アナ・ログ

力を付けたいときに食べるもの

金澤 聡

2023/11/06

力をつけたい時に食べるものと言えば、『焼肉』と答える方は多いのではないでしょうか。
今は大好きで、それこそ『チカラ飯』『勝負飯』として食べることは多々ありますが、小学生の時まで何故か肉全般が苦手でして、焼肉屋さんやBBQに行ったときは、野菜しか食べませんでした。
ピーマンとご飯でお腹を満たしていたのを覚えています。いつ、どういうきっかけで肉が好きになったのか記憶がありませんが、当時肉を好きなってくれた自分を本当に褒めてあげたいと思っています。
“でかした自分!”

さて、現在、力をつけたい時に食べたいものは、「唐揚げ弁当」です。
私にとって仕事で最も力をつけたいときは、スポーツ実況の時。実況前に、必ず食べるのが写真の唐揚げ弁当です。
10年以上もこのお弁当にお世話になっているので、ある意味ファミリーです。(あれ?おかしなことを言ってます?)
これしか食べたくありません。ファミリーですから。中継弁当がハンバーグやカレーのときも当然ありますが、そういう場合は、実況後に食べたりします。唐揚げ弁当を食べなくても実況が自分なりにうまくできたことはありますが、そこはかとなく違和感があるような感じがします。

試合2時間前に唐揚げ弁当を食べて、いざ実況開始!
これが私のルーティン。
面倒くさいと思っているディレクターがいるのは知っています(笑)
このルーティンで実況が上手くいったとき、心の浄化と開放感、まさにカタルシスを感じます。
“でかした自分!”
唐揚げ弁当こそが力をつけてくれるマイファミリーです。
(あれ?おかしなこと言ってます?)

次は梅島アナウンサーです。

マラソンあれこれ

金澤 聡

2023/10/20

小中学生のころは持久走が得意でした。
35年以上も前の話です。いまではその形跡が跡形も微塵も残っていませんが…
とにかく走ることが好きでした。
学校の駅伝の選手や地域の選抜選手に選ばれたこともありました。
走るたびにタイムが良くなっていく過程が、
RPG(ロールプレイングゲーム)の主人公のレベルアップと似ていて
自分の経験値が高くなっているような感覚が楽しかったのを覚えています。
まさに “ランナーズハイ” を感じていたのだと思います。

その当時、
日曜日の朝に子供たちのマラソン大会を放送するテレビ番組がありました。
走るコースは、主に皇居の周りでした。
実況は志生野温夫さん、コント赤信号さんと日高のりこさんが司会の番組で
低学年の部と高学年の部に分かれてそれぞれ優勝を競うものでした。
(おそらく20代30代の方はご存じないと思います…)
私もこの大会に出たくて出たくて何度も何度も応募しましたが、
残念ながら一度も当選されませんでした。
その番組が放送されなくなると、一気にマラソン熱は冷めて
他のスポーツへと興味が移っていきました。
私の走るモチベーションは、テレビに映って優勝することだったのかもしれませんね…。

あれから40年近くが経ちますが、やっぱり走っていません。
トライしては止め、挑戦してみては断念を何度も繰り返すという、
精神的な持久力がなく困っています。
せめて、5年ぶりに再開する『東北・みやぎ復興マラソン2023』(11/5開催)で
颯爽と走るランナーの皆さんを全力で応援させていただければと思っています!

(写真は、国立競技場で行われたパリvsインテルの試合開始前の様子です。あの当時私は大人気サッカーマンガ・アニメの影響で陸上からサッカーへ。やはり色んな持久力が足りないようで…)

次は、飯田アナウンサーです。

秋に楽しみなこと

金澤 聡

2023/10/05

秋といえば、スポーツの秋です。秋はスポーツのイベントが目白押しです。
いままさにFIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023の男子大会が開かれていて、
日本代表はパリ五輪出場権をかけて後半戦を戦っています。

