アナ・ログ

冬が来る前に

金澤 聡

2011/11/11

今年は、冬が来る前に災害の備えをきちんとしようと思っています。

私も正直、あれ程大規模な震災が起こるとは思っていませんでした。
震災前、近いうちに起こるであろうと言われた宮城県沖地震でもある程度の備蓄があれば大丈夫だろう、
何とかなるだろうと思って、備えらしい備えはしていませんでした。
これを災害心理学で「正常化の偏見」というそうですが、
まさに、自分だけは、自分の家族だけは大丈夫という偏見があったのは確かです。

実際にあの震災で体験したのは、明日家族を養えるのかどうかという不安と
水、電気、ガソリンの供給源が断たれ、復旧のメドが立たないという先行きの見えない不安でした。
食料確保に東奔西走しました。
もし冬に大きな災禍に遭ったら、即、生命にかかわることになりかねません。

「備えあれば」ですし、「自分だけは大丈夫」ということはないと思って、もう一度備えを見直して、しっかり準備して冬を迎えようと思います。

想定外のことを想定する。
まさに今回の震災で学んだことです。


次回から新しいテーマです。

飯田 菜奈

2011/11/10

11月に入りました。

今年は、10月でも気温が25度を越える夏日があるなど比較的“暖かい秋”という印象を受けますが、その分気温差が大きく、服装に迷いますよね。体調を崩さないように気をつけていたつもりでも、体が温度変化についていけず風邪を引いた…という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

私は、クローゼットの中を、夏服から秋・冬服に入れ替えたタイミングで、布団もあたたかいものに変えました。

それからというもの、ぐっすり眠れてしまい…気合を入れないと布団から出られないほどに…。笑

朝ニュース勤務の時、レースのカーテンにしておいても朝日が入ってこないまだ夜が明けない時間帯に、あたたかい布団に包まれて深い眠りについていると、起きるのには相当な気合が必要です。笑 

夏場だとちょうど朝日が昇るような時間帯に出社するので気持ち良いのですが…。

寒がりの私にとっては、冬が来る前に、布団だけではなく防寒対策グッズを揃えないといけない時期です。体調管理も仕事のひとつ!
しっかり備えをして、風邪を引かずに冬を乗り越えたいです。

次は、金澤アナウンサーです。

佐藤 拓雄

2011/11/09

冬が来る前は、秋。
当たり前ですね、すみません。
こんなことを言うのは、秋から冬に向かう自然の話をしたいからです。

先月の「ともに」でも放送しましたが、1ヶ月ほど前、南三陸町志津川で、遡上してきたサケを見つけました。
放送用のカメラでは、しっかり撮影できましたが、私のデジカメでは、うまく写らなかったので、周辺の状況が分かる写真を掲載します。

八幡川という川の下流です。
河口から1キロほど。南三陸町役場があったあたりで、川の両側の建物は、ほとんどが流されてしまったような場所です。写真に写っている白い建物も、残っているのは外側だけで、中はすべて津波の被害を受けています。
周辺の土地にも、川岸にも、川底にも、今もがれきが残っています。
そんな川に、サケが戻ってきていたのです。時期が早いためか、数はそれほど多くありませんでしたが、時折すばやく泳ぎ、元気な様子でした。

先日は、がれきの隙間で大きな実をつけた「ど根性ナス」について書きましたが、同様に、またしても、自然のすごさを見た気がしました。
今回は、それに加えて、自然の大きなサイクルが、津波が来た後でも守られているということに、なんとも複雑な感情がわきました。

間もなく冬。
考えてみれば、あの日の後も、何事もなかったかのように春、夏、秋・・・と季節はめぐっています。
人間の営みと自然の営みのギャップ。でも、人間もまた自然の一部であり・・・

被災地で見つける自然には、いつもいろいろ考えさせられます。

続いては、飯田アナウンサーです。「宮城の冬は今度がやっと3回目、まだ寒さに慣れません」とのことです。

林 佳緒里

2011/11/08

「冬」と聞くだけで、あの寒さがまたやってくるのかと、少し憂鬱になりますが、楽しみなこともあります。

あんなに寒いのに、寒さに耐え、庭先を彩ってくれる、色鮮やかな花達の季節がやってきます。

シクラメンに、パンジー、ビオラなど。

今、我が家の玄関先、庭先は、見事に殺風景な感じです。なかなか手入れに時間をさくことが出来ず、夏に植えた花々がそのままになっています。
だから、枯れたままになっているものも少なくありません。反省・・・。

葉をおとして、枝だけになってしまう木々が多いだけに、せめて、色鮮やかな花で明るい気持ちにしてもらいたい!
これは、被災地でも同じだと思います。
震災後、被災地に花を植えようというボランティア活動が数多く見られました。
花々には、大きな力があります。

私も、忙しいからを理由にしてはいけませんね。
冬が来る前に、植物の植え替えを必ずします!
そうすれば、春先まで楽しめますし・・・。

これから訪れる寒い冬。
花々の鮮やかな色で、気持ちは明るく前向きに!

