アナ・ログ

便利アイテムと言えば

稲垣 龍太郎

2015/04/17

きょうから新テーマ「便利なアイテムと言えば」です。

この春、他の土地から宮城県へやってきて、暮らし始めた!
特に東北以外の地域から、宮城に引っ越して新生活がスタート!という人にとっての便利アイテムがこちら!(画像)
宮城県の伝統、文化、ルール、常識を学べる本です。

絵入りの解説もあり、キーワードも赤字・太字で強調されていて、読書が苦手!という人でも、「宮城県」という地域について、数多くの独自の文化を知ることができます。

私のように、現在の住民票は仙台市にあっても、大阪で18年間、東京で4年間暮らしてきた“純宮城県人”ではない宮城県民にとって、大きな助けとなる書籍であることは間違いないです。

・「いずい」ってどんな感覚?
・「だから」の使い方、ちょっと違うんじゃない?
・「一高出身?二高出身?三高出身?」って話で、どうして盛り上がるの?
・正月の「茶箱」「ハゼ」って何?
・「伊達政宗」みたいな人が、街中のいろんなイベントにいますよね…?
・あの、おにぎりのゆるキャラは何だ?
・七夕って8月なの?
・仙台朝市って夕方も営業していますよね?

などなど、宮城県のご当地ルールをたくさん学ぶことができます。
私は、この仕事を始めてから、街頭インタビューをさせていただくときに、拒否されることがあまりにも多くて、カルチャーショックを受けました。
大阪は、逆にカメラ大好き!テレビ映りたがり!が多いですから(笑)。
郷に入れば、郷に従え。いや、郷を知れ、ですね。

次は、木下アナウンサーです。

稲垣 龍太郎

2015/04/15

閉館まであと1ヵ月を切った「マリンピア松島水族館」。先日、3人の友人たちと初めて行ってきました。

基本1人行動の私。でも、1人で行くには、ちょっと勇気がいる場所のため、なかなか行くことができずにいました。

でも、宮城県民にとって、思い出のない人はいないといっても過言ではない場所。イロワケイルカ(通称:パンダイルカ)の繁殖に成功、マンボウの飼育「新」記録樹立…などなど、数々の歴史を残してきた全国的にも歴史のある水族館。閉館する前にどうしても行っておかなくては…

まず、お出迎えしてくれたペンギンさんたちに感動!! マスコットキャラクターに抱きつき、記念写真撮影。
岩と同化したような魚たち…
ウミガメにくっついて離れないコバンザメ。
浮かんだまま静止しているワニ。
何もかもが、私にとってはフレッシュな体験でした。
ヒモに吊るされたホヤ…宮城ならではの展示ですね。

なかでも、私が一番感動したのは、「デンキウナギの感電体験」。こんなにもビリビリと、静電気よりも少し強めのしびれを感じるのですね。
この電気で、冬にはクリスマスツリーの電飾も輝かせるのだから、デンキウナギの発する電力というのも、すごいものです。

昔から宮城にとっては、おなじみの場所だと思いますが、私にとっては、新鮮かつ新感覚な場所で、多くの新たな体験をすることができた、貴重なお休みでした。

次は、佐藤アナウンサーです。

卒業

稲垣 龍太郎

2015/03/16

今回から新テーマ「卒業」です。
もうこんなシーズンなのですね…

この冬、14歳のとき以来、また宮城に来て初めて、「スキー」をしてきました。

参加者は、20代前半から30代前半。
いろんな人とのご縁で仲良くさせていただいている岩手出身の人、塩釜出身の人、福島出身の人、そして大阪出身の私の4人です。

幼少時代「雪が積もればお祭り気分」だった大阪出身の私。それに対し、積雪地域・東北で、幼いころから腕を磨いてきた東北人3人。
この輪の中に入ってスキー場に行くのは、私にとってなかなか勇気のいる行動でした。
まず、なぜ道具・ウェアを当然のように持っているのか…

さらに驚いたのが、みなさん、今は、「スキー」ではなく「スノーボード」をする時代なのですね。
結果、私だけスキー板を履き、他の東北人3人はスノーボード。
普通のことのように「後ろ向きの状態」で滑走する福島の人…
後続を置いていくような物凄いスピードで滑る塩釜の人…
スノーボード初体験のはずなのに、普通に滑れている岩手の人…
スノーボードって、そんなに簡単じゃないよな…
なんだ、この潜在能力の高さは…と驚きを隠しながら、私は、みんなと一緒に「スキー」を楽しみました。

