2011/12/09
どうしても、3・11東日本大震災は忘れられない、いや、忘れてはならない災害だと思いますが、その大震災から一文字とるのは、どうもいただけませんし、今考えると、地震発生から時系列で自分の記憶が余りはっきりしないのですね。それだけ、何もかもが、必死になっていたのかもしれません。
戦前・戦後という言い方をしますが、(まあ、若い方は使いませんが、)今後は、震災前・震災後といった表現が出てくるのではないでしょうか。
関東大震災直後に、芥川龍之介が震災の覚え書きとして「鸚鵡」という作品を残しています。芥川自身も「覚え書きを書くことが意味のない訳ではない」と記しています。
今でいうテレビや新聞のドキュメントといったものでしょうか。それだけの大震災であったということでしょう。
被災された方にとっては、震災後の新たな生活が始まっている訳ですが、私自身も今年は、個人的に新たな年として迎えましたが、そんな中での東日本大震災の発生でした。
震災後から、「新たな」というより「改」のあたらめること、あらたまること。こんな一字が大事なことなのかなあと思うようになりました。
「改」で思い出しました。
先日、立川談笑さんのCDを頂きました。
「鼠穴・改」という一席が入っていました。「名作?鼠穴」をあらためたものです。久しぶりにCD落語で笑いました。馬鹿馬鹿しいお笑いです…
余計な話でした。笑いも必要ということです。
お次は、梅島アナウンサーの番です。