アナ・ログ ~アナウンサーリレーエッセイ~

雨の日どう過ごす?

金澤 聡
2024/06/10
休日の雨の日の過ごし方は、お気に入りの喫茶店に開店と同時に入って、実況の準備をして、合間に本を読んでいます。
平日の休みが多く、とくに雨の日の朝は、それほど混雑していないのでお気に入りの席に座ることができます。
コーヒーの香りに包まれた店内にいるとなぜか落ち着くことができて、集中できます。時間が過ぎるのが早く、あっという間にお昼を過ぎてしまいます。

休日の前日の天気予報で雨マークがあると、少し嬉しくなります。遠足の前日みたいに、ソワソワしながらどの本を読むかを思案します。

突然ですが、写真はなんでしょうか?
ご存じの方は、なかなかな旅行好きな方だと思います。

正解は、ベトナムの観光地ダナンのビーチに置かれている “ゴミ箱”です。
親戚が先日、観光旅行に行った際、送ってくれた写真です。
くちばしのところと、後ろに設置してあるかごにもゴミを捨てられるようです。わざわざゴミを捨てにいきたくなるゴミ箱。かく言う私も、わざわざ雨の日に本を読みに喫茶店に出かけているので、似たようなものか…。

次は、下山アナウンサーです。

言葉にまつわる話

金澤 聡
2024/05/27
言葉に関わる仕事をしていますが、
うまくいった回数より、失敗した数の方が断然多いです。

若いときは、
失敗に拘泥しすぎてはいけないと分かっていても、
なかなか払拭できず、落ち込んでしまい、モチベーションが低下して、
また失敗してしまうという負のスパイラルに陥っていたわけです。

そんな自分を見かねて、
ある大先輩がこんな言葉をかけてくれたのを覚えています。

「失敗したらまず報告して謝ること」
「失敗した理由を考えて、同じような失敗を繰り返さないようにすること」
そして、
「それでも失敗したら、深く謝りなさい!」

こっちはこっちで謝罪のスパイラルですが、
言葉で助けられたことも多々あるわけです。

写真は、仙台市内のとある名店のお寿司屋さんのにぎり1人前。
ルーキーだったころ、このお寿司のリポートを担当しました。
一口食べての私の感想。
「いや~、おいしい! 実にうまい!」
これしか言えず、やらかしてしまったと猛省しました。

帰社するなり、大先輩のところに「報告」と「謝罪」へ。
すると、
「うまいものは、うまいんだから、『うまい』っていうしかないよな!」
落ち込んでいる私をフォローしてくれたのか、本音なのか、
真意は分かりませんが、
言葉によって救われたのは間違いありません。

次は、飯田アナウンサーです。

昭和

金澤 聡
2024/05/15
私が生まれた年の出来事。
札幌オリンピック開催、沖縄返還、田中角栄内閣発足、パンダが初来日…。
昭和の出来事です。

今春、息子が中学校を卒業しました。
「第2ボタンを誰かにあげなかったのか?ハハハー」
なんて冗談交じりに言ったら、
息子はきょとんとしています。
「鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしているなーハハハー」
なんてことを言ったら、静止画のように動かなくなりました。
昭和の会話です。

先日、サッカー中継の準備をしている若いディレクターに
「準備はどう?」と聞いたら
『ほぼ終わりました!』と若手が答えたので、
「ほぼブラジルだな!ハハハ―」
なんてことで返したら、ディレクターは
『ブラジルじゃないです』と真顔で答えていました。
昔いたんですよ、“ボボ・ブラジル”という名の
頭突きしかしないプロレスラーが…。
昭和のしょうもないダジャレです。

写真は「スポルたん!NEO」のOA直後に撮ったものです。
私はいつも両手でガッツポーズをしてしまいます。
(※ガッツポーズの名前の由来をご存じの方は、昭和世代です)
気遣いの梁さんは、私のガッツポーズを見て合わせてくれて、
西ノ入アナウンサーも忖度してくれて同じポーズをしてくれました。
ありがとうございます。
ベガルタ仙台の相良選手は21歳。
私も相良選手のような佇まいで写真に写りたいのです。
写真を撮るときピースかガッツポーズをしないといけないと思うのが
昭和世代でしょうか。昭和の団塊ジュニアのみなさんいかがでしょうか。

テーマ「昭和」は私のバブルのような話で最後した。
次からは新しいテーマ、トップバッターは千坂アナウンサーです。

春と言えば!

