アナ・ログ

まつり

千坂 紗雪

2023/08/02

毎年、実家の向かいの神社で祭りが開かれるのですが、
小学6年生のとき、この祭りで今後につながる気づきを得ました。

祭りでは、地区の小学生が出し物をするのですが、
わたしたちのチームは
当時流行していた「マルモのおきて」の主題歌
「マル・マル・モリ・モリ! 」の踊りを披露することに。
練習の甲斐あって本番は無事終了し、
会場は温かな声援に包まれました。

しかし、次のチームの曲が流れると、
会場の雰囲気が一気に変わりました。
「テ~レ~テ~レ~テ~~~~~UFO♪」
披露されたのはピンクレディーの「UFO」
上の世代にはドストライクの選曲で、
観客の皆さまは「懐かしいねー」と顔を見合わせながら盛り上がり、
中にはノリノリで一緒に踊る方も。

その光景を見て、気づきました。
”何かをする時は、相手のニーズを考えるんだ”と。
それからは、カラオケでもなんでも
相手に合わせて披露するものを選ぶよう心がけるようになりました。
教訓です。

写真は「かける」のロケで仙台市泉区長命ヶ丘に行ったときの一枚です。
町のシンボル「愛の鐘タワー」と大きなケヤキの木とともに。
爽やかな気持ちになりました。

このお題はわたしで最後です。
次回からは「暑い日のお供」、寺田さんからです。

夏と言えばこの曲!

千坂 紗雪

2023/06/30

夏の曲と言われて一番最初に「夏祭り/Whiteberry」が思い浮かびました。
この曲と一緒に思い出したのが、宮城県登米市の長沼フートピア公園で開催されていた花火大会「ふるさと花火in長沼」の風景です。

この花火大会に小さいころによく家族で行っていて、自然湖沼の長沼から打ち上げられる迫力ある花火にうっとりしていました。公園内は広々としていて、駐車場から花火会場まで少し距離があったのですが、向かう道中のスピーカーから繰り返し流れていて、打ち上げられる直前も流れていて、とても思い出に残っています。

夏になると各所で流れてくるこの曲。
街中であっても、テレビの前であっても、無条件で夏の長沼の花火を思い出します。

写真は、愛媛県宇和島の海産物を取り扱った物産展でいただいた宇和島産のマダイがのった海鮮丼です。身がしまっていて脂ものっていてとても美味しかったです。

次は金澤さんです。

気分が上がるお弁当

千坂 紗雪

2023/06/23

母の創作弁当の「クロワッサンド」が好きでした。

「クロワッサンド」は市販のクロワッサンにハムやチーズ、レタスがサンドされていて、
バターのきいた甘めのクロワッサンにハムとチーズの塩味、レタスのシャキシャキ感がバランスよく、絶妙な美味しさです。

高校時代は母が毎日弁当を作ってくれていて、わたしはパンが好きなので、よくサンドイッチを作ってくれていたのですが、ある日、朝起きたらサンドイッチケースにクロワッサンが詰められていました。
「これなに?」と母に聞いたら「クロワッサンド」と言われて「おお!ネーミングセンスいい!」と感動した記憶があります。

母に「クロワッサンド」創作の背景を聞いたところ、毎回普通の食パンだと飽きるかなと思ったのと、クロワッサンだとちょっとおしゃれな感じかなと思ってとのことでした。
言われてみれば、ロールパンやベーグル、胚芽入り食パンでサンドイッチを作ってくれていました。
色々工夫してくれて、飽きの来ない弁当を作ってくれてありがたいです。

写真は、自分で作った「クロワッサンド」です。
1つ1つボリュームがあって腹持ちしますし、食べきれなくてもおやつとして食べられるので、そこも好きなところです。

次は佐藤拓雄アナウンス部長です。

学生時代のアルバイト

千坂 紗雪

2023/05/31

学生時代は学校や部活が休みの日に、よく単発アルバイトをやっていました。

サービスエリアのレジ打ちやソフトクリームの販売、ベルーナドームのスタッフ、等々力競技場のグッズ販売員、焼き鳥屋、模試の試験監督、塾講師などなど。
どの仕事も色々なところに行って色々な人と交流ができたので楽しかったです。

特に覚えているのが等々力競技場でのグッズ販売です。
その日は川崎フロンターレのホームゲームの日で、わたしはフロンターレのマスコット・ふろん太くんのぬいぐるみを販売していました。
数人で販売していたのですが、大声のリーダーに感化されて、わたしも「ふろん太くんのぬいぐるみ販売中でーす!!!」と大声で販売し続けました。
結構売れました。

