アナ・ログ

文月の出来事

柳沢 剛

2012/07/08

そう言えば・・・
アヤちゃんもフミちゃんも7月生まれでした・・・。

さて!
出窓に置きっぱなしのサボテンの花が・・・咲きました・・・
ほとんど放置状態のサボテンの花は、鮮やかなオレンジ色・・・。
何の予告も前触れもなく、突然咲きました。
普通、花は・・・
蕾が出来て・・・「いつ咲くかなぁ~」と言うような心の準備と言いますか前触れと言いますか、自己主張と準備をしていて咲きますから・・・
こちらも「ああやっと咲いたぁ~・・・綺麗だなぁ~」みたいな心の準備の後の、待っていました!的な感動があるものなのですが・・・サボテンは違います・・・。

もしかすると、数日前から蕾を付けて「ねーねー!気づいてよ!!」と言っていたのかもしれませんが・・・。
ゴメン!全く気が付きませんでした・・・。

そして・・・突然咲いたのです・・・。
そして・・・たった2日でしぼんでしまったのです・・・。

もし、この日に気が付かなかったら・・・・
お~!何と言えばいいのか!!
すごいじゃないですか!!!
文月最大の出来事です!!!!
何か・・・感動です・・・。

ちょっと、大袈裟ですね・・・
わかっています・・・スミマセン!
でも、なんか嬉しかったもので・・・書いちゃいました・・・。

次は飯田アナです。

梅雨の季節に思う事

柳沢 剛

2012/06/28

  仙台の今年の梅雨は、連日どんよりとした曇り空が続く、梅雨らしい梅雨です・・・。
なのに…
「いつ「梅雨」に入ったのか、「つゆ」知らず・・・」という親父ギャグを連発する人達に囲まれて生活している今日この頃・・・
そっちの方が余程うっとうしかったりしますが(笑)
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

いや~アジサイと菖蒲が綺麗ですね!

緩やかな春の陽光から、燦々と降り注ぐ夏の太陽への移行期間におかれた「梅雨」と言う季節。
梅雨前線が日本列島を上下しながら、季節を変えていく過程で降らす雨。
気分も上がり下がりを繰り返したりしますが・・・
皆さんは、雨と自分と、うまく付き合えていますでしょうか?

先日
気分「雨季・雨季!」いやいや、「ウキウキ!」な事がありました・・・
我が家のポスト(写真)の中に小鳥が巣をつくったのです。
その小鳥は「シジュウカラ」(こちらの写真は、なかなかシャッターチャンスがつかめませんので後日…)
スズメほどの、小さな白と黒のストライプで、背中がちょっと黄色みがかり、
胸の黒いネクタイ模様がトレードマークの可愛い小鳥です。

郵便屋さんと新聞配達の方にはお手数をお掛けすることになりますが、ヒナが巣立つまで、家賃なしでシジュウカラの新婚カップルにお貸しする事にしました。
チラシ配りのお兄さんに空けられないように、
ちょっとカッコ悪いのですが・・・わざとわかる様に白のガムテープで留めて、メッセージも付けました・・・。
毎朝「ツピツピツピー」「ツピツピツピー」と可愛い声が聞こえます・・・

近くの木には「キジバト」の巣も・・・
町内では「カモシカ」と「熊」の目撃情報も・・・
自然豊かな団地です・・・。

今夜は夜勤!
カモシカと熊に、立て続けにぶつからないように注意して車で帰ります・・・。

水無月

柳沢 剛

2012/06/14

6月は「水無月」と書きますが・・・
イメージ的には「水多月」。雨とアジサイとカタツムリが似合う季節です。
空気がしっとりとして…落ち着いた気分になります。空気中の塵も浄化され、雨上がりの空気がとてもおいしい季節です。
日中のムシムシした熱さは苦手ですが、朝のひんやりした空気が何とも心地のいい季節です。
そして、きらめく夏がもうすぐです。その夏を前に、先日、少年野球チームの子供達と「流しそうめん」をしました。
大会が一段落しての慰労会で、お母さんたちが企画してくれました。
竹を繋ぎ合わせ、室内から室外へ!支える台は自転車という、まさに手作りの流しそうめん!水流に乗って竹を滑り落ちてくる「そうめん」をすくい上げ…
今年の初そうめんを堪能しました。
各家庭まちまち、様々な薬味もそろえられ…
新たな発見もあり…
そうめん以外にも時々「サクランボ」や「プチトマト」が流れてきて…
子供達と一緒に大はしゃぎ…
美味しいし、楽しいし、最高の慰労会になりました。何でも、アイデア次第で楽しくなるもんですね!水の流れが、そうめんの美味しさをより引き立てていました。
水無月には、やっぱり水が似合います。