金澤 聡
2024/04/17
新年度の2024年度が始まりました。
春といえばスタートの季節。
新たな環境でスタートし、新たな気持ちで一歩を踏み出した方も多いのではないでしょうか。素晴らしい門出になることを陰ながら応援しています。

さて、私にとっての春は、読書の春です。
春になると書店に足繁く通います。
書店にいくために時間を作っているといっても過言ではありません。

毎年、新年度になると、新たな知識や見識を注入し、深めることから始める!と決めています。
その知識をどこから注ぎ込むかというと、本からが多いのです。
ですから、私にとっては、新たな知の源泉を求めて書店に通う “読書の春” になるのです。

先日、あるサッカークラブのフィロソフィーに関する書籍を購入しました。
読み進めると、自己啓発やビジネス書に近い内容で、当初求めていたものと全く違いましたが、興味深く読めて人生訓として大変勉強になりました。

ジャンルに関係なく、幅広く色んな本を読むことで知識が繋がり、より深く物事を知ることがあります。
その探求が、春読書の醍醐味で新たな一歩を踏み出すエネルギーになったりします。

本当は、これが1年続けばいいのですが、堪え性がない私は春の嵐で終わるのです、残念ながら…。

【写真】
春休みに福岡から仙台に遊びにきた友人家族にいただいたお土産。
博多土産の定番、明太子おせんべい「めんべい」の梅かつお味バージョン『うめんべい』をいただきました。
太宰府市の梅を使用し、福岡農業高校の生徒と共同開発したもので、かつおの風味とうまみが梅の香りにほのかに包まれて、やめられない、とまらない絶品です!
あっという間に食べてしまいました。
ぜひ、ご賞味ください。

新年度 2024

金澤 聡
2024/04/03
私には息子が2人います。
3月は中学校と小学校の卒業式が同時にあり、
新年度の4月には高校と中学の入学式を同時に迎えます。
別れの3月と新たな出会いの4月を2人同時に経験することになります。
改めて
ご卒業された方、これから入学式を迎える皆さん、
誠におめでとうございます。

ただ、私にとってあまりおめでたくないのがこの季節。
花粉症です。

それにしても、何とかならないものでしょうか。
寛解する特効薬的なものが世の中に出てくることを、
かれこれ30年くらい待っているのですが、なかなか出てこないですね。
一時的に対処する薬はありますが、
これも一日完全に症状を抑えるものではありませんし…。

“放送中は、花粉症の症状なんて一切でません!”
などというプロ根性丸出しな現象などなく、
OA中にマイクをOFFにしてくしゃみを連発しているというのが実状。
プロとしての自覚が足りないのか、精神修行が足りないのかは分かりませんが
とにかくくしゃみがでます。

この季節の卒業式、入学式は、
目が赤く腫れ、鼻をすすっているので、
式の始まる前から終わった後でも、
感極まって泣いていると勘違いされていると思います。

まぁ、季節に関係なく、自分の子供の成長を思うと
急に花粉症を発症することもありますが…


次は寺田アナウンサーです。

東日本大震災13年

金澤 聡
2024/03/19
私には息子が二人います。次男は東日本大震災が発生した2011年に生まれました。小学校を卒業し、この春から中学生になります。この年の宮城県内の出生数は18,062人です。