あのリーダーのやる気に満ちた顔とふろん太くんを連呼したあの日は忘れられません。

写真は1か月前くらいに取材で鳴子こけしの絵付け体験をしたものです。
名付けて「千坂紗雪こけし」世界に一つだけのこけしが出来上がりました。

次は高橋咲良アナウンサーです。

旅あれこれ

千坂 紗雪

2023/05/24

日本だと北海道、海外だとロサンゼルスに行きたいです。
目的はどちらも野球観戦です。

まず、北海道日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールド北海道」。
シーズン前の初練習の風景を日ハムの公式YouTubeチャンネルで見たとき、選手たちのプレーがいつも以上にかっこよくドラマチックに見えて、生でプレーしている姿を見てみたいと思いました。
試合だけでなく、周辺の複合施設なども楽しみたいです。

そしてロサンゼルス・エンゼルスのホーム球場「エンゼルスタジアム」。
WBCでの大谷翔平選手の活躍を見てから、人生で一度でいいからメジャーリーグでの大谷選手のプレーを見てみたいと思いました。
せっかくならダルビッシュ有投手、ヌートバー選手、吉田正尚選手、鈴木誠也選手のWBC戦士との直接対決が見てみたいです。

北海道旅行はまだ叶えやすい旅だと思うので、今年来年で行けたら嬉しいです。
アメリカ旅行はいつ行けるか分かりませんが、それまでにメジャーに詳しくなって熱を高めます。

写真は、東北みやぎ復興マラソン応援番組「かける!」の撮影中の1枚です。
去年に引き続き番組ナビゲーターを務め、大会を紹介していきます。
「かける!」は毎週(日)21:54~22:00放送中です。
みなさまぜひご覧ください!(仙台放送のみ)

次は飯田さんです。

お茶の話

千坂 紗雪

2023/04/19

きょうからは新しいお題です。
「夏も近づく八十八夜~♪」と『茶摘み』の歌にある”八十八夜”が5月2日ということで、「お茶の話」をしていきます。

わたしが”お茶”と言われて一番に思い出すのが、実家でやっていた「お茶出し係」です。
実家に親戚が集まったとき、祖母の手伝いとして、よくお客さんにお茶を出す係を率先してやっていました。

お茶やお茶請けの準備など、最初は自己流でやっていましたが、祖母がいろいろアドバイスをしてくれました。

「少しずつそれぞれの湯呑にまんべんなく注ぐ」
「お茶請けは見栄えがいいように並べる」

小さな工夫ですが、このこだわりが”おもてなしの心”なのだろうなと今になって気がつきました。

そのうちお茶出しが板についてきて、たくさん注ぎたい意欲で「おかわりいりますか?」としつこいくらい聞いていました。

一段落ついたら、自分もお茶をたしなみます。
自分の湯呑には一番濃くて美味しい最後の一滴を必ず注いで、大好きなウグイス豆の甘納豆を確保して、一服。
お茶飲みは時間を忘れてゆっくりできるような気がして、心地よかったです。

写真は、先日実家に帰ったときに撮影したものです。
この日はどら焼きをお茶請けに、久しぶりに一服してきました。

次は梅島さんです。

子どものころに読んだ本

千坂 紗雪

2023/04/13

この春でアナウンサー2年目となりました。
これからもよろしくお願いします。

わたしはこどものころ『しろくまちゃんのほっとけーき』が大好きでした。

しろくまちゃんがホットケーキを作るというシンプルな絵本ですが、シンプルな中に温かみがあふれている本だったと懐かしく思い出します。

特に頭に残っているのが、ホットケーキが焼ける工程が擬音とともに紹介されているページです。
焼けてくるときの「ぷつぷつ」、ひっくり返すときの「しゅっ」、ひっくり返した後の「ぺたん」など、シロクマちゃんがちっちゃな手でホットケーキを焼いている様子が、頭のなかで想像できる感じが好きでした。
まんまるく焼き目が描かれていたのも印象的です。

今でもホットケーキを見ると、温かくて、優しくて、可愛らしいと「特別な食べ物」のように思えます。
それは、この本の影響がとても大きいです。

仙台市内の図書館で借りられるかなと思って調べてみたら、どの図書館でも貸出中になっていました。
今も多くのこどもたちが、わくわくしながら読んでいるんだろうなと想像するだけで、心が温まります。

