アナ・ログ

8”まるよ!

佐藤 拓雄

2013/04/10

先日のアナ・ログでも書きましたが、この春から、長女が中学生に。新生活の始まりです。
長男は中学3年に。長女に対して、なにかと「先輩風」を吹かせています。微笑ましい一方で、言わなくてもいいことを色々吹き込んでいるのを見ると、親としては、「余計なことばかり言うな」とついつい咎め立てしてしまいます。

そして、次男坊も新生活が始まります。幼稚園入園です。
上に大きい兄姉がいるためか、もともと口は達者ですが、ここへきて、生活力が急速に上がり、入園に向けて、心身ともに準備ができてきたかな、と少々ほっとしています。

3人目になっても、父親として悠然と構える、なんてことは一向にできず、やっぱりあれこれ心配ばかりですが、次男の成長を見ていると、そんな親の気持ちとは関係なく、本人のタイミング、というものがあるのだなあと感じます。
そのタイミングを逃さず、上手に働きかけをすることが大切だ、と頭では分かりますが、現実と理想にはいつもギャップがあり・・・次男に限らず、長男に対しても長女に対しても、親としてのあるべき姿にはほど遠いままです。

その次男坊との最近の会話。
二人でお風呂に入り、そのあとも二人で楽しく遊んでいた時のことです。

私「楽しいねえ。○○(次男)がいてくれてよかったなあ」
次男「ママが僕を生んでくれたからだよ。みんなに会いたいなあ、って思って生まれてきたんだよ」

思いがけず、なんとも泣かせるひと言。

親をやっていると、心身ともに苦労のほうが多いような気がしますが、たまにはこういう喜びもあります。


続いては、先月から、スーパーニュース担当、ニュース生活が始まった、小口アナウンサーです。

2013年 ともに

佐藤 拓雄

2013/03/12

東日本大震災は3年目に入りました。
そこで、今日からのテーマは、私たち仙台放送の復興へのキャッチフレーズ「ともに」です。

あの日から2年。
今も、県内だけで10万人もの方が、仮設住宅で暮らしています。
1300人もの方の行方がまだ分かりません。
津波被災地は更地だらけ。(写真はきのう3月11日、朝日の南三陸町歌津です。更地の上にうっすらと雪。寒い朝でした)
内陸部の被災地も復旧は遅れています。

それに比べれば、私の暮らしは、ほぼ震災前に戻りましたが、それでも、近所のスーパーは、地震で壊れ、まだ再開していません。近くのビルも全壊、つい先日ようやく解体工事が終わり更地になりました。住んでいるマンションは「一部損壊」でしたが、修繕工事が始まったのはごく最近で、今も作業中です。
私程度の被災状況でも、暮らしのすぐ隣に今も震災があるのです。

阪神淡路大震災では、「地域経済が震災の影響を脱した」と感じた人の割合が、震災10年で初めて半数を超えたという統計があります。いかに時間がかかるか、ということを思い知らされます。

そういう中で、ここ数か月の間に、仙台に住む人から「もう震災の話は見たくない、聞きたくない」という声を聞きました。それも一人ではなく複数、そして、受けた被害がそれ程ではない人たちです。
ある人は「辛いから」と言い、別の人は「いつまで被災地の状況を放送するのか。仙台市民はとっくに前を向いている」と言いました。

本当に残念で、情けなく、悲しい、と思いました。
震災の現実は、「辛い」に決まっています。でも、自分よりもっと辛い人が、同じ県で暮らしているのです。「前を向く」とは、都合よく忘れることではないはずです。

私の考えを押し付けるつもりはありませんし、色々な考え方があるのは百も承知ですが、でも、あえて言いたいのは、何もできなくても、目をそらすことだけはしないでほしい、ということです。
今後さらに震災の風化は進みます。その風化に拍車をかけるのは、現実から目をそむけ、見ないこと、聞かないこと、なかったことにする行為ではないでしょうか。

震災3年目、まだまだ私たちは、震災の真っ只中です。

次は、明日から職場復帰、寺田アナウンサーです。

もうすぐ春ですね!