次は、寺田さんの「水無月」です。

若葉の頃に思う事

柳沢 剛

2012/05/24

「目に青葉 山不如帰 初鰹!」実に気持ちの良い季節です。
5月21日、津波の被害に遭った、いわき市の小名浜港に今シーズン初めてカツオが水揚げされ、港は活気に包まれたそうです。

そして、目を窓の外に移せば…
一斉に&アッという間に、
チョト前まで枯れ木だった枝に、若葉が茂ってきました。
まさに「若葉燃ゆ!」季節。
緑色、黄緑色、暗緑色、鶯色、松葉色、浅葱色、萌葱色、緑青色、木賊色、若竹色、青竹色、薄緑、灰緑、深緑、常磐色、オリーブグリーン、マラカイトグリーン、エメラルドグリーン、コバルトグリーン、クロムグリーン、ピーコックグリーン等々
「みどり」には、実に沢山の表現があり、一つ一つに趣があります。

清々しさの中に、生命感と勢いを感じる、
春と夏を繋ぐ色。私にはそんなイメージがあります。

そして最近は、なんとなく懐かしささえ感じたりもします。
私の10代から20代は、「青春」ではなく「緑春」だったのかもしれません。
何のこっちゃ?と思う方もいるかもしれませんが・・・
今年の若葉の季節は、私にそんな事を考えさせる季節になっています。
(ちなみに、このアナログを書いているときに頭をよぎったBGMは・・・・天地真理とシンシアでした…分かんないだろうなぁ~…)

さー次は飯田アナです。

五月晴れ

柳沢 剛

2012/05/11

5月には青空が似合います。ブルースカイに、こいのぼり…。何と5月らしい風景でしょう・・・。

そして、青空の下での高校野球!
良いですね~。応援にも熱が入ります!!

若葉が芽吹き、小鳥がさえずる清々しい季節。
熱くもなく寒くもなく・・・
本来なら一番良い季節・・・
のはずが・・・・。
突然の雷に、ひょう・大雨・竜巻・・・。

このところ大気が不安定な日が多くなっています。
そして、その天気に気持ちも引っ張られたりします・・・。
気持ちの不安定も、まずいです・・・。
周りの人に迷惑をかけてしまいます…。
なるべく早めに、自己修正と自己修復を図らなければなりません・・・。
そわそわせずに、
地に足付けて・・・仕切り直しです。

そして「毅然と対応!」これが大切になってきます。

そうすることによって、物事がスカッとさわやか、ブルースカイ!!
本来の、イメージ通りの、5月の空の様な気分になれれば しめたものです。

窓の外に目をやれば・・・
オッ!
晴れてきた・・・。
でも、なぜだろう・・・
気分は・・・
ブルー~
ブルースカイ ブルー…?
もしかして・・・これって、五月病?

いやいや・・・大丈夫・・・大丈夫・・・
夜勤明けは、いつもこんな感じなのです・・・。

さー!今年も高校野球を沢山見て…気分転換!!
一生懸命のプレーは、おじさんの心を熱くし、清々しい気持ちにしてくれます。


次は、
いつも爽やか!金澤アナウンサーです!!