2011年に生まれた子供たちに震災の認知度調査を行った結果、東日本大震災発生年月日を正確に回答できなかった児童が2割弱もいたという新聞記事を読みました。驚いたのと同時に改めて震災を伝える重要性と責任を感じました。

宮城に存在するプロスポーツチームは、震災発生直後から支援物資の運搬や炊き出しなどの復興支援に携わり、いまでも被災地訪問などの社会活動を通じて震災復興を続けています。

実際には震災を経験していない選手が増えていく中で、被災地チームの存在意義をチーム全体で共有し継承しています。
毎年3月11日午後2時46分に震災で犠牲になられた方へ哀悼の意を表し黙祷を捧げています。

「2011年3月11日」
発生年月日とともに震災の教訓や命の尊さを伝えていきたいと思います。
※写真は、今年の荒浜の海岸です
次は堤アナウンサーです。

最近こんなことしています

金澤 聡
2024/02/27
仙台放送では、3/24(日)まで『ゴールデンカムイ展』を開催しています。
『ゴールデンカムイ』は「週刊ヤングジャンプ」(集英社)に連載されていた漫画です。
明治末期の北海道・樺太を舞台にした金塊をめぐるサバイバルストーリーで、
アイヌ文化も丁寧に描かれています。

この漫画にうちの小学生の息子が夢中…、いわゆる“ドハマり”しまして、
去年の夏、函館で開催の『ゴールデンカムイ』展に行きたいと懇願され
父子ふたりで夏休みに聖地巡礼に行ってきました。

私は単行本全31巻(集英社)を慌てて一気読みしてから函館に向かったので、
内容把握も薄いままの展覧会となりました。
息子が興奮して展示物を凝視している横で、私が適当に相槌を打っていると
そのうち何も話しかけてくれなくなりました。
なんとも言えない虚しさと寂しさを感じました。

そして、今回は仙台での開催!
息子は仙台開催も行きたいということなので、
私にとってのリベンジの舞台がやってきました。
今回は、当然意気込みが違います。しっかり全31巻を熟読して臨みます。
読み返してみると
迫力ある戦闘シーンとスリリングな展開の中に
アイヌの文化と精神がうまく織り交ぜられていて
「生きるとは?」「民族とは?人間とは?」「自然と共存するとは?」など
色んな事を考えさせられます。ユーモアもたっぷり散りばめられているのがミソです。
(“オソマ”ではありません! ※ゴールデンカムイをお読みになっている方にはお分かりになるかと…すいません)

ですから、最近は専ら『ゴールデンカムイ』を読み返しています。
あっ、今回の『ゴールデンカムイ展』は金曜日が「白石吉竹フライデー」ですので
金曜日に行く予定です・笑

次回は、佐藤拓雄アナウンサーです。

寒さの話あれこれ

金澤 聡
2024/02/15
先月、番組で中継するため新潟県村上市に行ってきました。
村上市は新潟県の北端に位置し、山形県に隣接しています。
新潟出身の私ですが、初めて訪れる地域。
仙台からどのルートを通っていくのが最適なのか全くわからなかったのでカーナビで検索しました。
最短・時短ルートと表示されたのは、東北自動車道と磐越自動車道の高速道路での道のりではなく、山形自動車道から国道113号線の一般道経由でしたので、それに従って車を走らせました。
暖冬の影響で山形の一般道の峠に雪はなく、冬の日差しがまぶしい中、山形県南陽市、小国町を通って3時間くらいで村上市に到着しました。

さて、中継も無事終えて、仙台への復路も当然行きと同じルートを選択して帰路に就きました。ところが、穏やかな往路とは一変し、帰りは夜10時近くになって山形の峠で雪が降り始め、気温も低下し路面も凍結し始めました。
夕食を食べていなかったので空腹で気分も低下していた時…、そこは南陽市でした。
南陽市には、辛みそで全国的に有名なラーメン屋さんがあります。雪が舞う寒さの中、もちろん夕食はその辛みそラーメン一択でした。(写真)
辛みがあるので体はすぐに温まりました。

