コバルトーレ女川 JFL昇格!

2017年11月27日
宮城・女川町を本拠地とするサッカーチーム、コバルトーレ女川が、アマチュア最高峰リーグ・JFL昇格を決めた。26日まで千葉県で開催されていた全国地域サッカーチャンピオンズリーグ決勝ラウンドで、コバルトーレは、3戦全勝で初優勝。地元・女川町からも、歓喜の声が上がった。 JFL昇格への最終関門。 全国地域サッカーチャンピオンズリーグ。 2戦目を終えた段階で、2位のコバルトーレは、3戦目に90分間で負けなければ、昇格条件の2位以内が確定する。 最終決戦を迎えた26日、試合会場には、女川町の須田善明町長も駆けつけた。 そして、コバルトーレの地元・女川町では、パブリックビューイングが行われ、およそ60人のサポーターが声援を送った。 勝って、自らの手でJFL昇格をつかみたいコバルトーレ。 しかし、90分間での勝利で昇格の可能性を残すアミティエSC京都に攻め込まれ、劣勢の展開となった。 さらに、後半5分。 コバルトーレ・國分選手が倒され、PKかと思われたが、シミュレーションの判定を受け、この日2枚目のイエローカードで退場。 苦しい状況に追い込まれた。 それでも後半36分、フリーキックのこぼれ球に、途中出場の高橋晃司選手! 再三攻め込まれながらも、耐えたコバルトーレが、起死回生の先制ゴール。 JFL昇格を大きく手繰り寄せた。 そして、1-0で勝利。 2度のPK勝ちを含む3連勝で、JFL昇格条件の2位以内が確定。 さらに、その後行われた残りの試合結果により、コバルトーレが初優勝を飾った。 サポーターは、「最高です! 石巻から来たかいがありました!」、「すごく感動でいっぱいです。うれしかった、本当に」などと話した。 サポーターとともに声援を送った女川町・須田善明町長は、「ちゃんと自分たちの力で、自分たちのこれからの未来のチケットをつかみ取った。本当にすごいことだと思います。地域としても、しっかり支えていきたいと思います」と語った。 歓喜の知らせに、女川町の住民は、「携帯(電話)で見てたんですよ。(仕事どころではない?)そうそう、仕事どころじゃないもう最高ですね」、「(選手が)よくこんな女川まで来てくれて、サッカーをして、しかもJFLなんて、こんな夢のような。ほんと、うれしいです」などと話した。 小さな港町からJリーグ入りを掲げ、誕生してから11年。 震災での活動休止も乗り越えたコバルトーレが、夢への階段を1つ上がった。 キャプテン・成田星矢選手(31)は、「今まで、僕たちは、ただサッカーをやらせてもらってる立場だったので、(JFLに)上がったことによって、何かしらの恩恵を与えられるんじゃないかなと思います。女川という町に」と語った。 また、阿部裕二監督(46)は、「ようやく1番最初の目標であるJFLに昇格というところに来れたことは、うちに関わった全ての関係者の方々に感謝したいと思います」と語った。 JFL昇格を決めたコバルトーレ女川のホームタウン、女川町では、選手たちの祝勝会が行われた。 シーパルピア女川では、昇格を祝う横断幕や、選手たち1人1人の旗が飾られるなど、町はお祝いムードとなっている。 そして、焼肉店では、選手たちの祝勝会が行われている。 選手たちは、ほかにも仕事を抱えているため、きょうも仕事を終えてから集まっている。 午後6時から、盛大に会が始まっている。 キャプテンの成田星矢選手は、「(町もお祝いムードだが、あらためて今の気持ちは?)昇格することができて、ほっとしています」、「(震災も経験したが、あらためて町に対する思いと今後の目標は?)街の人に支えられて、今までサッカーができたので、感謝の気持ちでいっぱいです。また厳しいシーズンが始まるので、みんなで準備をして、しっかり戦っていけるように頑張りたいと思います」などと語った。 昇格から一夜明け、祝勝会は、このあとも続く。