地価発表 「若林区」の上昇率全国トップ

2017年03月21日
土地取引の目安となる地価が21日、発表された。宮城県全体の地価は5年連続で上昇し、中でも住宅地は、地下鉄東西線の影響で、仙台市若林区の地価上昇率が全国トップとなった。 2017年は、県内575の地点で調査が行われ、土地の平均価格は5年連続で上昇した。 国土交通省は、一般の土地の取引価格に指標を与えて、適正な地価とするため、毎年1回、1月1日時点での標準値の価格を公示している。 県全体の平均の土地価格は、1平方メートルあたり10万4,900円(前年比3.0%増)と、5年連続で上昇した。 このうち住宅地では、2015年に開通した地下鉄東西線沿線で、地価上昇が目立っている。 2015年の地下鉄東西線開通を受け、駅に近い仙台市若林区の住宅地が、地価上昇率全国一位となった。 全国の住宅地上昇率を見ても、薬師堂駅から320メートルの白萩町が12.3%と1位になるなど、上位4つを若林区が独占した。 不動産鑑定士・千葉和俊さんは「東西線沿線の高い売り物件については、まだ需要がついてきている。今後、売値が上がり続ければ、上昇率は横ばいから下降に転じると思われます」と話した。 一方、県内の商業地も、変動率4.7%と、4年連続で上昇を続けている。 最高値は、35年連続となる青葉区中央1丁目で、1平方メートルあたり282万円となるなど、仙台市中心部での高値が相次いでいる。 商業地について、不動産鑑定士は「政策的な金融緩和や低金利の下支えによって、2013年ごろから、投資マネーが首都圏の物件から地方都市に流れている。 仙台市の上昇はまだ続きそう」と分析している。