2011/12/26
今年は震災報道に携わり、多くの現場を目の当たりにしました。
振り返って感じることは、あの場所で出会った方々は今どこにいるのかな?という思いです。
特に、長くいた気仙沼の避難所の人達が頭に浮かびます。
とりわけよく話を聞きに行った3歳くらいの男の子は今何をしているのかなと度々思います。
その男の子には、1週間くらい停電が続いて気仙沼が久々に通電した際にインタビューをしたのが出会いでした。
「今、どんな気分?」という私の問いに「いま?いいきぶん」と答えてくれました。
もう一度「今、どんな気持ち?」と聞くと「いま?いいきもち」という返事をくれました。
それから時間が空いた時にはその子の所に遊びに行きました。
その子の笑顔から元気をもらったのは私だけはなかったはずです。
9月に同じ避難所を訪れた際には、もうそのお子さんはいませんでした。
その子を含め、多く出会った子供たちは今どこで何をしているのか。その想いが頭をよぎらない日はありません。
そんな中、10月、11月にフジテレビのイベントで沿岸部の保育園や幼稚園を訪れる機会がありました。
写真は竹内アナウンサーと行った時のものです。
紙芝居の朗読やマルモリダンスを一緒に踊ったりしますが、子供たちは本当に元気で、その笑顔からは改めて勇気をもらいます。
辛い思いをした子供たちの笑顔を見ると、ホッとする思いでした。
これからも一人でも多くの子供たちの笑顔に出会えたらと思います。