2012年 春

柳沢 剛

2012/04/18

2012年の春は、相当シャイなのか…
例年になく足踏みして…奥ゆかしくやって来るようです。
東京で桜が満開になったというニュースの次の日に、
仙台では小雪が舞い…
強風が吹き荒れ…
桜の蕾はガッチリ固まってしまいました。

そして…
やっと…
やっと!
仙台では多分?本日4月18日に??桜の開花宣言???
平成に入って一番遅い桜の開花です。

先日、桜満開の東京で、ずうずうしくなる前の…そう、当時シャイだった学生時代の仲間と、25年ぶりに集いました。
写真(上)はその時の1枚。フジテレビ・テレビ朝日・テレビ東京・ニッポン放送・そして仙台放送とそれぞれ違う会社に入社しましたが、アナウンサーとして頑張ってきた友人です。
25年前の学生はそれなりに年を積み重ね、現在それぞれの人生を送っています。25年前、一緒にアナウンサーを目指した仲間たち…。話は盛り上がりました。
皆で行った旅行の話にもなりました。それが下の写真。(やっと探し出しました…磐梯朝日国立公園とメモが残っております…)
本当に懐かしく、楽しい思い出です。

今年もキー局はじめ、全国各地でアナウンサーの採用試験が行われています。自分の思い通りに行く人はごくわずか…。
後は、自分の気持ちと正面から向き合い、どう折り合いをつけていくか…。
会社も大学も入ることがすべてではなく、そこで何を学び、何を目指し、何をやるかと言う事が大切な事!
思い通りならない結果を恨むのではなく…
次に何をやるのか&目指すのか?そこに自分自身のみなぎるエネルギーを使い、自分で納得できるまで、頑張ってほしいものです…。
諦めず、しらけず、馬鹿にせず、嘘をつかず、繕わず、真っ直ぐな気持ちで、毅然と頑張っている若者を、おじさん達は応援したくなるものです。
皆~!頑張れ~!!

さー次は!この春ママになった、寺田アナです!!

新たなスタート!

柳沢 剛

2012/03/30

平成24年度がスタートします。
今日からのテーマは「新たなスタート!」

進級・進学・就職・転勤等々…。
「震災を乗り越え、心機一転、頑張るぞ!」と思っている方も沢山いることでしょう。
その前向きな気持ちを大切にして下さい!
その前向きな気持ちを育てていって下さい!!
若い人たちのそんなパワーは、周りを明るくしていきます。

我が家の3人の子供達も、今年それぞれの節目を迎えました。
1月、長男が成人式。
3月、次男&三男が高校・小学校を卒業。
4月、次男&三男が大学・中学に入学。
節目を迎えられたことに感謝し、自分自身の目標に向かい、邁進してほしいものです。

そして、仙台放送アナウンス部にも、この春新しい仲間が加わります。
小口ひとみアナウンサーです。
4月中には画面に登場する予定で、現在猛特訓中ですので、暖かく見守り
応援して頂ければ幸いです。

と言うことで…
次は、画面より一足早く、アナログデビュー!
期待の新人、小口ひとみアナウンサーです!!
自己紹介からお願いします!!!

ともに(3)

柳沢 剛

2012/03/15

震災から1年が経ちました…「ともに」をテーマに綴るアナ・ログ今日から3巡目です。

先日、あの日からほぼ1年ぶりにヘリコプターに乗り宮城県沿岸をリポートしました。
空から見た被災地…
変わったところ、全く変わっていないところ…。
一年と言う月日を考えると、複雑な気持ちになります…。

建築制限はいつまで続き…そしてその後はどうなるのか?
リアス式海岸が続く宮城県北部の沿岸部は海岸線沿いの低地に家並みが続き、高台に小中学校や公民館、そしてその裏山からは険しい山林が続く…と言うところが少なくありません。
「高台移転」と言っても何処に移転すれば良いのか?
空から見てもピンとくる場所がない地区も見受けられ…
空の上でいろいろな事を考えさせられました。

あまりにも広範囲の被害。
そして…
いまだなお、行方が分からない方。
いまだなお、不自由な生活を強いられている方。
いまだなお、生活の目途が経たない方。

どうすればいいのか?
何が一番いいのか?

生かされたものの辛さ…
だからこそやらなければならないもの…
頭の中と、自分自身の気持ちが整理のつかない
空の上だから…?
地に足のつかない…
何ともいえぬ混沌とした気分に包まれました。

取材を終え、帰りに外洋に出ようとした時…
湾内に、養殖いかだを見つけました。
かつては当たり前の光景でしたが、あの日の津波で宮城県沿岸部の「養殖いかだ」「養殖ブイ」は全て流され、なくなっていたのです。
それが、徐々にではありますが…
復活…?

