柳沢 剛
2011/08/01
東日本大震災で被災された方々に、謹んでお見舞い申し上げます。
ご無沙汰しております。
久しくお休みさせて頂きましたこの「アナログ」を、今月から再開させて頂きます。
とは言え、県内で9,300人以上の方が亡くなり、2,400人以上の方の行方がいまだ分からず、以前厳しい生活を強いられている方がたくさんいる中、私たちは、この場でどんな事を伝えられるのか?どんなことを書けばいいのか…?
仙台放送アナウンス部の中でもこの「アナログ」の再開に関して意見が分かれています。
現場の惨状を取材すればするほど、私的な文章を書くと言うことが怖くなります…。
しかしこのまま何の挨拶も無いまま、フェイドアウトしていいのか?
続ける責任があるのでは?
様々な意見を頂いています。
何をどう書くか…?
考えれば考えるほど進めなくなってしまいます。
いつなら復活していいのか?
いつなら復活出来るのか?
10人いれば10人の意見が出てきます。
「何のために、誰に向かって、何を書くの?書けるの?」様々な質問も出て、皆で考えました。そんな中、たくさんの方から再開の要望も頂きました。ありがとうございます。
その声に応えようと思います。アナウンサー全員が、今まで通り書けるかどうかは分かりません。日々の思いを徒然なるままに…。そんな文章になってしまうかもしれません。申し訳ありませんが、お許し下さい。
それぞれの思いがあります。しかし、仙台放送アナウンス部として、兎にも角にも「前に向かって」再開します。暖かい目で見守って頂ければ幸いです。
なにとぞよろしくお願いいたします。
2011年8月1日
仙台放送 アナウンス部長 柳沢剛
そして、アナログ配信停止の期間中に、仙台放送アナウンス部のメンバーも変わりました。4月から稲垣龍太郎アナが仲間に加わりました。4月いっぱいで早坂アナが退社し、現在東京でフリーで頑張っています。そして7月いっぱいで原アナウンサーが退社することになりました。
6年間の感謝を込め「原英里奈アナ」から皆様への挨拶でこのアナログを再開いたします。
再開最初のテーマは、仙台放送のキャンペーンテーマ「ともに」です。
では原さん!よろしくお願いします!!
そして…
長い間 本当にお疲れさまでした。