アナ・ログ

水無月

飯田 菜奈

2012/06/13

先週土曜日、6月9日に宮城県も梅雨入りしました。平年より3日早く、昨年より12日早い梅雨入りです。

さて、この時期になると家族の話題に上ることが一つ。
「昔、カタツムリを飼っていたねー」
私が小学校低学年だった頃、おそらく学校の理科の授業で、カタツムリについて勉強し興味を持ちました。
当時は、バッタやカマキリ、セミ、トンボといった昆虫が大好きで、よく父と虫捕りにでかけていたのです。(今となっては、昆虫は大の苦手ですが…。かつての自分はどこへやら。笑)

父に、「カタツムリを飼いたい!」と話した翌日、プラスチック製の虫かごに、60匹ぐらいの大量のカタツムリを入れて父が帰宅。父の会社に入っていた庭師の方が、私のためにと頑張って集めてくださったとのこと。

母はもちろん、カタツムリが欲しい!と言っていた私もその量には驚き、「き、気持ち悪い~!!」と。

近所に住んでいた友達に分けてあげたり、庭の草木に戻したりして、結局3、4匹だけを飼ったような記憶があります。

餌として、ニンジンなどの野菜をあげると、ちゃんと食べてくれたので、かわいくなって…結局どれぐらいの間飼っていたのかは覚えていないのですが、しばらく家族でカタツムリを観察していました。

今でも父は、カタツムリの生態がよくわかって面白かったよね~と話します。私以上に父が、楽しんで世話をしていたのかもしれません…。笑

最近は、あまりカタツムリを目にしなくなった気がします…。紫陽花が見ごろを迎えた頃、久しぶりにカタツムリを見つけに行ってみようかな。宮城の中で紫陽花を見に行くとしたら、どこが良いのでしょう?お勧めの場所などがあったら教えてください!

※写真は、会社で使っているカレンダーです。こんなところに、カタツムリを発見!!

明日は、柳沢アナウンサーの登場です。

若葉の頃に思う事

飯田 菜奈

2012/05/25

東京スカイツリーがいよいよオープンしましたね。

先日、仙台に遊びに来てくれた母が、「新幹線に乗る前に、こんなものを見つけたの」と、写真のキャラメルを買ってきてくれました。

東京は、東京スカイツリーのオープンで盛り上がっているようです。

今年の春は、銀座にユニクロやg.uがオープン。お台場にはダイバーシティ東京が、渋谷には渋谷ヒカリエがオープンするなど、東京には次々と新名所が誕生しています。

オープン!やリニューアル!という言葉を聞くと、つい、ウズウズして行ってみたくなってしまうのですが、東京スカイツリーに入れるのは相当な強運がないとチケットが手に入らないので…もう少し先かな。今月始めに、渋谷ヒカリエとダイバーシティ東京には行ってみたのですが、平日でも大賑わい。ものすごい人出でした。

若葉のころに思うことと言えば、やはり、いろいろなところへお出かけしたい!ということでしょうか。
京都にオープンした水族館も行きたい!
以前、「あらかし」で紹介した盛岡旅行へも行きたい!(新名物、南部生パスタを食べに…。)

アクティブになりますね。
梅雨入りする前に、たくさんお出かけしたいと思います。

明日は、広瀬アナウンサーです。

五月晴れ

飯田 菜奈

2012/05/15

外を歩くのがとても気持ちの良い季節。
暑くもなく、寒くもなく、道端や公園に咲く草花を眺め、春の風を感じながらのお散歩は良いですよね。そろそろ紫外線対策のことも考え始めないといけませんが…。

外を歩いているとき、ふと頭の中をよぎる言葉があります。就職活動真っ最中だったころ、友達に言われた言葉。

「下を向いて、地面を見ながら歩いちゃだめだよ。上を向いて歩かないと!ほら、空を見上げながら!」

その時の私は、まさに、自分の将来進む道に悩み、採用面接を受けても思うような結果がともなわず、どうすればいいのか思い悩んでいました。悩んだり、考え事をしたり、自信をなくしたり…そんな時、つい下を向いてしまいますよね。

「もっと前向きにならないと!」

友達に言われて、空を見上げた瞬間、思い悩んでいた気持ちがフワッと軽くなったような感じがしたのを覚えています。
それ以来、下を向いて歩かなくなった…とまでは改善されていませんが、気持ちが沈んでいるときでも、顔を上げて歩くことを意識しています。

大事なことを教えてくれた友達に感謝しながら、今日も歩いて通勤です。

明日は、入社してから2週間も経たないうちにテレビデビューを果たした新人小口アナウンサーです。

2012年 春

飯田 菜奈

2012/04/24

今年の春、注目の色は「シャーベットカラー」と聞いていましたが、実際に洋服屋さんに行くと、明るく、淡い、綺麗な色のお洋服がズラリ…!!! 4月に入ったので、シャーベットカラーを取り入れた春色のお洋服を着てお出かけしたいなと思いつつも、寒さにはかなわず…。ついつい、おしゃれよりも寒さ対策を重視してしまっていた私です。

