宮城・村井知事、大崎市の認知症患者のケア行う専門病院視察

2016年10月20日
厚労省の推計によると、全国の65歳以上の高齢者3,080万人のうち、およそ460万人と、実に7人に1人が、「認知症」を発症していることがわかっていて、宮城県内も、ほぼ同じ状況となっている。こうした中、20日、村井嘉浩知事が、大崎市にある認知症患者のケアを行う専門病院を視察した。 村井知事が訪れたのは、精神科に特化した民間の専門病院「こころのホスピタル・古川グリーンヒルズ」。 視察では、まず病院側から、大崎市や加美町など、県北部の2市4町の認知症患者の現状について説明を受けた。 それによると、この地域では、65歳以上の高齢者人口の16%にあたる、およそ1万4,000人が、認知症を発症しているとみられるという。 今後、高齢化の進行にともなって、認知症患者は、さらに増え、内臓疾患を併発するケースも増えると考えられることから、「認知症の専門病院」と「総合病院」との間で、横断的な診療がスムーズに行える態勢作りが重要だという。 村井知事は、「これは間違いなく、被災地の沿岸部においても、非常に顕著な問題として今後、顕在化してくることは間違いないと思うので、きょういただいた、いろいろな示唆を持ち帰り、認知症対策をどうすればいいのかということを早速、指示を出したい」と述べた。 県では、認知症の高齢者が、できるだけ住み慣れた地域で暮らすことができるよう、認知症に対する理解を促す取り組みを続けていく方針。