トンネル多重事故想定の防災訓練

2017年09月13日
宮城・利府町の県道のトンネルで、多重事故を想定した防災訓練が行われ、警察官や消防士など120人が、けが人救助などの手順を確認した。 訓練が行われたのは、利府中インターチェンジ近くの「しおりふれあいトンネル」内。 訓練は、トンネル内で車5台が関係する衝突事故が発生し、車から煙が出た想定で、けが人の迅速な救助を目的に行われた。 トンネル内の事故は、一般的に現場が暗く、煙が充満すると視界がより遮られるため、けが人がいる場所がわかりづらく、迅速な救助が難しいとされている。 このため、訓練では、事故の状況やけが人の位置などを図にしてから、現場を指揮する本部長が救助方法をいち早く指示した。 そのあと、けが人を車内から救い出し、トンネルの外に設置された応急救護を行う臨時テントに搬送するまでの手順を確認した。 塩釜地区消防事務組合消防本部の大内安治予防課長は「事故が発生した場合に、1分1秒でも早く助けられるよう、各関係機関と連携を取り(訓練を)実施していきたい」と話した。 2017年、県内のトンネルでは、35件の事故が発生し、およそ7割が、停車している車への追突事故だという。 暗いトンネル内は、車間距離が取りにくいことから、警察が注意を呼びかけている。