2011/08/02
アナ・ログをご覧のみなさま、お久しぶりです。原英里奈です。
およそ5ヶ月ぶりのアナ・ログですが、まずはこの場を借りてご報告です。
私、原英里奈は先月7月末日をもって(株)仙台放送を退社いたしました。
仙台放送のアナウンサーとして走ってきた6年と4ヶ月。スポーツ、情報リポーター、報道、制作、イベントMC、ナレーション…。振り返れば本当に様々な分野を担当させていただきました。
何もできない私でしたが、取材で宮城県内さまざまな所に行き、皆さんから沢山の事を学び、先輩に叱咤激励されながら、伝える喜びに目覚め…
不器用でしたが真心をこめてお仕事をしてきました。
楽しかったこと辛かった事…、思い出があり過ぎて何から書いて良いのか分かりません。ただ文字通り「宮城に育てられた6年4ヶ月」だったと、感謝の思いでいっぱいです。
実家でぬくぬく育った私が、時に悪戦苦闘しながらもやってこられたのは、ここ宮城県、そして仙台放送だったからに違いありません。
いつの頃からか帰省や出張帰りの新幹線から鉄塔を見ると「ああー仙台に帰ってきた!」と思うようになっていました。この街の都会なのにすぐ側には広瀬川や山や海がある何とも言えない住みやすさ、海の幸・山の幸、美味しいお米にお酒、豊かな自然と大好きになった温泉!そして何より、人の温かさに助けられました。
本来であれば地デジ大使として7月24日の地上デジタル放送への完全移行を見届けて卒業するはずでした。しかし、3月のあの大震災。一夜で全てが変わりました。
犠牲になった方々のご冥福をお祈りすると共に、今も避難所生活をされている方々、復興へ向けて闘っている方々の一助になれば…と仕事をしてきました。
今後は宮城を離れ、実家のある東京でフリーランスで仕事しながら復興に向けて歩んでいる皆さんのお役に立てるよう、精進していきます。
宮城はもちろん、1つの国に生きている私達ですから絶対につながっています、負けません。そして「ともに」笑顔の輪を広げていきましょう。
微力ながらお役に立ちたいと思っています。
本当にありがとうございました。
2011年7月末日
原英里奈
さて続いては、期待の新人★稲垣龍太郎くんです。