ちょっとだけ、ほっとした気分になりました。

兎にも角にも、、全てはこれから…

「ともに復興元年です!」

次は、浅見アナウンサーです。

ともに(2)

柳沢 剛

2012/03/07

あの日から、間もなく1年です。
以前も書きましたが、震災翌日、私はヘリコプターで宮城県沿岸をリポート。
この世のものとは思えない光景を目の当たりにし…精神的にも極限状態で…何処で何をしゃべったのかは全く覚えていませんでした。

実は最近、1年ぶりにその時のVTRを見る機会があり…

女川上空で…
「女川は壊滅状態です…女川湾と万石浦が瓦礫でつながっています…」とリポートしていたのです…。
「えっ!」と思う人も多いと思います。私もビックリしました…。もしそれが本当だとすると…津波により牡鹿半島全体が瞬間的に島になったことになります。本当はどうだったのか?今回「めざましテレビ」のクルーと女川町を訪れました。
確かに津波は女川湾から国道を伝い、一番高い女川高校の前まで瓦礫を運び、万石浦の浦宿まで達していたと現地の人から話を聞くことが出来ました。(この模様は「めざましテレビ」3月9日(金)の7時台で放送される予定です)
(あくまで予定です)

女川町はめざましテレビの中継で幾度となくお世話になった場所。春のコウナゴに初夏のホヤ、夏のカツオに秋のサンマ。温泉掘削に岸壁の穴釣り。お魚市場にトリックアート。そうそうダイビング免許を取ったのも女川でした。
1年ぶりに訪れた女川の町…
マリンパルの建物が辛うじて残っていましたが、地盤沈下により海水が入り込み近付けず…お世話になった旅館やスーパーは跡かたもなくなり、全て更地になっていました…。
1年の歳月がたってもまだこの状態。運び出される瓦礫、運び込まれる港湾資材…。大きなダンプカーがひきりなしに行きかっていました。

モヤモヤ感を残したままの帰り際…。
女川から石巻に入る直前に「お魚市場」の看板が…。そうです!マリンパルの中にあった「お魚市場」が場所を移し営業していたのです。(写真)
6店舗だけではありますが、新たなスタートを切っていたのです。
1人の男性が沢山の魚を買い求めていました。
聞けば、この場所でお魚市場が再開したと聞き、1年ぶりに50km程離れた涌谷町から駆けつけたとの事。店主とは顔なじみで、ともに再開を喜びあっていました。
それまでのモヤモヤは吹っ飛び、とっても暖かい気持ちになりました。

ともに笑顔!!

良いですよね。

次は、寺田さんです。

ともに(1)

柳沢 剛

2012/02/28

季節は巡り、弥生3月が目の前です。
三寒四温を繰り返し、春へとむかう季節ですが…
昨年とは違う3月です。
会いたくても、もう会えない人が沢山いて…
二度と見られなくなってしまった風景も沢山あり…
仙台で迎える26回目の春は、今までとは全く違う感覚で迎えることになりそうです…。

最近、いろいろな事を考えます。
「ともに歩む」と言うことは…
地域による温度差ともに
個人による温度差
当たり前のことではありますが100人集まれば、100人の考え方があります。
それぞれの町の復興計画・意見交換会では、実に様々な意見が出ます。それぞれの置かれた立場と環境が違うので、当たり前と言えば当たり前なのですが…。

「大きなことをやるためには多少の犠牲はやもうえない」という流れにどうしてもなりがちです…
「一人ひとりの思いを積み上げたうえでの大きなこと」と言う発想では進まないのか…?
それでは時間がかかり過ぎるのか?
では、どの様にフォローすれば良いのか?していくのか…?
14市町の様々の地区でいろいろな意見が飛び交っているようです。

「ともに希望を!」 そう願ってやみません。

間もなく誕生する命。
そして4月には、夢を持ち希望にあふれた新入社員も入ってきます。
目の前で起こる、辛く苦しい全ての事象は
「その人を、強く、優しく、しなやかにしていくための鍛錬の場…」
そう信じて頑張ってもらいたいものです。
「諦めない、しらけない。一歩づつコツコツと!」

全ての事に通じることなのかもしれませんね。

さー次は、広瀬アナです。

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