柳沢 剛
2017/02/10
言葉は生き物!
日々新たな言葉が生まれ人知れずに消えていく…。
「スマホ」は勿論「ガラケー」すら無かった時代からのアナウンサーは…そのことを痛切に感じるのです。
ネットの普及と共に、カタカナ語の進出と侵出は凄まじく…英語・フランス語・イタリア語等々が入り乱れて大氾濫!「ズボン」は「スラックス」になり…時に「パンツ」や「ボトム」とも呼ばれ…「レギンスパンツ」って???(入ったのが嬉しくて…先日買っちゃいましたが…) (^_-)-☆
「シュミレーション」ではなく「シミュレーション」。
「チョコ」と「ショコラ」は、英語とフランス語の違い…。
「ムービー」と「シネマ」はアメリカ(米語)とイギリス(英語)の違い…。
ほとほと左様に、難しいですね~! (~_~;)
では…お題の「スイーツ」は…いつ頃から使われるようになったのでしょうか?
1998年発行の「広辞苑第5版」には記載がないもの…
2008年発行の「広辞苑第6版」には「甘いもの、ケーキ、菓子など」と登場!
その前年、2007年の「ネット流行語大賞」の銀賞を獲得していますので…この辺りかと思いきや…?
弊社の夕方の番組では…
「スウィーツ特集」なるものを15年程前にオンエアー!
しかもティラミスを巡り…「スウィーツ」なのか「スイーツ」なのか?激しいバトルを思い出しました…。
因みに「ティラミス」はイタリア語…。「クリームブリュレ」「ナタデココ」「タピオカ」いろいろ流行りましたね~?
オンエアーで…「カエルの卵!頂きま~す!」と言って…ドン引きされた記憶も今や昔… (^_^;)
ところで…
最近出席したあるパーティーで、写真のプレートを発見!会場のスタッフに聞いたところ…
「皆さんにお分かり頂ける様にずっとこの表記です!(ニコッ!)」と毅然と御対応頂き…嬉しくなりました。
アナウンサーは、言葉に敏感になりながらも「言葉の変化の先頭には立たない!」という慎重さを持ち、老若男女に伝わる表現を日々探っています。
とは言え…
時代に取り残された表現では、違和感を与えてしまいます…。
となると…
どうしたもんじゃろの~???
ケーキか和菓子…甘いものでも食べながら…もう一度、考えてみます\(^o^)/
次は用語委員の拓雄アナです。