「教えてあげるからスノーボードにすれば」とも言われたのですが、「走り幅跳びの記録:1.9m」という驚異の運動神経の悪さを持つ私では、足手まといになってしまうという思いが先行し、結局「スキー」を選択しました。

でも、今や、若い人たちのほとんどは(←稲垣も26歳なのですが)、「スキー」よりも「スノーボード」をする時代なのですね。

稲垣、この冬の決断。
「スキー、卒業します。」「スノーボード、入学します。」

次は、青森出身の高谷アナです。
青森出身なら、急斜面でもデコボココースでも、さっそうと滑走するのでしょうね…(羨む遠い目)。

2015年 ともに

稲垣 龍太郎

2015/03/04

「復興とは、新たな日常の創出」

この言葉は、新潟県の中越地震の被災地を訪れたとき、
中越地震を伝える「中越メモリアル回廊」の整備に携わったある学芸員の方の言葉です。

●被災者の言葉
旧・山古志村(現在は長岡市に合併)にある「やまこし復興交流館おらたる」(写真)。
ここにある「被災体験が書かれたパネル」
ここでは、被災者の想いをいったん文章にしてもらい、それを一定の字数制限を設けて短縮。その後、執筆した被災者に確認してもらい、展示しているということです。
ミュージアムなどで長い説明文というのは、よほど興味がない限り、途中で読む気がしなくなるもの。訪れた人は、そのパネルを見て、気になった被災者の声が記録された映像を再生して視聴することができます。
中越地震を伝える上で、訪れた人への「魅せ方」が、とても研究されている施設だと感じました。

●中越地震を伝える4施設の配置
長岡市や小千谷市などの4ヵ所に、ミュージアムは分散・配置されています。
また、観光名所に立ち寄ったり、じっくり見たりすると、とても1日では巡りきれない配置です。
学芸員の方曰く「1日ではまわりきれないよう配置することで、この中越地域に宿泊してもらい、この土地の良さを知ってもらいたい。『中越地震』という入口(きっかけ)から、中越の観光面での魅力も感じてもらい、交流人口を拡大させ、中越地域の活性化につなげたい」ということでした。

●被災者が自ら伝える
中越地震で、現在も水没した数軒の家が並ぶ「木籠(こごも)メモリアルパーク」。
かつて水没した家で暮らしていた住民が、近くの案内所のような建物を拠点に、訪れた人を案内して、今も中越地震を伝えているということです。
また、こうした交流により、旧山古志村の魅力を知り、リピーターになる人も多いそうです。

震災から4年、宮城県でも、「震災遺構」についての議論は高まっています。
私のような仙台市の中心部に暮らしている者が何を言っているのだと思われるかもしれません。しかし、「ふるさとの日常を取り戻すこと」に加えて「被災地・宮城として、これから震災をどのように伝わるように伝えていくのか」を考えることが、今後の県内の交流人口を拡大、「復興=新たな日常の創出」につながるのではないでしょうか。

次は、小口アナウンサーです。

(そういう季節なので…)寒い記憶…

稲垣 龍太郎

2015/02/09

今回から新テーマ「寒い記憶」です。
先日のお休み、新潟に行ってきました。
高速バスで4時間ほど。直通新幹線でもできればと思いますが、そこそこ近いですね。

新潟で訪れたのは、今は廃止になった三条競馬場跡地。現在は場外馬券売り場になりましたが、老朽化などにより、1月いっぱいでの閉鎖が決定。その前に、一度は訪れておきたい…

と、そんな趣味の目的も果たしながら、一番、見に行きたかったのは、中越地震を伝える「中越メモリアル回廊」。
2004年10月23日に発生した新潟県中越地震の経験や教訓を、それぞれ異なる「テーマ」で伝える4つの施設。
そして、「中越地震の震央」「家屋が水没した地域」「崩れた土砂の中から奇跡的に男児が救出された現場」の3つの公園によって構成されています。
4つの施設には、
・当時の避難所や仮設住宅を再現したもの
・物が散乱した家の中をそのまま保存したもの
・地震の揺れを体験する機械
・被災された方の声を紹介するコーナー、最新の防災アイテムなど
中越地震を伝えるものが、多くありました。