佐藤 拓雄

2013/03/04

「ひなまつり」から一日遅れですが、写真のお雛様は、次男が未就園児の教室で作ってきたもの。親の私が言うのは何ですが、なんとも微笑ましい作品です。

さて、この春、我が家では、入園入学が重なります。

長女が中学校に、次男が幼稚園に。それぞれ新しいステップです。

どちらも制服のある学校です。
長女は制服のない幼稚園に通っていたので、二人揃って「初制服」。
真新しい制服が届き、子どもたちより、親のほうが気分が高まっているような気もします。

私も幼稚園と中学で制服がありました。
幼稚園の時は、すべり台に熱中するあまり、制服のズボンのお尻がズタズタになってしまい、親を困らせたという思い出があります。
親になってみると、制服のズボンをズタズタにされたら、困るよなあ・・・活発に遊んでの結果だけに、「やめなさい」とも言えないし・・・

制服と言えば、現在中2の長男は、毎日「制服生活」ですが、なんとか順調に背も伸びているようで、入学以来、衣替えの度にズボンのすそを直しています。
長女は、女の子ですからそこまでのことはないでしょうが、洋服が小さくなるのは、親としては、うれしい悲鳴です。
長男の制服ズボンが、だいぶテカってきたのも、2年を過ごした証。
私の中学時代も、最後はズボンがテカテカだったなあ・・・
長男は、春から「受験生」。やはり新生活スタートと言えます。親としては、自分の受験より心配です・・・

ともかく、それぞれの春、新生活が充実した毎日になってくれるよう祈るのみです。

明日は、浅見さんです。

佐藤 拓雄

2013/02/13

それでは、前回の予告通り、先日の富山出張話・後編です。

特急の運休で、往路に要した時間は、およそ9時間。
翌日の帰りは、天候も回復し、富山駅の改札で聞くと、ダイヤ通りとのこと。
ほっと一安心してホームで特急を待ちました。すると、直後、「5分遅れ」とのアナウンスが。嫌な予感もしましたが、悪天候でもないので、大きな影響はないだろうと考えるしかありませんし、5分遅れはともかくとして、順調に走っているように感じられました。

ところがところが、です。
1時間ほど走ったところで、突然車内の照明が消えました。なんだろう?と思っているうちに、列車は停止。車内放送で、列車の電源が落ちて入らなくなっている旨が伝えられました。
停まったのは、本来は通過するはずの駅です。しかも、この駅、トンネル内の駅なのです。
(後日調べたところ、この「筒石」という駅は、知る人ぞ知る全国的にも珍しい駅でした。)
ホームに降りることはできないのですが、かなり幅の狭いホームに、蛍光灯が弱々しく灯っているだけの駅。そもそも薄暗いわけですが、車内も停電で真っ暗。さらに悪いことに、携帯は圏外。車掌さんが回ってきたので聞いてみると、
「私たちの業務用の携帯も圏外なんですよ」
・・・まあ、無線があるのでしょうけれど、それで大丈夫か???
そして、お気づきかと思いますが、停電ですので、暖房もストップ。車内温度が少しずつ下がっていくのが、時間と共に分かるようになってきました。

・・・いい年して恥ずかしいですが、心細い要素ばかり。
雪の中で止まるのも嫌ですが、雪さえ見えないトンネル内。「閉じ込められ感」満載ですが、じっと待つしかありません。

1時間近く経ち、突然電気が点きました。とりあえず隣の駅まで移動して点検する、とのこと。
隣の駅は、トンネルではなく、外の駅でした。携帯も通じます。雪は深いものの、きれいな青空。まだ安心はできませんが、解放感ありましたねー。写真は、その景色です。
待ち構えていた作業員の人たちが慌ただしく何か行い、なんとか復旧、1時間半遅れで、越後湯沢に到着しました。

この程度で済んでよかったですが、結局往路・帰路、各9時間。2日間で18時間を移動に費やした出張でした。こういうこともあるんですね・・・

明日は、梅島アナウンサーです。

私の寒さ対策

佐藤 拓雄

2013/02/04

先日、系列の会議で富山に行きました。

この時期に雪の多い地域への出張は、それだけでなかなかリスキーですが、その日に合わせたかのように、この冬一番の寒気が入ってきました。

そういうことを見越して、もともと鉄道ルートで向かうことにしたのでしたが・・・
越後湯沢までは順調。ところが、富山へ向かう特急が強風と大雪で運休に。
ただ、在来線の各駅停車は運行中。集合時刻には間に合いませんが、なんとか到着できそうなので、2両編成のワンマン電車に乗り込みました。

列車は、一応定刻に出発。しかし、窓の外は、景色など何もないほど真っ白です。
写真を見てください。線路さえ見えないような状況です。

車内は、特急に乗れなかったと思われる人やスキー客でかなりの混雑。暖房は一応ついていますが、吹雪の中を走っているうえ、心細さも手伝ってか、結構寒い。スースーするのです。
ふと頭をよぎったのが、今ここで電車が止まってしまったら・・・という嫌な想像。
この天候、何があるかわかりません。
電車が進めなくなるだけでなく、吹雪の中、電気も止まってしまったら・・・しかも、聞いたこともない駅名ばかりの日本海側。線路の上を歩かされたりしたら・・・小心者のマイナス想像は、どんどん嫌な方向へ向かいます。

