2007/04/26
さくらは見て楽しい、食べて美味しい。真っ赤に染まった花弁は脂少なめ。臭みもなく、口の中でとろけるような柔らかさ。にんにく醤油で頂く刺身はまた格別、至福の時を過ごせます。はい、馬肉のことですね。
なぜ馬肉のことを『さくら』と言うのか。
山桜が“花”より先に“葉”を出すことを、“鼻”より先に“歯”がある馬にかけて『さくら』という説。
4月から5月頃の桜の咲く季節が食べ頃だからという説。
色々謂れはあるようですが、今のところ切ったときの肉の色が桜に似ているからというのが通説だそうです。同じように猪は『牡丹』鹿は『もみじ』鳥は『かしわ』と言われていますね。
皆さんは『さくら』、好きですか?結構僕の周りには嫌い、とまではいきませんが進んで食べる人はいません。競馬フリークの知人に『馬を食べるなんて信じられない!かわいそうだ!』と怒られたこともありました。そんなこと言ったら牛肉も豚肉も食べられないですよねぇ。
食わず嫌いや苦手な方には是非、熊本で本場の馬刺しを食べることを勧めます。特に、馬のレバー刺し!これはホントに絶品!レバーは世界で唯一嫌いな食べ物ですが、生まれて初めて美味しいと思いました。牛を越えた瞬間です。もっとポピュラーにならないかなぁ。2年前くらいにジンギスカンが流行った時期がありましたが、馬肉ブームが起こらないか、密かに期待しています。
結局食べ物の話になってしまいましたが、次の方はきっと植物の『さくら』の話をしてくれることでしょう。どうやらさくらの魅力、楽しみ方を熟知されているようです。乞うご期待!