アナ・ログ ~アナウンサーリレーエッセイ~

真冬と言えば

金澤 聡
2018/02/15
真冬と言えば、「雪」です。

『国境の長いトンネルを抜けると雪国であった』(※「雪国」 川端康成)の舞台で過ごした私にとって、真冬と言えば、『雪』です。
雪国生活から離れて、もう27年が経ちますが、それでも『雪』です。

冬休みは、大晦日だろうが正月だろうが関係なくほぼ毎日スキー場に通っていました。
リフト券は毎年シーズン券を購入。
部活は、夏はサッカー部、冬季はノルディックスキー部に所属。
アルペンスキーとノルディックスキーを使い分け、シーズン中は専ら雪上にいたわけです。


仙台に来てからの5年間は、夜勤の前にスキー場、早朝勤務の後はナイタースキー、休日はスキー場と、相当アクティブな冬を過ごしていました。

仙台に来てから23年目の今は、真冬は、専ら『こたつにみかん』です。

誰か、「私をスキーに連れてって!」
確かこんな映画が、私が高校生ぐらいの時に流行ったような…


次回は、佐藤アナウンサーです。

テレビと私

金澤 聡
2018/02/01
生まれたときから、常にテレビは生活の隣人でした。
幼少のころは、茶の間の中心的な存在でした。
当時は、リモコンなどなく、チャンネルを変えるには手動でガチャガチャ回しました。
次に我が家に登場したのは、手動でもボタンをプッシュしてチャンネルを変えるタイプのテレビでした。
いずれにしても、チャンネル権は父親にありました。
父親がよく見ていた番組は、ニュースと世界紀行、動物生態系、そして、映画でした。
それ以外はブラウン管に映し出されることはありませんでした。
当然、学校でテレビのアニメやバラエティーの話には全くついていけませんでした。

中学、高校くらいになると、テレビが一家に1台ではなくなって、2台3台となり家族団らんの象徴ではなく、個人所有型へと変遷をたどっていきました。
チャンネルもガチャガチャ音をたてて変えるものなどセピアに色あせ、座ったまま寝たまま操作できる「リモコン型テレビ」が台頭してきていました。

高校生になると自分の部屋にも、リモコン型テレビが設置され、最後の反抗期を迎えていた私は、過去の父親へのアンチテーゼがあったのか、バラエティー番組やトレンディ―ドラマを見まくりました。

そして今、ガチャガチャ回していた方の人間が、まさか、その画面に映る方になるとは…
人生なんとも不思議なものです。

『部屋とYシャツと私』がリリースされたのが1992年。
ちょうどそのころ私は、「部屋とリモコンと私」だったわけです。

次回は、梅島アナウンサーです。

冬季オリンピック

金澤 聡
2018/01/29
一人のゴールドメダリストに9万2千人の祝福の言葉が贈られました。

4年前の4月。
ソチオリンピックフィギュアスケートで金メダルを獲得した羽生結弦選手の凱旋を祝うパレードが、
仙台市中心部で催されました。
当時19歳。
インタビューでも
誠実に、豊かな表情と言葉で丁寧に答えてくれました。
被災地に寄り添う気持ちも忘れずに…

とてもピュアで賢く、さわやかで、
でも、少しあどけなさが残る金メダリストの奥には、秘めた力強さを感じました。


若葉が芽吹こうとしていたあの季節から4年。
怪我から立ち上がり、青年として帰ってくる舞台が、オリンピックの氷上。

おそらく万全の状態ではないかもしれませんが、
その舞台に立つ姿だけで、勇気と復興への支えになります。

感動には様々な感動があります。
受け取る人によって、千差万別。

今回、リンクの上で一人のアスリートは、どんな演技をみせてくれるのでしょうか。
想像するだけで胸打たれる方もいるでしょう。

さあ、いよいよ冬季オリンピックが始まります。
感動のその時を待ちます。

次回は梅島アナウンサーです。

初○○2018

金澤 聡
2018/01/17
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。


去年、やり残したことがあります。
「うなぎ」です。

やり残したというより、食べ残した、というより、食べ忘れた、いや、食べるチャンスを逸した…
新年早々すいません(笑)
とにかく、「うなぎ」を食べ損ないました。
当然、普通のうなぎではありません。
あのタモリさんも絶賛の福岡の名店、『吉塚うなぎ屋』さんの「うなぎ」です。

