震災伝える東北大の「公開講座」 週2回 一般参加可能

2018年06月14日
東北大学では、震災を学ぶため、一般の人も受講できる「公開講座」を週に2回開いています。 14日は、津波で娘を亡くした佐藤敏郎さんが、震災を語りました。 佐藤敏郎さんは、「あの日を語ることは、現実にしっかり向き合って、初めて次に進めるということですよね。嫌なことや、つらいことを見て見ぬふりをしては、次には進めないということですよね」と語った。 14日、「防災と伝承」をテーマに東北大学の教壇に立った佐藤敏郎さん。 津波で、石巻市立大川小学校に通っていた、当時6年生の次女・みずほさんを亡くした。 佐藤敏郎さんは、「うちの母ちゃんは、俺の顔を見るなり、『みずほの遺体があがった』と言った。娘の名前の下に、『遺体あがる』なんて言葉が続くとは思っていませんでした。何言われているのか、わからなかった」と話した。 「命を守るために、本当に必要なもの」、それは...。 佐藤敏郎さんは、「マニュアルでも訓練でも、いざという時の判断と行動につながるものでないと駄目。命を守るのは、そういうことですよね」と語った。 学生たちは、熱心に耳を傾けていた。 熊本出身の学生は、「自分も熊本出身で、熊本地震を受けたんですけれども」、「体験した人が、少しずつでも伝えていかないといけないと思う」などと話した。 また、ブルガリア出身の学生は、「避難方法をまじめに考えて、何か起きたら冷静に行動しなければいけないです」と話していた。 東北大学では週2回、一般の人も受講できる震災の公開講座を開いていて、今後も続けていく予定。