金澤 聡
2025/05/26
一番思い出に残っている修学旅行は、
中学のときの「奈良・京都」へ行った修学旅行です。
といっても、もう40年近くも前のことになりますね。
時の経過とともに、色んな記憶が色薄れセピア色なり、
中には忘却してしまったものも数多くありますが、
修学旅行で1泊修行経験したことは、いまでも鮮明に覚えています。
京都の比叡山延暦寺で修行しました。
当時は、中学最後の折角の修学旅行で修行って…と思っていたのも覚えています。
座禅で足がしびれ、ふらつくと「警策(けいさく)」で肩を叩かれた経験もしました。
青色吐息の修行体験でしたが、感心したこともありました。
食事中は当然、私語は禁止、音を立てて食べてもいけません。
ただ、食事の最後にある作法がありました。
お茶碗にお湯を注ぎ、
漬物の「たくあん」でお茶碗の内側についていたお米を拭き取るように取り除き、
きれいにしてから、たくあんを食べ、最後にお湯を飲みこんで、合掌。
洗剤を使わなくても鏡のように反射するお茶碗を見たときに、心がスッと落ち着きました。
いまでも「たくあん」を見ると、当時のことを思い出しますので、
良い体験だったのかもしれませんね。
写真は、先日、小学時代の恩師が、奈良に旅行に行ったときに送ってくれた
「東大寺」の写真です。
修学旅行で行ったかどうかは…、残念ながら覚えていません。
唯一覚えているのは「たくあんで茶碗拭き」です。
今回のテーマは私が最後。
あすからは、「懐かしの味」がテーマです。
飯田アナウンサーからスタートです!