの寄付者を紹介してくれた」などの感想が語られました。


▲決定通知書伝達

しかし、共同募金会が評価しているのは、各団体は、前半はなかなか実績があがらないもどかしさがありましたが、後半は、どの団体も自分の団体の説明や寄付の呼びかけの仕方がうまくなり、市民から共感を得て、寄付につながったという体験をしたことにあると語っています。

初めて募金活動に動いた団体もあったなかで、いかに市民からの共感を得ることが難しく、得た寄付の使途に責任があるかを感じてもらったことが団体にとって大きな財産となったのではないでしょうか。

今回の実績額は、9万円から3,537,655円と開きが大きいですが、それぞれ活動の規模や内容によって必要な額が違います。この実績額に加え、宮城県共同募金会から1団体あたり5万円〜80万円が助成されます。

「みやぎチャレンジプロジェクト」は平成28年度も実施されます。7月から県内数か所で説明会が開催されますので、前回見送った団体もぜひ、チャレンジしてみましょう。


宮城県共同募金会
〒984-0051 仙台市若林区新寺1丁目4-28
●TEL:022-292-5001
●FAX:022-292-5002
●URL:http://akaihane-miyagi.or.jp/

月刊杜の伝言板ゆるる2016年5月号 

http://www.yururu.com/?p=1558