梅島 三環子
2025/03/06
今年も3月11日が近づいてきました。
今日からテーマは「東日本大震災14年」です。
写真は先月撮影した、「がんばろう石巻」の看板です。
この日も風が強くとても寒く感じられました。
被災地に立ち、この強風と寒さを感じると、あの日被害にあった方々はどれほど寒くそして恐ろしかったことだろうと考えさせられます。
復興どころか、復旧すら想像できなかった震災直後。
沿岸部の光景は、今も目に焼き付いて離れません。
避難所で聞いた、家族を探す声。今も忘れられません。
時間の経過とともに薄れる記憶もありますが、何年経っても鮮明に覚えていることもあります。
今年は3月11日を前に、石巻市門脇地区で被災し10日目に救出された当時16歳の男性を取材しました。
避難しなかった後悔を胸に、彼は今もあの日の出来事を事細かに語り続けています。
自戒の念を込めて語ることで、次世代に「命を守るためのバトン・知識」をつなぎたいそうです。
命を守るためのバトン。何年経ったとしても、このバトンだけはつなげていかなくてはなりません。
明日は、堤さんです。