写真は、3つの公園のうちのひとつ「妙見メモリアルパーク」です。中越地震による土砂崩れで道路が寸断され、親子3人が生き埋めとなった車の中から、当時2歳の男児が奇跡的に救出された現場です。
お母様と娘さんはお亡くなりになり、地域の人からは「当時を思い出すので撤去」してくれとの声もあったそうですが、自治体や学者、NPOなどが協力して「現場保存」したということです。
雪に覆われてわかりにくいですが、中央にある雪山が、当時崩れた土砂の山だということです。
ただ、写真でもわかる通り、山の雪道は車内でも非常に寒く、いや冷たく。路面は凍結。というより、アクセルを踏んでも雪でタイヤが空回りして、前に進めなかったり…
車に乗りながらスキーをしているような感覚でした…
また夏に行きたいと思います。冬には見られない場所も多いそうなので。

次は、木下アナウンサーです。

(受験シーズンなので…)テストの思い出

稲垣 龍太郎

2015/02/05

高校2年生のときの「現代文」のテスト。
これが、私の運命を大きく変えたと言っても過言ではありません。

日本の中枢にいってみたい、漠然と東京への憧れを抱いていた私は、首都圏の大学への進学を目指していました。

しかし、その夢の足を引っ張っていたのが「現代文」だったのです。

高校2年生になったばかりの春、元男子校の母校には、ふさわしくないほどの「美人な先生」が来たのです。
しかも、私のクラスの現代文を担当…

男という生きものは、なんて単純なのでしょう。
美人、それだけで頑張れるのです。

その日のうちに、クラスの成績トップをひた走る優秀な男子に、「オレは、お前に現代文で勝つ!クラストップを獲る!」と、宣言。
言われた方は、「はぁ?何だ、コイツ」というような表情…
(ちなみに彼とは、今でも毎年飲みに行く、仲の良い友人です。)

そして迎えた、期末テスト。
美人なのに、これまでの先生とは比べ物にはならないくらい難しい問題を出す先生。
終了後に「先生、これ、難易度高すぎです!(苦笑)」と私が言うと、
「えー、そう?(ニコッ)」と平然と、笑顔で返してくる美人な先生。
この先生は、笑顔の仮面をつけた鬼かもしれない…
と、当時の私は少しだけ思いました。

しかし、難しいと感じていたのは私だけではなかったようで、100点満点中89点で、宣言していたトップを獲ることができたのです。

きっかけは不純かもしれませんが、この難問ばかりだす美人な現代文の先生のおかげで、偏差値を上昇させ、2年後、念願の東京行きを決めることができました。
きっかけ、やる気の源はどうあれ、「気持ち」の大切さを、初めて実感した経験でした。

しかし...写真をご覧ください。
高校3年生のとき、
大学受験に向けて、気合いを入れ過ぎてしまい、
生まれて初めて(自主的に)丸坊主に(写真中央)。
(注:決して、悪いことをして、罰を受けたわけではありません。)

その結果、野球部でもないのに、卒業アルバムの「部活動写真」に、
どこかの”教祖さま”のような雰囲気で収まってしまいました。
普通の文化系クラブなのに。

気持ちは適度に強く、テストに臨みましょう。


次は、佐藤アナウンサーです。

お正月と言えば

稲垣 龍太郎

2015/01/20

新しい年になりました。今年は、良い年にしたいものですね。
私は、今年の正月、大阪の実家に帰省しました。

写真は、「父と愛犬」。
久しぶりに帰省すると、一家の「大黒柱の座」が逆転していました。

ということではなく、我が家では、食べる⇒呑む⇒寝るを繰り返す、いわゆる「寝正月」を毎年過ごしていて、誰も遊んでくれない我が家の住人に、愛犬が、ついに実力行使に出たのです。

最初は寝ている父の腹の上に四足で立っていたのですが、目覚めた父が「肛門を見せるな!」と一喝!
すると、見事な「お座り」を披露して、反撃して見せたのです。

愛犬は、いつもよりちょっと早めの時間に「お散歩」に連れていってもらいました。

私や母は、正月から大笑いさせてもらいました。
今年は、明るい良い年になりそうです。

続いては、寺田アナウンサーです。

振り返る2014

稲垣 龍太郎

2014/12/12

「言葉」を扱う私たちの仕事。今年も多くの言葉が、新たに誕生し、広まりました。そんな流行語に乗せて、今年特に印象に残っている出来事を振り返ります。

●ベッキー♪♯のお悩み解決!(あらあらかしこ)
ネガティヴ稲垣が、ポジティヴなベッキー♪#さんに真剣にお悩み相談。公共の電波であることを一瞬忘れて、「ありのままで」本気の本音の、相談をしてしまいました。
その相談内容「女子と話すのが苦手です…」
(仕事の悩みと、違うんかーい!)
「カープ女子」のような素敵な女性に「壁ドン」する勇気、私にはありません。

