似顔絵で「笑顔を届けたい」

2017年09月13日
「多くの人に、笑顔になってもらいたい」。そんな思いを込めて描いている。6年間、被災地支援を続ける沖縄のイラストレーターが、宮城・東松島市を訪れ、似顔絵を描くボランティア活動を行っている。 東松島市役所のロビーで似顔絵を描くのは、沖縄在住のイラストレーター・森 琢磨さん。 森さんは、2011年9月から6年間、被災者に「笑顔を届けたい」と、毎月のように被災地を訪れ、似顔絵を描いている。 これまで森さんが描いた似顔絵は、8,000枚を超えた。 その中には、津波で命を落とした子どもたちの絵もある。 あの日から、時が止まったままの子どもたちに再会できた親たち。 津波で息子を亡くした大川 ゆかりさんは「本当に、これは自分では会うことができない、想像すらできない。20歳になった駿に会えたのはうれしい。感激です」と話した。 津波で娘を亡くした佐々木 清和さんは「着物着た姿というのも、自分で見て喜んでくれるんじゃないかな」と話した。 森さんの似顔絵でよみがえる、さまざまな思い。 自身も、東日本大震災の年に病気で父親を亡くし、家族を失う悲しみを知っている森さんだからこその作品。 絵を描いてもらった人は、「感動しました。これだけ短い時間で、クオリティー高くて」、「うれしいです。こんなすてきな絵を描いてもらって」、「家に飾りたいと思います」などと話した。 森さんは「手にして絵を見る瞬間に、にこっと笑ったり、一緒にいる人まで盛り上がるので、こちらも楽しいですし、やりがいがある」と話した。 森さんは、17日まで宮城県に滞在し、東松島や石巻の保育所などで似顔絵を描くという。