(★写真はバラですが、きれいでしたので・・・★)

明日は、拓雄さんです。

梅島 三環子

2011/11/07

冬が来る前に、親知らずを抜いてきました。
抜歯後の穴も半年ほどで徐々に埋まってくるということで、これで、すっきりした心地で新年を迎えられそうです。

そもそも私と親知らずの戦いは、大学生の時代から。
「この生え方は、大掛かりになるね」「顔腫れるよ」
何人かのお医者さんに同じようなことを言われ、小心者の私はずっとこの爆弾を抱えて生活しておりました。
ですが…今年の痛みはこれまでと違ったのです。

ショックのあまり、おかしくなると思いこんでいた抜歯当日。ビビリすぎている私を、歯医者さんは優しく迎えてくれました。
「梅島さーん、大丈夫だよー。」
「痛くしないからねー。」
「嫌だったら、すぐ教えてねー。」
言葉通り、麻酔がとても上手な先生は、私の歯を痛くせずに抜いてくれたのです。
大げさでなく、神だと思いました。
奇跡だと思いました。
こんな小心者の私が、叫びもせず泣きもせず、親知らずを抜けるとは思いませんでした。感動です。

あれからもうすぐ1ヶ月。私は、親知らずの無いはじめての冬を迎えます。正月の餅がつまらないかいささか心配です。

写真は…まさか持って帰った歯を載せるわけには行かないので取材先で出会ったサンタさんとのショットです。

明日は、林アナウンサーです。

柳沢 剛

2011/11/04

冬が来る前に、もう一度やらなければ…
やっておかなければ…
そう思うことが今年は増えました。

何が起こるかわからない世の中。高度経済成長の真っただ中で生まれ、学生時代はバブルの全盛期…。そんな無防備な世代の私に、今回の震災は大きなショックを深層心理の中に植え付けたようです…。
生きているうちに、この日本で、まさか自分自身が電気・ガス・水道の無い生活を体験する事になるとは…。食べ物の心配をすることになるとは…。恥ずかしながら考えた事は一度もありませんでした。

最近事あるごとに、あの日の事を思い出します。そして、あの光景を思い出します。
もっと出来たことがあったはず…。
ああすれば良かった、こうすれば良かった…。
アナウンサーとして、ジャーナリストとして、父として、男として、人間として…。
自問自答が繰り返されています。

最近うなされて目を覚ますことがあります。
逃げることなく向き合いたいと思ってはいますが…
どうすれば良いのか…。
冬が来る前に、何かきっかけだけでも見つけたいところですが…
当分、こういった状況が続きそうです。

津波で全てを流されてしまった現場で、微笑みながら食いしばっている人達を見ると、涙があふれます。
涙もろくもなりました…。

そして、その30分後に仙台の街の中の雑踏を歩くと…たった10km程しか離れていないのに、まるで別の空間、別の国、別の世界のように感じてしまう…。
何なんでしょうか…?
この違和感は…。

兎にも角にも、元気出さねば…。
あせらず・落ち込まず、やれる事・やるべき事を一つ一つ丁寧に!
もうすぐ冬です。

寺田 早輪子

2011/11/02

「冬が来る前に、何とか防寒対策工事が始まってよかった。」
これは、宮城県内の仮設住宅に暮らす方の声です。
宮城の仮設住宅では、壁の断熱材、窓の二重ガラス設置などが、隣りの岩手県、福島県に比べて遅れています。
宮城県は10月24日から、ようやく防寒対策工事に着手しましたが、すでに朝晩は冷え込む日も多くなっています。「工事は年末までには完了する」(県の担当者)見通しですが、果たして、工事開始が遅すぎはしなかったか?…と感じます。