そして今月7日(土)は、鹿児島で国体が開幕します。
高校野球の部では、夏の甲子園で準優勝した仙台育英が出場します。
1回戦で早くも夏の決勝の再現となる慶応との対戦となりました。
仙台育英にとっては雪辱を期す大会となります。
夏の熱戦の再現なるか!これは大変楽しみです。
さらに、高校野球ではセンバツ出場をかけた秋の東北大会が秋田で16日(月)から始まります。
東北からは3チームがセンバツに出場します。
夏の甲子園で東北の3チームがベスト8入りするなど、
東北の高校野球のレベルも全国の強豪地区と比肩するほどの力を付けています。
センバツで紫紺の優勝旗が初めて白河の関を越えるかどうか!
そして、26日(木)にはドラフト会議があり、夏で輝いた高校球児がプロへの道を開くのか!
いまから楽しみです。

高校スポーツ繋がりでいえば、
今月28日(土)には春の高校バレー宮城大会男女決勝が行われます。
女子は、今年1月の春高バレー全国大会で日本一を達成した古川学園を中心とした戦いとなりますが、
3年生にとっては集大成の大会ですので気持ちの入った熱戦が期待されます。
来年1月、迎春の東京体育館のコートに立つのはどのチームなのか!
『青春は密』が戻ってきた高校スポーツ。
勝っても負けても躍動する選手たちが楽しみで仕方ありません!

(写真:仙台育英・準優勝盾)

次は飯田アナウンサーです。

好きな寿司ネタ

金澤 聡

2023/09/11

年齢がアラフィフになってきた頃から、
お寿司でよく食べるようになったのは、『巻き物』です。

かんぴょう、カッパ、鉄火、納豆、ネギトロなど
巻き物であれば何でも好んで食べます。
具材の美味さは酢飯と海苔の香ばしさに包まれると
より引き立つということを今更ながら認識しハマっています。
今夏の猛暑で食欲がなくなっても
巻き物だけは不思議と食べられました。

さて、今年は久々にお盆に帰省しました。
実家は連日酷暑で、
日中の気温が38℃を超えた日もありました。
日差しは皮膚を刺すように照らし、道路は陽炎でもやもやとゆらめき、
外に出れば汗でしとどになる危険な暑さでした。
熱中症予防のためにと、お腹が水でタプタプに膨れるほど
塩分入りのドリンクを喉に流し込んでいました。
当然、食欲はなくなります。

日が沈んでも気温が下がらない夕食時、
夕飯を作るのも面倒だということで
珍しく父親が夕食を近くのスーパーで買ってきてくれました。
食卓に並べられたのは、
大量の「鉄火巻」「ネギトロ巻」「納豆巻」です。
父親は言いました。『こんなに連日暑いと巻き物しか食べられないよ』

間違いなく親子であると認識した久々の帰省でした。


次は、梅島アナウンサーです。

再会

金澤 聡

2023/08/28

この夏、函館・五稜郭タワー内の土方歳三像に再会してきました。
前回は、北海道新幹線が開業して2年後くらいに訪れたので、5年ぶりの再会でした。
今回は、北海道を舞台に描かれたマンガ「ゴールデンカムイ」の展示会が函館で開催されたので、息子の夏休みに合わせて訪れました。

「ゴールデンカムイ」のストーリー上、(ネタバレでしたらすいません)最後の決戦の地が函館で、しかも、土方歳三も重要なキーパーソンとして出てきます。ですから、今回の函館での「ゴールデンカムイ展」は、ファンにとっては、いわば聖地巡礼となる展示会となるわけです。
我々親子は、聖地でメモリアルなものは嬉々として写真に収めてきました。

五稜郭にいって、このあたりで戦いが行われたのではないかとか、マンガに描かれた建物があれだとかこれだと言いながら、探訪してきました。せっかく函館五稜郭に来たならば、タワーに上ろうということで行った先に土方歳三像があったわけです。私の過去の写真を見ると、撮影された形跡があるのでたぶん、おそらく、間違いなく、再会なのだと思います。