去年、仕事で福岡に行く機会があったのですが、バタバタと忙しく、名店に行けませんでした。
福岡の知人から、何度も『絶対に行くべきだ!』とまで言われていたので訪れるチャンスをロスしたのが悔やまれてなりません。

新年一発目の「アナログ」で、食への欲求をぶちまけるのもいかがなものかと思いますが、今年は、初『吉塚うなぎ屋』さんの「うなぎ」を堪能したい!です。

写真は、パンフレットの『吉塚うなぎ屋』さんの「うなぎ」です。


今回のテーマは私でラスト。
次回のテーマは、『冬季オリンピック』高橋アナウンサーからスタートです!

2017年振り返って

金澤 聡
2017/12/24
酉年に別れを告げて、間もなく戌年を迎えます。
毎年師走に思うのは、「1年あっという間」
きょうはクリスマスイヴ。この間ツリーを片づけたばかりのような…

あっという間の2017年は公私ともに、『貴重な体験』をした年でした。
仕事では、マラソン実況など、新たな挑戦が次々やってきて、アナウンサー生活20年を超え新鮮な日々を送りました。

プライベートでは、家族旅行先の海外で、30年に1度の超大型台風に見舞われ、道路は冠水、ホテルは停電、観光客はパニック状態…
日本に帰れるのかどうか、ホテルのロビーでおびえた時間を過ごしました。
そんな中、子供たちが冷静に対応してくれている姿を見て、「大人になったなぁ」と感心した,ある意味貴重な体験でした。

写真の鳥の置き物は、その台風被害に遭った海外で購入してきたもの。これを見るたびに、あの貴重な?体験を思い出します。とにかく家族全員ケガなく、大きな病気もなく1年過ごせたことが貴重な1年になったと思っています。

来年も無病息災、これを祈るばかりです。

今年も1年ありがとうございました。
また来年もよろしくお願い申し上げます。

次回は、梅島アナウンサーです。

贈りもの

金澤 聡
2017/12/15
サンタさんが活躍するシーズンがやってきました。
サンタさんは大変だと毎年思います。

その家々でプレゼントするものが違うでしょうし、兄弟、姉妹でもそれぞれ欲しいものが違いますから。

サンタさんは毎年悩むでしょうね。いま流行っている玩具を贈るべきか、スポーツグッツにするか、それとも、勉強に役立つものを贈るべきか…。

クリスマスを終えた直後から、サンタさんは来年の贈り物に思いを馳せるのでしょう。

我が家にくるサンタさんは、毎年、趣向をこらして色んな所にプレゼントを置いていきます。

ある年は、ベランダの外に置いて、子供たちが見つけるのに苦労しました。

ある年はリビングのカーテンの裏、ある年は、ソファーの下、また、ある年は、ツリーのそばに、ある年は、玄関の外にと、子供たちが探す姿をサンタさんは空から楽しんで見ているかのようです。

今年はどこに置いてくれるのか、悩みます。
あっ、サンタさんの心情の代弁です、あくまで…。

次回は寺田アナウンサーです。

冬支度

金澤 聡
2017/12/06
先月、福島に行ってきました。
冬支度を始めた福島の山をバックに虹が架かっていました。
何か幸運をもたらしてくれそうな気がして思わず写真に収めました。
(写真で分かりますか?)

