佐藤 拓雄
2016/12/02
先日、出張で宮崎へ行きました。
宿泊先のすぐそばに、青島という小さな島があり、朝、散歩がてら行ってみました。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、島の周囲が奇妙な形の岩で囲まれています。
その名も「鬼の洗濯板」。
写真がそれです。
現地の案内板によると、国指定の天然記念物で、
「新第三紀(2400万年~200万年前)に海床に規則的に堆積した砂岩と泥岩の互層が傾き海上に露出したものが、波の浸食を受け、堅さの違いにより凹凸を生じたもの」。
「鬼の洗濯板」は通称で、天然記念物としての名称は、「青島の隆起海床と奇形波蝕痕」だそうですが、まさしく「鬼の洗濯板」。よくぞこんな呼び名を付けたなあと感心します。
写真に撮るとこんなものですが、とても小さな写真では表現できない、カメラに収まりきらないスケールでした。本物をご覧になることをお勧めします。
たまたま朝つけたテレビで、「俳優の阿部寛が、青島を訪れ、鬼の洗濯板でスマホ写真を撮っていると、そこに鬼がいて、洗濯機を回している」というコマーシャルを見て、これは、今すぐ行ってみよう、と思い立ったのがきっかけです。
私はてっきり洗濯機のコマーシャルだと思い込んでいたのですが、今検索してみたら、九州の光ネットワーク会社のコマーシャルでした。記憶や印象なんて曖昧なものですね。
で、この宮崎からの帰り、空港で「青島ういろう」というものを買って帰りました。
写真を撮り忘れましたが、鬼の洗濯板を模して、斜めに重ねて包んであるのです。
何気なく買って帰ったところ、数種のお土産のうち、最も家族に好評でした。
買ったその日が製造日、賞味期限がその翌日、つまりは、保存料も何もなし、なのでしょう。ですから、取り寄せもできません。
だから余計そう思うのか、また食べたいなあと、なんだか毎日のように思い出しています。
これじゃ、「冬に食べたいもの」じゃなくて、「冬に食べたもの」の話か??それに、冬じゃなくてもいい話でしたか。
次は、金澤アナウンサーです。