堤 勇高
2025/03/07
先日南三陸町にある「農漁家れすとらん 松野や」を取材しました。
お店は今年で73歳になる松野三枝子さんが切り盛りしており、新鮮な海鮮をつかった料理やどこか懐かしさを感じる料理のほか、「デカ盛り」メニューでも人気です。
例えば、写真は先日いただいた松野やのから揚げ定食です。
から揚げの個数も大きさも味も大満足の一品でした!
お店を営む松野さんは普段非常に明るく、パワフルで、お店に行けばこちらも元気をもらえるような雰囲気があります。
しかしこれまでの人生の中では、「余命無し」とまで宣告された末期がんを克服し、東日本大震災当日は入院していた病院の屋上に避難して間一髪で津波被害を免れた経験を持ちます。
「命の危機」を2度乗り越えた松野さん。
そんな松野さんに取材の中で「伝えたいこと」を聞くと、ぐっと力を込めるような口調で「災害や事故にあっても、命を大切に、とにかく生きること。生きていれば夢もかなうし様々なことに出会える」と話していました。
末期がんと震災を乗り越えた松野さんが言う「とにかく生きる」には本当に重みがあると思ったと同時に、「とにかく生きる」は、やはり震災の教訓の根本だと感じました。
いままで取材や放送の中で、多くの方の教訓を伺ってきました。
「どう逃げるか」「どう備えるか」など、それぞれの経験によって様々な教訓があると感じます。松野さんと全く同じ思いの方も、時が経つにつれ変化している方もいると思います。
そのどれもが非常に貴重で、受け継がれなければなりません。
その上で、ほとんどの教訓は「災害時に生きる・生き残る」ため、その前提を忘れてはいけないと思いました。
災害時にどう行動するべきか、どう備えるべきか、有事平時問わずお伝えする機会も多いですが、その前提には生きる・生き残ることがある。
あくまでもそこにつながるように、日々の放送からお伝えしなければいけないと再認識した取材となりました。
次は伊藤アナウンサーです。