東日本18都道県の女性ランナー代表9人が、福島路の42.195kmをタスキでつなぐ
『東日本女子駅伝』の中継のため福島に行ってきました。
ランナー9人の構成は、中学生、高校生、大学生、実業団。
特に、次世代の日本長距離界を支える中学生、高校生の躍動感ある走りに
心躍らせながら、毎年中継に携わっています。

東日本女子駅伝だけでなく、私自身、『駅伝』という競技そのものが好きです。
“襷(たすき)”をつなぐことで、個人競技からチーム競技になることが熱中する要因の1つにあります。 

単純に「走る」ということの中に、努力と苦悩、歓喜、そして、ランナーそれぞれに人生をかけたドラマがあって、それぞれの個人にフォーカスすることで、チーム全体が立体的に見えてきます。

陸上で、『スタートラインに立った時にもう勝負は決まっている』なんて言葉をよく耳にします。
先月の東日本女子駅伝で優勝したのは、「千葉」でした。
千葉はレース前日に胴上げの練習をしていたそうです。
スタートした時点ですでに優勝のイメージが完全にできていたのかもしれません。

冬に入ったこの季節が駅伝シーズン最盛。
駅伝観戦に熱中する冬に、心の支度を整えてスタートラインに立っています!

なんの勝負もありませんが…笑

次回は、牧アナウンサーです。

感謝してます

金澤 聡
2017/11/17
史上最大を超える下剋上はなりませんでした。

2010年、プロ野球の千葉ロッテがリーグ3位から日本一を成し遂げたとき『史上最大の下剋上』 と表現されました。

今シーズン、3位に終わった楽天イーグルスは、パ・リーグを制したソフトバンクホークスとのゲーム差が
「15.5」

これをひっくり返して日本一になれば、『史上最大を超える下剋上』 

クライマックスシリーズファーストステージで、2位の西武ライオンズ相手に2勝1敗で制し、まずは下剋上の第一歩踏み出しに成功。

余勢を駆ってCSファイナルステージも1位のソフトバンク相手に2連勝する最高のスタートを切るも、その後3連敗で、『史上最大を超える下剋上』の夢はついえました。

優勝した2013年以降の3年間はBクラスだった楽天が、今年は3位にまで押し上げ、CSの舞台で戦うことができたことは、感謝しかありません。

今年は夢を見させてくれました。来年は必ずや実現してくれるでしょう。

そういえば、日本一になった2013年の優勝パレードのとき、大勢の人で埋まった沿道から聞こえてきた言葉は、「おめでとう」ではなく 『ありがとう』でした。

来年は感謝のパレードができることを期待します。

写真は、ファイナルステージ第5戦の試合前のヤフオクドームです。

次回は、寺田アナウンサーです。

今年のうちに・・・

金澤 聡
2017/10/31
『急いては事を仕損じる』

今年は、「急かせない」「焦らない」「泰然自若」を目標に過ごそうと心に固く決意したはずでしたが、結果は、惨敗に近い状況です。

何か大きな事が迫ってくると、「焦って」しまう自分がいます。不惑を超えて、もう少しどっしりと構えていられないものかと反省しきりです。
なぜ、「焦る」のか。答えは明快です。
日々の準備です。

と、こんなことを考えながらカピバラを見ていたら全てのことが頭の中から雲散霧消しました。

動物から学ぶ、人生の癒し。
私のメンターは、カピバラだった!
恐るべし、カピバラ。

何かに焦っているせいか、文章が支離滅裂です…。
今年のうちに、もう1回動物園にいかないと!

次回は、梅島アナウンサーです。

憧れの人

金澤 聡
2017/10/18
いつも穏やかで、声を荒げたことなど一度もない。
祖父はそんな人でした。

会いに行くといつも頭を優しくなででくれました。
他愛もない話をニコニコしながら聞いてくれました。

祖父は私が社会人になって数年後に他界しました。
葬式に行けず、別れをきちんと伝えることができなかった後ろめたさもあったのかもしれませんが、葬儀費用の半分を持つことにしました。
それでも足りないと自分では思っていました。
それ程までに祖父の存在が、私の人生に大きく影響しました。

でも、なかなか祖父のような生き方はできないものです。
自己啓発に関することに接してもアンガ―マネジメントのことに触れてみても、小さなことで感情が尖ってしまったり、優しくできなかったり…

体からにじみ出るような優しさ、祖父に憧れます。

さわやかな秋空のもと、自分の子供たちが、祖父に撫でられている姿を想像するこの頃です。


次回は寺田アナウンサーです。