柳沢 剛
2016/04/22
「弁当だ!弁当!!」
楽天が仙台に来る前の話です…。
宮城球場に、弁当売りの"名物おじさん"がいました。
独特の節回しと、勢いで…
「弁当だ! 弁当!! 買ってけろ弁当!!!」
「弁当だ! 弁当!! そら喰え弁当!!!」
あまりにもおかしくて…試合そっちのけで、見とれていたことを思い出しました。
ところで…
以前、このアナログにも書きましたが…
私…
20年程前…生番組で料理を作っていました…。(写真)
そんなこんなで…?
同世代の一般中年サラリーマンの中では…料理を作ってきたとほうだとは思うのですが…
弁当は、一度も作ったことがありません。(-_-;)
私にとっての料理は…食べた人が、目の前で喜んでくれる事が、最大の目標で…
場所も時間も離れたところで食される弁当にチャレンジしようとは思わなかったのです。
で…過去をさらに遡り…
自分自身の学生時代の弁当は?と言いますと…
でっかい弁当箱に、一面の海苔の海…
毎日これ…
パッと見、真っ黒弁当!
海苔は、二層になっておりました。
そして…一番上の海苔は週に数回逃亡し…
弁当箱のフタの隅のほうに集合したり、フタ全面にくっ付いたりと…自由奔放に行動していたのです。
一方、海苔に逃げられてしまったご飯はと言いますと…
うっすら茶色で…何とも哀愁の漂う…?
不思議なグラデーションの醤油飯…?
「あ~哀愁の、醤油飯!」
あっ! そうだ!!
毎日食べてた、この弁当のせいだ!!!
多分???
何にでも醤油をかけてしまう…現在の味覚が形成されたのは?
「お弁当」というタイトルから…「醤油絶対至上主義」という、自分の「味覚のルーツ」に辿り着いた…今回のアナログでした???