そんな矢先、写真のイヤリングを見つけました!淡いグリーンとオレンジ色がさりげなく目立つイヤリング。
お気に入りです。
これなら、気温に関係なく今年の流行色を取り入れられるかしら…なんて。

仙台でもようやく、先週の18日に桜の開花が宣言されました。開花したとは言え、先週末も肌寒い日々が続いていましたが、やっと今日あたりから気温も上がり、仙台市内各地の桜も見ごろを迎えそうです。去年よりも6日遅い開花ということですが、そのおかげでゴールデンウィークもまだまだお花見楽しめそうですね!! 春色のお洋服を着て、私もお花見に行きたいです。

明日は、この春から本格的なダイエットに励んでいる稲垣くんです!

新たなスタート!

飯田 菜奈

2012/04/10

先月末に、大阪に住む親友から葉書きが届きました!

もうすぐ春になるから、何か新しいことを始めようと思って・・・ 
この秋で2歳になる息子くんと一緒にスイミングスクールに通うことにしたとのこと。

結婚し、出産してからは育児に専念してきた親友。
出会ったころから天真爛漫で、彼女と過ごす時はいつもケラケラ笑いあっていました。
前向きで頑張り屋さんの彼女からは、育児が大変!などといったネガティブな言葉は聞いたことがありません!

親友も新しいことを始めようとしているので、私もこの春から何か始めようと思い、ホットヨガに挑戦することにしました!

一人暮らしを始めてから3年が経ち、ようやく毎日の生活にも慣れてきたところですし・・・。

体を動かして汗を出し、自分自身とゆっくり向き合う時間が持てたらいいなと思っています。
大学生のときは好きだったスポーツジムにも最近通えていなかったので・・・。体が怠けてしまう前に、運動して鍛えていかないと!!

明日は浅見アナウンサーの登場です!

ともに(3)

飯田 菜奈

2012/03/28

3月11日。
皆さんは、どのように過ごしましたか。

テレビでは連日、震災当時や直後の映像が流れていましたが、正直、見るのがつらく感じたという方も多かったのではないでしょうか。

震災からちょうど1年。
大切な人と一緒に過ごした人、いつもと変わらない日曜日を過ごした人、各地で行われたイベントにお客さんとして見に行った人、出演した人。仕事をしていた人。心のどこかで震災のことを考えながら、思い思いに過ごしたことと思います。

私は、報道の取材班と一緒に仙台市の慰霊祭に行きました。その後、勾当台公園で行われたキャンドルナイトにも取材に行きました。

日が暮れるとともに、気温が下がり、小雨の降る中、あたたかみのあるキャンドルが並べられ、『ありがとう』の文字が浮かびあがりました。写真はそのとき撮ったものです。

東日本大震災。多くのものを、私たちから奪いました。でもその一方で、人は一人では生きていけないと強く思い知りました。
いろんな人に助けられて、助け合いながら1年を過ごしてきたと思います。

心配してくれた人、物資を送ってくれた人、炊き出しをしてくれた人、心の支えになってくれた人、泣きたいときに肩を貸してくれた人・・・
これから先何年経っても、感謝の気持ちを忘れることなく、3月11日を迎えたいと思います。

これまで、3回にわたって【ともに】というテーマでアナログを書いてきましたが、明日からは新テーマとなります。トップバッターは、柳沢部長です。

ともに(2)

飯田 菜奈

2012/03/06

もうすぐ、震災からちょうど1年です。
3月11日。

私たちからたくさんのものを奪い取った東日本大震災。

あの日を境に、一人一人の生活、考え方、生き方・・・変わったものが、たくさん。

先月、私の父方の祖父が天国へ旅立ちました。
85歳でした。1年と数か月の間、入退院を繰り返していて、最後に一緒に食事に出かけ、ちゃんと話ができたのはその前になります。

兄弟が多かった祖父。その、祖父の弟さんや妹さんも葬儀へ来てくれました。

私が仙台で仕事をしていることを知っていて、
震災の日、津波を目の当たりにした体験を話すと、
「アナウンサーの仕事やめられないね。震災の体験を“伝える人”としての使命を担ったね。語り継いでいかないと。」
と言われました。

祖父に見た目や雰囲気がよく似ている、祖父のご兄弟。
兄弟なので当たり前かもしれませんが・・・。

もし祖父が生きていたら、きっと同じことを言うだろうな・・・。

そう思いました。

その“使命”を果たすべく、生きていかなくては・・・と思います。

明日は、柳沢部長の登場です。

ともに(1)

飯田 菜奈

2012/02/21

先日、山口県に住む友人が宮城に遊びに来てくれました。大学時代のサークル仲間、今では新聞記者の仕事をしています。
大学卒業後、すぐに結婚し、今や一児のパパ。年末年始休の長期休みがやっと取れた!ということで、家族三人ではるばる山口県から来てくれました。

