アナ・ログ

ゴールデンウイーク

金澤 聡

2009/04/22

4月に入学、入社された方、約1ヵ月が経ちましたがまだまだ緊張の日々を送ってらっしゃるのではないでしょうか。
もう少しでゴールデンウィーク。一息つける癒しの休息になるといいですね。
かく云う私の入社1年目。ゴールデンウィーク期間中、2日間休みをいただきました。
ちょうど幼なじみの結婚式と披露宴の日と重なり、実家に帰省しました。
前日食べたものが悪かったのか原因不明の腹痛を抱えていましたが、新幹線のトイレの中で頼まれていたスピーチを復唱したのを覚えています。
さあ、披露宴開始。いよいよスピーチ、私の出番。
すると会場のどこからか、『アナウンサーなんだから面白いスピーチ期待してるよ!!』という声。
今度はプレッシャーから腹痛が襲い、背中と脇にイヤな汗。滑舌練習と発声練習しかしていない入社1ヵ月のアナウンサー。
アドリブ利かした『面白い話』など到底無理無理無理無理…。
トイレで復唱したスピーチそのままにしゃべりました。乾いた笑いが2、3度あったような、ないような。
確実に『期待』を裏切った感が充満した不思議な空気に披露宴は包まれました。
会社の緊張感から解放されに友達の披露宴に出席したのに、余計な疲労感と敗北感を味わい仙台に戻りました。
新入学生、新入社員のみなさん、ゴールデンウィークは癒しの期間とすることをお勧めします。

次回は、入社2年目の広瀬アナウンサーです。癒されてください。

春といえば

金澤 聡

2009/04/20

春といえば、山菜です。山菜の季節です!
「山菜のない春は、春とは言えない」というくらい山菜好きです。

自分の中で山菜の双璧は「コゴミ」と「アケビの芽」です。
まずは「コゴミ」 
見た目はゼンマイに似ていますが、アクが少なく、おひたしにしても天ぷらにして食べても美味。
そして「アケビの芽」
僕はこれが山菜のNO1ではないかと思っていますが、
アケビの芽を山菜として食べることを知らない方が多かったのにびっくりしました。
実家の新潟では『木の芽』という名称で、とてもポピュラーな山菜の一つなのです。
このアケビの芽もおひたしにして、鰹節をかけて醤油とマヨネーズを合せて食べると口の中は春満開です。
春は出会いと別れの季節なんてちょっとほろ苦い感じがしませんか?しませんか?
そう、アケビの芽も少し苦味があるんです。
この苦味がうまみでもあるんですが、まさにほろ苦い感じが春とマッチングしませんか?しませんか?(強要しすぎですね…)
ぜひ一度ご賞味をお薦めいたします。

山菜バンザイ!!!いい季節です。

次回のテーマは、「ゴールデンウィーク」です。すでに連休の予定が決まっている方もいらっしゃるのでは?
さてトップバッターの林アナは… ニュースを担当してますから『黄金』な時期ではないのかも…どうでしょう…

デビュー

金澤 聡

2009/03/24

仙台に住んで丸13年。先月、秋保温泉入浴デビューしました。

温泉が好きで県内の温泉は取材やプライベートでも結構訪れていますが、何故か秋保温泉には入ったことがなかったのです。
バーベキューをしに秋保大滝付近には何度か行ったことがありますが、温泉に浸かったことがなかったのです。
鳴子、作並、青根、鎌先、遠刈田など宮城の温泉地はだいたい制覇したと思っていましたが、仙台の奥座敷・秋保には何故か行っていなかったのです、理由はよく分かりません。

とにもかくにも、先月行ってきました。
まだ子供が小さいので宿泊はできませんでしたが、日帰り入浴でも十分楽しめました。
秋保の泉質はやさしいので、ゆったり長湯できました。
しかも、平日訪れたので、世間が動いている中温泉に浸かってゆっくり時を過ごしているという何ともいえない優越感にも浸ることができたので、心身ともに相当癒されました。(性格悪いですかね…)
温泉から上がると、お昼が用意されていて極上のひとときを過ごすことができました。

それにしても、仙台から近いのになぜ秋保温泉に入らなかったのか、何故でしょう?(誰も知らないですね…)
写真は、お昼のメニューです。しゃぶしゃぶに炊き込みご飯。ああ美味しかったなあ。
また癒しを求めて秋保温泉に行きたいと思います。

次は、寺田アナウンサーです。デビュー秘話!?お楽しみに!