写真はおやつのホットケーキです。
ホットケーキを食べるたびに、しろくまちゃんを思い出して温かい気持ちになります。

次は下山さんです。

ホワイトデー

千坂 紗雪

2023/03/27

ホワイトデーにもらったもので一番嬉しかったのが、高校3年生のときに父からもらったチョコレートです。

それまでも、父はスイーツを買ってきてくれることがあったのですが、この年は、わたしの大好きなキャラクターのムーミンのチョコレートを買ってきてくれました。
数量限定で販売していたようで、あまりのパッケージの可愛さと、特別に買ってきてくれるなんて!というサプライズ感で、今までもらったどんなお返しよりもテンションが上がったのを覚えています。
缶入りのチョコレートだったので、今でもその缶はアクセサリー入れとして使っています。

このことをアナ・ログで書こうと決めて、父に一応連絡をとったら、開口一番「覚えていてくれてありがとう」と言われました。ありがとうを言うとしたらわたしなのにと思いつつ、その言葉になぜだか心が温まりました。
特別な日にもらう物もうれしいけど、なんでもない日の感謝の言葉も同じくらいうれしいんだと考えさせられました。
普段から些細なことでも「感謝の思い」を伝えていこうと思います。

写真は、先日、母から送られてきたムーミンのチョコレートです。
アナ・ログの内容を知らせる前、しかもムーミンのチョコレートだったので驚きました。
あらためて両親に感謝です、ありがとう。

次は寺田さんです。

東日本大震災12年

千坂 紗雪

2023/02/27

きょうからのテーマは「東日本大震災12年」です。
今年の3月11日で東日本大震災は12年となります。
あらためて、あの日に思いを馳せて、気持ちをつづっていきます。

12年前、私は宮城県大崎市で被災しました。
震度6強を観測した大崎市ですが、内陸部なので直接的な被害は免れました。ただ、被災後、衛生面でとても苦労した記憶があります。

私の住んでいた地域はライフライン、特に水道が復旧するまでに時間がかかりました。
復旧するまで給水車が来ていましたが、もらえるのは飲み水として使う分のみ。風呂にはずっと入れずで、だんだんと気分が沈んでいきました。

そのような中、母が大量の水を復旧していた親戚のところからもらってきてくれました。
ゴミ袋いっぱいに何袋分ももらってきた水を、少しずつキッチンで沸かしてお風呂場へ。
これを何十回も繰り返して、ようやく、久しぶりにお風呂にありつけました。お風呂でゆっくりとはいかず、結局ささっと体を洗うだけでしたが、とても気持ちよかったことを覚えています。

この経験も含め、当時を振り返るたび普段の生活のありがたさに気づくことができます。
今回載せたのは、被災した直後に使っていたノートの写真です。避難行動や日記などが書き留められてあり、このノートを見て当時を思い返すこともあります。これからもずっと、あの日を忘れず、一日一日を大切に過ごしていきたいです。

そして最後になりますが、災害などで日常を失ってしまった方々の一日でも早い復興を心から祈っています。

明日は西ノ入さんです。

チョコレート

千坂 紗雪

2023/02/16

「チョコレートと言ったらピーナッツチョコ、ピーナッツチョコと言ったら書きぞめ」
脳内でマジカルバナナが始まり、ピーナッツチョコを食べながら書きぞめに取り組んでいた記憶が思い浮かんできました。

小中学生の冬休みの宿題「書きぞめ」。宮城県では、毎年1月下旬の「宮城県小・中学校児童生徒書きぞめ展覧会」に向けて冬休み中に作品を完成させ、その中から、学校、市、県と選考を経て、賞をもらった作品が展覧会で展示されていました。小中学生にとって、何か賞をもらえるというのはとても誇らしいことです。私も「上手く書きたい!賞をもらいたい!」と必死になって書きぞめ、特に硬筆に精を出しました。

毎日夕飯後から夜中まで、眠気を吹き飛ばしながら作品を仕上げます。字を書くことが好きでも、さすがに集中力が続かない、、、そんな時に母が「ちょっと休憩しなね」と温かいお茶と一緒に出してくれたのがピーナッツチョコでした。睡魔を退治し、癒しを与えてくれます。上手く書けなかったらピーナッツチョコを食べてやる気を注入し、上手く書けても自分へのご褒美にピーナッツチョコを頬張ります。そのおかげで毎年良い作品を仕上げて賞を獲ることができ、字を書くことが一層好きになりました。ピーナッツチョコさまさまです。

写真は、書きぞめの作品とピーナッツチョコです。一番手前の硬筆の作品は、中でも丁寧に繊細に書けていると思った中学3年時のものです。ピーナツチョコはお気に入りのブロックタイプのものです。

次回は金澤さんです。

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