前回は、ただの観光、今回は聖地巡礼ということで、土方歳三像に対してのインパクトが全然違うので、記憶の格差が生じたのだと思います。

ちなみに今回の函館は、日帰り弾丸ツアーでした。ゴールデンカムイ展と五稜郭にいって、すぐ仙台に帰りました。
レンガ倉庫に行くのを忘れました…。もったいない…。

次は、堤アナウンサーです。

暑い日のお供

金澤 聡

2023/08/14

毎年、夏になると「アナ・ログ」でスイカのことを書いているような気がしますが、今回のテーマ「暑い日のお供」は、そのスイカです!
また登場です。
書くことも尽きた感じがしますが、夏の暑い日は、ほぼ毎日スイカを食べます。まさにお供です。この季節になると、スイカの移動販売のトラックが家の近くにやってきます。
トラックから演歌を流してやってくるのですぐ分かります。毎週水曜日と日曜日の決まった時間にやってきます。
水曜日は比較的、買いに来るお客さんが少ないので穴場です。
ときに、1500円の大玉を「きょうはお客さんが少ないので1000円でいいですよ」なんて粋なことをおっしゃるので、水曜日はスペシャルデーになる事があります。穴場です。

なぜこんなにスイカが好きになったのか。
かつてMCをしていた仙台放送の情報番組『ヨジテレビ!』でスイカの美味しい切り方を教わってからだと思います。写真のスティック状にした切り方がそれです。
スイカを地球に例えると、糖度が高いのは、マントル部分ではなく、中心部の「核」の部分です。
その「核」の部分が、必ずカットしたスイカのトップの部分にくるようになる切り方です。目からスイカの種ではなく、うろこでした。
この方法ですと、カットしたどのスイカを手にしても、糖度の高いスイカを食べることができます。

あれこれ書いてもなかなかカットの方法は伝わらないのでスタッフが許してくれるなら、毎週土曜、午後6時30分の『スポルたん!NEO』で実践したいと思います。その時は、スイカ切り包丁も紹介させていただきます。
スタッフが許してくれるならです…。

次は飯田アナウンサーです。

まつり

金澤 聡

2023/07/25

まつりで子供のころ記憶にあるのは大宴会とちらし寿司です。

毎年地元の夏まつりの日には、親戚一同が大挙して我が家に集合し、1年でこの時にしか使わないレーザーディスクの大型カラオケ機での大カラオケ大会が催されます。
歌に興味がなく、絶対に歌わないと宣言した人も無理やり歌わされますが、マイクを握る人の声よりも周りの合唱の声が大きく、カラオケ大会なのか何なのかよく分からない、まつり会場より盛り上がりの激しい大宴会が開かれていました。

一方、子供たちは、大人たちのカラオケ大宴会の隣で、お寿司などの “ご馳走の取り合いまつり” が始まります。こうなると親戚の兄や姉との取り合いに屈し、なかなか食べられない子供が出てきますので、子供たちには必ず海鮮ちらしが平等に振る舞われました。
大人たちの喧騒の中、落ちついてご馳走を食べていた記憶が残っています。
しかし…
あの大きいレーザーディスクのカラオケ機器(分かりますか?)はいつ買ったのだろう。いくらしたのだろう。いまどこにあるのだろう。
そんな事をいっても、later festival そう、後のまつりです。

さて、8月5日(土)6日(日)、夢メッセ宮城で仙台放送「みやぎ元気まつり」が開催されます!
カラオケ大会やちらし寿司はありませんが、夏休み中のお子さんが大満足するイベントやブース、そして、美味しい食べ物も用意していますので是非、お越しください!

次は寺田アナウンサーです。

夏と言えばこの曲!

金澤 聡

2023/07/03

16歳の時に衝撃を受けた曲が、Bz『BAD COMMUNICATION』

もう30数年前の出来事ですが、いまでもあの衝撃は覚えています。
一言でいえば “カッコいい” それだけの理由です。
夏の部活の合宿中、終わりの見えないダッシュ練習が続き、体力的にも精神的にも限界に達したとき、あの曲を口ずさみ気力を奮い立たせていました。
不思議と、溜まっていた乳酸が一気に解放され走り続けることができた魔法の曲でした。
しかも、翌年には『BAD COMMUNICATION』の英語バージョンを収めたミニアルバムが発売され、英語の学力UPには最適だと思い発売日に即購入しました。
部活の苦しい練習の時に英語バージョンを口ずさみ、気力はより回復できていたような記憶はありますが、学力向上に繋がったかどうかはいまや忘却の彼方です。記憶にございません。
いまでも夏にBzの曲が聞こえてくると、夢じゃなく、あれもこれもと心の中で熱いウルトラ・ソウルが湧いてきます。