合格発表

金澤 聡

2009/03/13

15歳で初めて味わった人生の岐路。当時、高校受験は自分にとって大きなイベント。
合格発表当日。合格掲示板に自分の受験番号はあるのか。自分の目で確かめたい。
突発的に襲ってくる不安感、背を丸め視線を足元に落としながら受験した高校の正門まで緊張の足取りで近づきました。
すると前方から友人の声が。
「金澤の番号あったよ」
自分の目で確かめることなく合格を知りました。

19歳のときに味わった人生2度目の岐路。一浪していたため、これが背水の陣。大学受験は自分にとって大きな壁。
今回、合否は通知書を郵送してもらい確認することにしました。通知書にサクラサクはあるのか。自分の目で確かめたい。
郵便配達のバイク音。家の呼び出し音が「ピンポーン」 もう浪人はできない。祈るように自分の部屋を出て階段を下りていきました。
すると母親の声が。
「合格していたよ」
今回も自分の目で確かめることなく合格を知りました。

意外と人生の岐路なんてこんなものです。


次回は林アナウンサー。そこには、劇的な合格発表が!!!!!あるかもしれません。

一番緊張したこと

金澤 聡

2009/02/23

いやいや、放送時は緊張してますよ。いつも。手に汗かいてますから。相当小心者です。このエピソードを見てもらえば分かると思います。

小学生のとき、遠足のおやつは300円以内でした。
(今はいくらなんでしょう?そもそもそんなルールはないのでしょうか?)
当時「バナナはおやつに入りますか」はお決まりの質問でしたが、300円でどれだけ多くの種類と量を買えるか、日曜日に近所の駄菓子屋さん、スーパーをはしごしてよく吟味して買いました。15種類以上でぴったり300円のとき、清涼感に近い感動を覚えたものでした。
ある年、駄菓子屋さんでぴったり300円分を購入したとき、お店のおばちゃんがおまけで10円のチョコをくれました。ラッキー!と大喜びし、迎えた遠足当日の朝。
当時の担任の先生が急遽『おやつチェック』を敢行するとおっしゃるのです。僕はもちろん300円分を購入しましたが、おまけの分を入れ額面だけで計算すると310円です。
でも実際に払ったのは確かに300円です。この差額をどう説明したらいいだろうかと考え始めたらなんだかもの凄い緊張感が襲ってきました。自分は潔白なのに、ルールを逸脱したとして有罪判決を受けてしまうのではないだろうかと。
いよいよチェックの順番がまわってきました。
しどろもどろに説明しました。「お店のおばちゃんを、おばちゃんが、おまけに、おまけをしてくれた、くれて310円に…」
『そうですか』とあっさりと先生は過ぎ去っていきました。
私の人生の格言が生まれました、“おまけを正直に言わずは泥棒の始まり”
人間正直が一番です。

次回は、正直者の梅島アナウンサーです。

私の最新ヒットソング

金澤 聡

2009/02/19

テレビ局に勤めていて恥ずかしいのですが、最近流行っている歌を知りません。
ヒット曲のランキング番組を見ても口ずさめる曲がなく、ヒットソングの鎖国状態です…
その要因は明確です。
家族が一人増え、日頃聞く曲が専ら子供向けの曲や手遊び歌になったからです。
「ぞうさん」「森のくまさん」「いぬのおまわりさん」の王道ものなどなど。
過去の記憶を辿り、途切れ途切れになりながらも歌詞をつむいで歌ってあげたりもします。
(僕の歌で子供が喜んでいるかといえば微妙ですが…)

前置きが長くなりましたが、そこで、私の最新ヒットソングは「おもちゃのチャチャチャ」です。
何だかよくわかりませんが、とにかく仕事中でも急にメロディが横切っていくのです。
特に忙しいとき。早くかたずけなさいという深層心理的なものなのでしょうか?
しかも、一旦頭の中でメロディが流れだすと、何度もループするのです。
この曲が好きかどうかというのではなく、自分の頭の中でのリクエストが一番多いのが
「おもちゃのチャチャチャ」です。
ちなみに2番目は「メリーさんのひつじ」です。
歌ってみるとわかるのですが、どちらも繰り返すフレーズが多い曲ですし、カラオケでは歌いづらい曲です。

さて、次回のテーマは「一番緊張したこと」です。受験生の皆さんは合格発表の瞬間がそのときかもしれませんね。
トップバッターは、僕のイメージですが、いつも冷静沈着な寺田アナウンサーです。

寒い日のお仕事

金澤 聡

2009/01/26

これまでの私は台所と相当な距離を置いてきましたが、最近、料理の楽しさを知りました。
きっかけは『カレイの煮付け』です。料理の本を片手に作ってみたら、意外と簡単に美味しくできてしまいました。

ならば『カレー』は?とダジャレ的な発想で次はカレー作りにチャレンジしました。大量のたまねぎを飴色に炒めてカレーに入れると美味しいというのをどこかで聞いたことがあるようなないような…。
とりあえずたまねぎ5個を切って焦げる手前の飴色になるまでじっくり炒めました。時間にして1時間。腱鞘炎の一歩手前です。立ち仕事です。疲れます。しかし、出来上がったカレーは、何ともまろやかでコクのある味になりました。お袋のカレーの味には勝てませんが、家族には大好評の美味しいカレーになりました。

ただし、相当時間が掛かるので特に寒い日のカレー作りは腰に負担がかかります。よって我が家の寒い日のカレー作りの仕事は専ら私の担当です。短時間で美味しいカレーの作り方ありましたら教えてください。
腱鞘炎と腰痛になる前に…。

次回は、広瀬アナウンサー。入社1年目、初めて仙台の冬を経験中。どんな仕事でしょうか?

