2009/10/26
出張で金沢に行ってきました。陸路で行くと、仙台~大宮~越後湯沢~金沢というコースです。たっぷり時間はあります。越後湯沢・金沢間は、思ったほど日本海が見えなかったですね。写真は、茶屋町の一画。見事に往時の面影を残しています。
帰ってから、松本清張原作「ゼロの焦点」を読み返しました。冬の金沢が舞台です。折りしも、今年は松本清張生誕100周年、改めて原作の良さを知りました。太宰治も生誕100年にあたりますが、センテンスの長さは大変な違いですね。
テンポの良さ、清張独特の言葉のつかい方、映像とは違う感覚がありますね。名作「砂の器」は原作より映像の方が優れた作品だと感じますが、この「ゼロの焦点」はまずは本から入るべきでしょうね。
そういう私は、映画やテレビの映像から入ってしまって、反省?しているところです。
ですから、この作品は、まず本!そのあとは、レンタル店で野村芳太郎監督、橋本忍・山田洋次脚本、久我美子主演の松竹映画を、そして今年、ヒロイン役に広末涼子で48年ぶりに映画化された映画を、そして、そして生誕100周年記念の解説本を。観て読んでみてはいかがでしょうか。
「読書の秋その2」最後は、林アナウンサーです。