●仙台放送まつり「稲垣ダイエット」(Youtube仙台放送公式チャンネル)
太ったら「ダメよ~ダメダメ」ということで、およそ4ヶ月間で15kgの減量に挑戦。一部の在仙マスコミ関係者の方もご覧になっていたみたいで、私がニュースの放送を終えると、「痩せた?」「病気したのか?」というメッセージが携帯電話に山のように届きました。
「業界ウォッチ(ぎ・ょうかいウォッチ=妖怪ウォッチ)」されていたのです。

●仙台市内でカモシカに遭遇(FNN仙台放送スーパーニュース)
仙台市内の道路を疾走するカモシカに遭遇。懸命にリポート。追う私たち。そのスピードに圧倒されました。まさに「レジェンド」。

かなり強引に流行語を使って今年を振り返ってみましたが、大賞のうちの1つ「集団的自衛権」を織り交ぜることはできませんでした…
「マタハラ」「危険ドラッグ」もしかり。
来年は、明るい言葉ばかりが並ぶような年になるといいですね。

それではみなさん、いい年をお迎えください。「ごきげんよう」。
今年も残り半月ほど…
新年に向けて「レリゴー!」じゃなくて、「レッツゴー!」

次は、小口アナウンサーです。

得意な!?料理

稲垣 龍太郎

2014/11/28

先日、北海道で働く大学時代の友人が、「被災地を案内してほしい」と宮城にやってきたので、石巻市と女川町へ、車で一緒に行きました。

他県から来る友人や知り合いを被災地に案内するのは、これまでにも何度かありました。実際に被災地を目にすると、他県から来る人は口を揃えて、
「ここに建物があったの!?」
「もっと元の町に近い状態に戻っているのかと思っていた」
と言います。被災地と全国の温度差を、感じずにはいられません。宮城にいれば当然知っていることでも、全国では知られていないことがたくさんあるのだということを、案内するたびに実感します。
また、私にとっては何度も訪れている場所でも、「あ、女川駅の駅舎の形ができてきた」など、少しずつ変化を目で確かめることができる機会になっています。

今回の写真は、友人を案内している中で出会った「特異」な料理!?です。
マリンパル女川おさかな市場の店舗で販売されている「海鮮ラーメン」。
ワカメ、ホタテ、カキ…
女川や石巻の海の恵みが盛りだくさん。
スープの表面にもその旨みが現れています。
素材の味がそのまま生かされていて、磯の香りのするスープが、冷えた身体に、よくしみました。

こんなにおいしいものが「得意料理」であればいいのですが、残念ながら、そんな腕は持っておらず…
私の唯一の得意料理は「納豆焼飯」なのです。
レパートリー、増やしたいですね。

次は、佐藤アナウンサーです。

運動してますか?してました?

稲垣 龍太郎

2014/11/14

先日、3連休をいただき、九州・宮崎へ旅をしてきました。
車での移動が当たり前の宮崎県までやってきたとき、私は、あることに気がつきました。
まさかの免許証忘れ!?(滝汗)

…仙台に置いてきてしまいました(苦笑)。
この時点で高千穂、霧島連山、日南海岸をはじめとする宮崎市外の観光地、さようなら。
1000キロ以上の道のりを移動してきたのに、こんな結果か…

でも、なんとか充実した旅にしなければ。
私、そんなに多くはない知恵を振り絞って、考えました。

「レンタサイクル+バスツアーの旅」

初日は、自転車を借りて、宮崎市内にある観光地を巡り、総移動距離は、30kmは超えたでしょうか。旅先でゆっくりまったり過ごすはずが、まさかこんなに運動するとは。
夜は、宮崎グルメを堪能しながら、学生時代の友と会って、焼酎を飲み過ぎてしまいました。

2日目は対照的に、日帰り観光バスツアー。
バスに乗っての移動なので楽ちんかと思いきや、訪れた場所で、毎回、出発時間ぎりぎりにバスに駆け込むという運動をしてきました。
それでも、巨人軍もお参りする青島神社、断崖絶壁にある鵜戸神宮、宮崎の小京都・飫肥(おび)と、訪れた場所は、どこも風光明媚で、最高の旅でした。

ただ、ちょっと変わった運動をしたにもかかわらず、美味しいものを食べ過ぎてしまい、体重の増加が気になるところ。
リバウンド阻止に向けて、どげんかせんといかん!!

次は、浅見アナウンサーです。

次へ ≫