大賞は石巻の企業 「子どもの弱視」考えて

2018年01月25日
今までにない、新しい事業に取り組む企業に贈られる「東北ニュービジネス大賞」の表彰式が、宮城・仙台市青葉区で行われた。大賞は、石巻の企業が受賞。「子どもの弱視」に関する商品の開発が評価された。 「東北ニュービジネス大賞」とは、新技術の開発などで優れた事業実績を残した企業に贈られるもので、東北地方のニュービジネスを調査・研究する東北ニュービジネス協議会が、毎年行っている。 2018年、大賞に選ばれたのは、石巻市で電子機器の組み立てなどを行う「ヤグチ電子工業」で、子どもの弱視を見つける検査機の商品開発が、高く評価された。 3歳から6歳の間に視力が成長しない「小児弱視」は、検査に使う眼鏡をかけることを嫌がる子どもが多く、正確な検査が難しいことが課題だった。 そこでヤグチ電子工業では、眼鏡を使わず検査する方法を研究。 この検査機では、両目で絵を見るだけ。 両目の視力が正常な場合は、4つの絵が立体的に見える。 弱視の場合は、平面的に見えるという。 そして、小児弱視を治すタブレット型の訓練装置「オクルパッド」。 ポイントは、両目を使うこと。 これまで視力が悪い方の目を鍛える時、効き目を閉じていた。 しかし、これでは、効き目の視力が低下してしまう。 この「オクルパッド」では、効き目を使いつつも、視力の悪い方の目を鍛えることができる。 ヤグチ電子工業・渡辺俊一社長は、「今から年に1、2個ずつくらいは何か開発して、それを石巻から発信していきたい」と語った。 表彰を受けた7つの企業は、11月に開催される「ビジネスマッチ東北」に出展する予定。