写真は、今年開業した日本ハムファイターズの本拠地エスコンフィールドHOKKAIDOです。先日訪れた時、屋根が開放されていました。北海道の夏は湿気が少ないので、この球場で真夏の野球観戦は最高でしょう!
サウナ観戦で心身を整えることもできます。野球観戦以外でも、家族や仲間で楽しめるイベントが盛りだくさん!新たなエンターテインメント空間だと感じました。

次は梅島アナウンサーです。

気分が上がるお弁当

金澤 聡

2023/06/16

お気に入りの弁当箱は、「曲げわっぱ」です。
写真の曲げわっぱの弁当箱です。
長年愛用してきたのと、食洗器で洗ったため、少しめくれあがってきています。
そろそろ2代目にしようかと思っていますが、
今使用している容量が、お昼に私が食する適量なので手放しがたいのが現状です。

そして写真の “なぜピーマン”…。
これは、私は幼少のころからピーマンが大好物。
お弁当には、必ずピーマンを入れてくれと常に親に懇願していました。
なぜそこまでピーマンを愛するようになったのかは自己分析できていませんが、
いまでもお弁当にピーマンを入れて下さいとお願いしています。
当然、ピーマンの入っていない日もありますが、
その日のお昼は、どこか一抹の寂しさを感じています。
飽きないのかと問われても、
不思議と飽きないのです。
かといってお昼に中華屋さんにいって
必ずチンジャオロースーを頼むのかと言われたら、そうでもありません。
むしろお店でチンジャオロースーを注文したことは一度もありません。

いま自己分析するに
お弁当の中のピーマンではないとダメだということなんだと思います。
お弁当箱を開けた瞬間に、緑が視界に入った瞬間、気分が上がります。
たまに、ピーマンではなく、“つま” だった時もありますが…。


次は、寺田アナウンサーです。

学生時代のアルバイト

金澤 聡

2023/06/05

学生時代のアルバイトはほとんどが飲食店でした。
当時はバブル真只中で、
どこの飲食店も平日だろうが休日だろうが全く関係なくとにかく連日大盛況でした。
引きも切らずにお客さんがきて、
「店員さん!注文お願いします!」
「店員さん!とりあえずビール2つ、生で!」
「店員さん!まだ注文していたのが来ないよ!」
「店員さん!トイレどこ?」
新規のお客さんを席に案内している間も、
他のお客さんの注文を受けているときでも、
休憩室に入ろうとドアノブに手をかける直前まで、
常にお客さんに呼ばれていた記憶があります。
会計時は決まって、
「店員さん!領収書お願い!」でした。
前(株)か、後ろ(株)か、(株)なしか、(有)か、個人名か、
常連のお客さんの領収書の宛名は、勝手に覚えるようになっていきました。
ただ、声を掛けられ続ける喧騒的空間と目が回る忙しさから解放されたかったのかは忘れましたが、自ら声を発する場内アナウンサーのアルバイトがとても楽しかったのを覚えています。

1993年にサッカーJリーグは始まり、どの試合も観客は超満員状態でした。
当時サテライト(2軍)チームの試合にも多くのサポーターが詰めかけていました。
私は、浦和レッズサテライトチームの試合の場内アナウンスを担当することができ、
「水内猛―――!」 ※元ベガルタ仙台FW
「岡野雅行――――!」※「野人」こと元日本代表
など選手紹介で声を張り上げていました。
好きなサッカーのアルバイトができ、プロ選手を間近に見られ、
領収書をせがまれない世界が幸福な時間でした。
あれからJリーグも私も30周年。感慨深いものがあります。

写真は、2018年サッカー天皇杯決勝でベガルタ仙台と浦和レッズが対戦し、浦和優勝の表彰式のときです。これまた感慨深い瞬間でした。

次は、牧広大アナウンサーです。

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