宮城に来た一番の目的は、あるご夫婦に会うためだとか。というのも、震災後、去年の5月上旬でしたでしょうか、取材の応援で山口県から派遣され、数週間、宮城に滞在していました。

仙台市内の宿に泊まり、連日、車を運転し、石巻を中心に被害の大きかった場所に取材に行っていました。そんな中で出会い、親しくなったご夫婦との約束。

「また、会いに来ます。今度は家族を連れて…。」

まだ1歳にならない男の子を連れて、再び宮城に来てくれました。レンタカーを借りて石巻に向かい、無事に再会できたそうです。

そんな石巻帰りの3人と、立ち話程度になってしまいましたが私も仕事の合間をぬって会うことができました。

「休みが終わったら、来週からはまた激務だ~」と嘆く彼。貴重な休みを使って、わざわざ来てくれたことが嬉しかったです。一人でも多くの方が宮城に足を運んでくれることを願っています。

そして、震災を通じて生まれた“出会い”がいつまでも、大切なものとして続きますように…。

明日は佐藤拓雄アナウンサーです。

寒い日が続きますが3日は節分4日は立春…もうすぐ春ですね!

飯田 菜奈

2012/02/02

2月4日は立春、暦の上ではもう”春”です。
そこで、今日からは「もうすぐ春ですね」という新テーマで書いていきます。

でも実際は、まだまだ春が近づいているとは思えないほど、毎日本当に寒いですよね。
仙台市内でも、最低気温が連日氷点下。週間予報を見ても、雪マークがついている日が多いですよね。
まさに冬本番。一年で一番寒い時期にさしかかっているのが、現状です・・・。

そんな立春の前日、2月3日は節分。
冬から春へと移り変わる節目に、邪気をはらって福を呼び寄せる行事が各地で行われます。

先週の【あらあらかしこ】内でも、各地で節分祭が行われるとの情報をお伝えしましたが、私が一番びっくりしたのは、宮城県護国神社の節分祭です。

なんと!豆まきの時に仙台名物の「笹かまぼこ」や「萩の月」、「牛タン」なども、福物としてまかれるとのこと。豪華!私も行きたい!!と思ったのが正直なところ(笑)。

節分。子どもの頃、私の家では家族で豆まきをしていました。年の数だけ、豆を食べていました。でも、何より楽しみだったのが、地元の神社で行われる節分祭に行くことでした。お目当ては、福物としてまかれる「お菓子」や「カップ麺」、「福銭」。袋の中に鉢植えがもらえるという当たり券が入った”豆”もありました。福物がまかれる瞬間は、子どもながらに精一杯背伸びをして手を伸ばし、また地面に落ちたものを拾ったりと・・・それはもう相当な集中力で福物をキャッチしようと頑張ったのを覚えています。

豆まきが終わった後は、友達同士でとったものを見せ合ったり、交換したり。あまりとれなかった時は悔しい思いも。興奮覚めやらぬ状態で、帰路についていた思い出があります。

明日は節分。
残念ながら勤務の都合上、護国神社には行けませんが(笑)、除災招福の意を込めて、家で豆まきをしようかなと思います。「鬼は外!福は内!」

宮城に福が来ますように・・・。

明日は、佐藤拓雄アナウンサーです。

あの日あの時一番役立った物は?

飯田 菜奈

2012/01/31

地元の神社に初詣に行った際、「身まもり笛」というものを見つけました。緊急時、助けを求めたくても肉声では相手に聞こえないという状況では、きっと笛が役立ちますよね。
映画「タイタニック」のワンシーンの影響を受けすぎかもしれませんが…笑

その上、これは笛だけではなく“お守り”も付いているので、身の危険にさらされた時に本当に私のことを守ってくれそうな気がします。でもその前に、笛で助けを呼ばなくてはいけないような場面に遭遇しないで生きていけることを願いたいですが…。

さて、東日本大震災が発生したあの日一番役に立ったものは、“たまたまかばんの中に入れていた食料”です。
アナログ内で何度も書きましたが、私は津波から避難した先で、一夜を明かしました。一歩も外へ出られない状況で、時間だけが一刻一刻と経過し、この先どうなるのかわからない…。そんな状況で、とにかく生きるために必要になってくるのは“食べ物”と“飲み物”でした。その二つが手に入らないと、人間は不安で不安でたまらなくなる…というのも実体験から感じたことです。

だからといって、どこに行く時もおにぎりや菓子パンと、水とお茶と…を持ち歩くべき!とは言いません。私も、あの時はちょっとしたお菓子とのど飴しか持っていませんでした。

クッキーでも、チョコレートでも、飴やガムでも、何かちょっとつまめるものをかばんに忍ばせておくと、いざというときに空腹をしのげると思います。そして精神的にも、少し落ち着けると思います。あまりかさばらず、かばんが重たくならない程度に…。

明日は、林アナウンサーです。

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