かつてお年玉で買ったもの

金澤 聡

2009/01/13

小学生のころのお年玉の使い道は、貯金でした。
お年玉は、自分が将来大成するための資金として貯めておくものだと思っていました。
どのくらい貯まったかグラフにして机の脇の壁に貼っていました。
誰から教わったのか、自発的にそうしたのか覚えていませんが、この教えを金科玉条としていました。

しかし…
小学6年生のとき突如訪れた『ラジコンカー』ブーム。
ジープ型のラジコンカー“ウイリーウイリー”、オフロードカータイプの“ホーネット”などなど子供心を魅了するラジコンカーが続々登場。
ラジコンカー百花繚乱の時代。
私の将来大成する夢は一気に瓦解。
大晦日に除夜の鐘の意を教わったばかりなのに激しい物欲の煩悩が顔を出し、初売りの日にお年玉を握り締めおもちゃ屋さんに直行。
オフロード型の“グラスホッパー”を購入。その日以降、貯めていたお年玉はラジコンのオプショングッズに変わっていきました。
机の脇のグラフの上に、ラジコンカーのポスターを貼る始末。学校から帰宅後はラジコンに没頭。
そして、去り行くブーム。諸行無常。
ほこりをかぶったラジコンンカー。ラジコンのポスターの上にはビックリマンシール。
そりゃ、大成しませんね。
ブームに乗るといつか弾けます。バブルしかり、サブプライムしかり…。
今年は堅実に歩きます。遅れましたが、新年のご挨拶です、今年もよろしくお願いいたします。

次回は、堅実そうな林アナウンサーです。たぶん堅実です。たぶんではなく堅実です。きっと。

2008年総決算

金澤 聡

2008/12/27

年男だった2008年。生まれた年を含めると4回目の年男。最近は1年の経過が早すぎて、何も成し遂げないまま大晦日を迎えているような気がします。このままいくとあっという間に5回目の年男がやってきてしまうのではと焦燥感すら覚えます。

2008年も駆け足で色んな出来事がありましたが、公私の“私”の一番の出来事は、同じねずみ年の息子が誕生したことです。
今年お笑い界を席巻した世界のナベアツは3の倍数のときアホになりますが、世の先輩お父さんはどうでしょうか、私は親バカになりました。息子のことを考えるとアホになります。年男Jr.誕生は今年一番の幸せな出来事でした。

今年一年を表現する漢字は「変」だそうですが、公私の“公”の出来事は、楽天・ベガルタともに上のステージにいくことを伝えることができなかったことです。伝えられなかったのが大きな出来事になるのも「変」ですが、期待が大きかった分悔しさ倍増となりました。来年こそ…とまた期待を大きく膨らましに膨らまして今度は伝えられたら最高です。

では良いお年を!
次回の2008年総決算は出射アナウンサーです。

クリスマスソング、私はこの一曲

金澤 聡

2008/12/05

クリスマスソング、私の一曲は、ワム(Wham!)の『ラストクリスマス(Last Christmas)』です。定番中の定番です。
初めて買った洋楽のレコードが、この『ラストクリスマス』の12インチシングル版でした。
当時は中学生1年生。CDなどなく、レコードやカセットテープが隆盛を誇っていた時代。
アルバムはLPレコードで買って、カセットテープにダビングをして聞いていました。

そんな中、“12インチシングル”レコードなるものが登場。
思春期を迎え、洋楽を聴いていることがカッコイイと思い込んでいた私。
ましてや“12インチシングル”と横文字が続く言葉の響きのカッコよさ。
LPと同じ大きさなのに、“シングル”と呼ぶカッコよさ。
これだけカッコいい要素が揃っていたので、少ないおこずかいから購入費を出すのに躊躇はありませんでした。
購入後は、クリスマス時期も関係なく長岡針をどれだけ交換しただろうかというくらい聴きました。
後にも先にも一曲をあれほど聴いたのは、『ラストクリスマス』だけです。

そんなにたくさん聴いたのにもかかわらず、『ラストクリスマス』の訳を「最後のクリスマス」と長いこと間違えて覚えていました。
正しくは「去年のクリスマス」です。カッコいいと形から入るのではなく本質を見つめることが大事だと、ワムサンタは教えてくれたと勝手に思っています。

写真はすいません、レコードジャケットを貼り付けたかったのですが、実家にレコードがあるため、やや途方にくれたテイストにしてみました。

次回、寺田アナウンサーの一曲は?

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