 先日、仮設住宅で子育てをするお母さんたちにインタビューする機会がありました。
玄関を開けると、すぐにあるのは台所をかねた4畳半の居間。お母さんは「風が直接、吹き込んできて寒い」と訴えていました。
震災後に生まれたばかりの赤ちゃんは、部屋が狭く、ベビーベッドが置けないため、床に敷いた布団に寝ている状態。冬には、冷たい空気を誰よりも受けるかもしれません。
断熱材など建物の構造上の防寒対策も必要ですが、部屋の中で、より暖かく暮せるように、暖房器具を買い足すための補助も必要だと感じます。

 仮設住宅は壁も薄く、お母さんたちは「隣りに、赤ちゃんの夜泣きなどの生活音が響いていないか、今はそれが一番気がかりだが、冬は外の寒さが直接伝わってきそう」と心配していました。
 
 仙台放送スーパーニュースの気象予報士・知念キャスターに聞いたところ「年内の気温は平年より高い予想だが、年明け1月からは平年並みの気温に戻る予想」とのこと。

本格的な冬が来る前に、一日も早い工事の完了が待たれます。

 続いては、柳沢アナウンサーです!

2011/11/01

先日、仕事で、食育を広めようと亘理町の保育園に行きました。
ちびっ子達に食育に関する紙芝居の読み聞かせをしたり、一緒にオリジナルダンスやマルモリダンスを踊りました。
マルモリダンスもばっちり覚えました。
他にもちびっ子達を抱っこしたり鬼ごっこしたい。子供達って本当に可愛かったです。

ただ、一つ判明したことが。
広瀬自身に食育の勉強が必要だということ。
野菜やキノコの名前を言い当てることができませんでした。
スタッフの方が言ったのは『これを機に料理を始めて勉強してみては?』

そうだ、冬が来る前に料理を始めよう!!


次は、是非とも料理を教えて欲しい。寺田さんです。

2011/10/31

あすから、11月ですね。
私の誕生月でもありますが、しかし、特段何?ということはないのです。
ただテーマの通り、寒くなります。
向こう3か月予報によりますと、気温はやや高めに経過しそうですが、こればかりは分かりません。

仙台に来て、(昭和50年代から)
びっくりしたこと第2弾!!!!
冬タイヤに履き替えることでした。
スパイクタイヤはご存知ですか?
当時はスパイクタイヤの履き替えでした。
タイヤに滑り止めのピンが出ているのです。粉塵を巻き起こす原因になります。そんなに昔も仙台では雪が降らなかったのですね。スパイクタイヤ廃止運動が起こりました。仙台市でも法令が制定されました。
ピンを抜く施設も出来、私もピン抜きのため、タイヤを運びこみました。
ピンを抜くと、スノータイヤになる?????
このあたりは、はなはだ疑問でしたが・・・・・・
当時はそれで良かったのでしょう。

以後、スノータイヤ→スタッドレスタイヤ
性能のいい冬タイヤが毎年、毎年開発されています。

そんな訳で、年2回のタイヤの履き替えは、一大イベントになっていますが、年齢を重ねるごとに、この重労働は応えるのです。
今年の春、初めて履き替えた冬タイヤを預けることになりました。スタンドに行って、待っているだけです。
楽です!とても楽です!!絶対楽です!!!
ですから、この冬もそうなる流れでしょうか。
そうしましょう!!!!

冬支度の作業がひとつ解消されましたが、また何か?
出てくるのでしょうか!

本格的な冬が来るまで、考えることにします。

明日のアナログは、広瀬アナの番です。

稲垣 龍太郎

2011/10/28

今日からのテーマは「冬が来る前に」です。

冬の訪れの前にどうしても買い込んでおきたいものがあります…。
それは…股引!(ももひき)

高校3年生の冬、クリスマスイブ。大学受験を前に特別授業がありピリピリとしていた教室。休み時間も単語帳のにらめっこという殺伐とした中、突然、同じクラスの友人がクリスマスプレゼントをくれました。

そうです、それが股引との初めての出会いでした。

最初は、「なんでクリスマスに股引やねん!」と突っ込みましたが、周囲の空気を和ませてくれる友人のプレゼントに心温まりました。

そして、いざ履いてみると冬の寒さを凌ぐには抜群のアイテムだと知りました。
女性が冬場になぜタイツを履くのか、頭ではわかっていましたが、初めて肌で理解できました。

それ以来、毎年冬になると、ついつい買いだめしてしまう股引。宮城で迎える初めての冬。
まだどれほど寒いのか想像できませんが、まずは股引を買いに行かなければ。

次は、浅見アナです。