2014/09/19
本は図書館で借りて読むので、手元に残らず、読み返すことってあまりありませんね。
ただ何度も確認してしまうことがあるのが野球のルールブック。
実際手に取って見ると、野球のルールを言葉で説明するのは極めて難解。
ダブルプレーを説明したくても、何て言っていいのか頭を抱えます。
先月30日、楽天・横山投手がデビュー戦で1球投げただけで勝利投手になったゲーム。
リードを許した直後に味方が逆転したため、横山投手が勝利投手となる要件は揃っていますが、記者陣の間ではある疑問が…
「“勝利投手の条件を持った救援投手より勝利に貢献した救援投手がいた場合、その投手が勝利投手になる”ってことなかったっけ」という会話になり、ルールブックをひっくり返しました。
プロ野球史上初の初登板1球勝利がかかっているため間違えるわけにはいかず、記録員に直接確認して勝利投手は横山投手であることが分かりました。
ルールブックにはキチンと定義されているので気になる方は見て頂きたいですが、“記録員の判断によって”上記が適用されるシチュエーションもあるのも事実。
公園で野球をして遊んだ経験がある男の子なら何となくルールを知っていますが、稀なケースに触れると途端に分からなくなります。
“グラブを投げてボールを捕球してはいけない”のですが、それが“打球”“送球”“投球”だった場合によって対処方法が異なります。
送球がベンチやカメラマン席に入った場合でも、牽制球がダイレクトに入ったのと、内野ゴロ処理後の一塁悪送球によるものとで異なります。
そんな中、仕事とはいえ瞬時に毅然と判断が下せる公式審判員・記録員の方々には頭が上がりません。
アナウンサーながら説明能力がない私は「ルールを知る手っ取り早い方法は、テレビゲームで遊ぶこと」なんて言って逃げてしまいがちです…。
次は稲垣君です。