一般道を通って久々遠方へ中継に出かけ、加えてラーメン屋さんが夜の11時まで営業していて、気温が低く寒くなったお陰で、熱々の美味しい食にありつけました。
その後仙台までの車中で、中継した選手がパリオリンピックに出場したことを想像したら
胸まで熱くなりました。
(すみません、寒さの話ではないですね。どちらかといえば、熱さですかね…お許しを…)

次は、飯田アナウンサーです。

試験の思い出

金澤 聡
2024/01/23
大学入試が終わってすぐに普通自動車免許を取得するために自動車教習所へ通いました。
マニュアル車(MT車)かAT(オートマ)車限定の選択は、迷わずマニュアル車にしました。
私が物心ついた時から両親がマニュアル車を乗りこなす姿を見てきているので、至極当然の流れで迷わずマニュアル車を選択しました。いまでも両親はマニュアル車一筋の現役ドライバーです。
年齢も年齢なので、そろそろ運転免許証の自主返納を考えてほしいかなと思っています。

さて、いざ教習所へ通ってみるとマニュアル車で苦労したのは発進時。
(マニュアル車取得の方は分かっていただけるのではないかと思いますが…)
クラッチとアクセルの絶妙な力加減に苦労しました。
クラッチを早めに離すとエンストするし、そうかと言ってアクセルを早めに踏み込めばノッキングするので、この加減を体得するのに手間取りました。
技能試験は発進と一時停止からの発進時には眉間にしわ寄せて額に汗しながら運転していたことは想像に難くありません。それでもなんとか一発でパスして最終的に免許取得にいたりました。

学生の方の多くは、これからがいよいよ試験本番ですね。
体調崩してエンストしないように、そして、緊張しすぎてノッキングしない事を心より願ってオクトパスくんの写真を添付します。
「置くと(試験を)パスできる」とご利益があるそうですので、皆さんの願いが成就しますよう陰ながら祈っています。

次は梅島アナウンサーです。

2024年どんな年に?

金澤 聡
2024/01/11
新年早々心が痛むことが多く
被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。
そして、
震災に遭われた方の1日も早い復興をお祈り申し上げます。


去年の年末、冬至の日に知人からいただいたゆずを風呂に浮かべて湯船に浸かりました。
2024年はどんな年にしようか、年始のこの「アナ・ログ」に何を書こうかと
思案しながらゆったりゆず浴をしました。

この日は、64歳のベテラン監督が率いる
全国出場常連校の県外のバレーボール部へ取材に行った日でした。
取材を終えて挨拶をした後にその監督は、
「この年になってもバレーについて知らないことがたくさんあります。まだまだ学ばなければならないことがたくさんあります。奥が深いし、楽しいものです。生徒たちに感謝しないといけないですね」と穏やかな表情で話されました
聞いていた私も心が穏やかに温まりました。
こういう監督のもとで練習ができる選手たちは幸せだろうなと思いました。

湯船に浸かり、冬至の出来事を反芻しながら思ったのは、
私こそ学ぶことがまだまだたくさんあるので、
今年は、謙虚に学ぶ生き方を志してもいいのかなということでした。
この日は寒波が襲来して冷え込みが厳しかったこともありましたが
新たな年に思いを馳せながらゆず風呂に入っていたら、
想像以上に身体の芯から温まりました。
今年は皆が温まるいい年になるといいですね。
もちろん、財布もですけど…。

(写真)
去年の年始は、ウサギを飼っているという理由から
トップバッターで「アナ・ログ」を書かせてもらいましたが、
さすがに、“龍”を飼うことができませんでしたので
ゆずで表現しました。
色んな意味で温まります、よ、ね…。笑

今年も
仙台放送を何卒宜しくお願い申し上げます。

次は寺田アナウンサーです。