この時の私の服装は、軽装ではありませんが、移動も会議も室内、厚着し過ぎるとかえって暑くなってしまうし、荷物は少ないほうがいい、という考えで、外で長時間過ごすような準備は何ひとつしていません。「念のためもう一枚」も、使い捨てカイロも持っていないのです。

「これ以上寒くなったらいやだなあ・・・いざという時には新聞でも着るか・・・」

そんなしょうもない考えとともに、頭に浮かんでは消えたのが、この出張に関しての「私の寒さ対策」は、一体何が正解だったのだろうか?という疑問です。

結局、電車は止まることなく、目的地にはなんとか到着できましたが、荷物にならず、室内では暑くならず、万一のことがあっても寒くならない、そういう危機管理と身軽さを兼ね備えた「寒さ対策」はないものでしょうか。

ところで、この出張話、実はさらに続きがあります。「後編」にもよろしければお付き合いください。

明日は、寺田アナウンサーです。

2013年 今年の抱負

佐藤 拓雄

2013/01/21

今年の初詣でひいたおみくじは大吉でしたが…

去年の年末は、最後の最後に体調を崩して寝込んでしまいました。
(丸4日寝込んですっかり回復しましたのでご心配なく)
かなりの高熱が出ましたが、インフルエンザは簡易検査では陰性。
それでも、医者には「おそらくインフルエンザなので会社には行かないほうがいい」と言われ、お休みさせていただきました。

担当しているスーパーニュースは年内最後の放送を休む結果になり、なんとも申し訳ない気持ちでした。
あと一日だけだったのに…でも、無理に出て周りにうつしてしまうのはもっと申し訳ないですからね。

ちょっと違うかもしれませんが、プロスポーツの世界で、シーズン全試合フル出場とか、ピッチャーならシーズンを通してローテーションを守ったとか、そういうことの価値も、改めてよくわかった気もします。

一年を通して健康でいること。これは本当に難しい。
花粉症、風邪の流行、疲れ…とにかく健康の敵は一年中たくさんあります。
それでも、今年こそは、そうありたいと思っています。

そして、私だけでなく、全ての人が「大吉」の一年になってほしいですね。

明日は浅見さんです。

あなたの2012年を漢字一字で表すと

佐藤 拓雄

2012/12/13

「早」という字かな、と思います。
でも、こう書くと、なんか、バラエティ番組の字幕とか、イマドキ言葉みたい。
「早!」みたいな。

それはともかく、「復興元年」と言われた今年ももう終わり。
時間が経つのは早く、しかし、この「元年」に何が復興したのだろう?
だから、早く!という意味でも「早」です。
今年が「ゼロ」だとは思いません。
でも、復興はなかなか進まない、早くしろ!毎日そう思います。

その一方で、いわゆる「第三極」の離合集散の早いこと。

このギャップに腹も立ちます。

個人的にも「早」を実感することがたくさんありました。

早寝早起きはなかなかできず、遅寝早起きばかりでしたが、本当にあっという間に過ぎてしまったこの一年。年を重ねるごとに時間が早く感じる、というのは、本当だと思います。

先日、長女(小6)との会話では、こんなことがありました。

歴史があまり好きでない長女ですが、たまたま歴史上の人物がどうこうという話になったので、
「徳川家康の死因って、天ぷらか何かで食あたり、っていう説もあるらしいよ」
とちょっと興味を引くようなことを言ってみました。
すると、
長女「何それ、めっちゃドンマイじゃん」
私「・・・・・・」
長女「てか、めっちゃザンネンなんだけど。むなしーーーー」
私「・・・・・・」
まるでイマドキの中高生。いや、小学生も今はこうなのか?
まったく徳川家康もカタなしです。
そして、娘よ、いつからそんなアクセントで、そんなボキャブラリー?
友達とはそういうしゃべり方なのか?

うーむ。改めて、子どもの成長は「早」い。

それから、先日この「アナ・ログ」にも書いたように、次男は来春幼稚園。早い早い。

長男は長男で、来年中3。高校受験が迫ってきます。
この間入学したような気がしますが、中学校生活は、親から見ていても、早い。
まさしく「少年老い易く学成り難し」です。
身長もそろそろ追い越されそうです。これは、早く!

【写真】通勤路のイチョウ並木ももうすっかり枝だけ。空も冬の色です。ギンナンのにおいもひと頃よりは落ち着いてきました。季節の移ろいも早く感じます。

浅見さんは、何の字でしょうか?

さー!この冬は何をする?

佐藤 拓雄

2012/11/29

毎日の通勤は、なるべく徒歩を心がけています。
もちろん、健康のためです。
片道30分弱。往復歩けば、一日の最低限の運動量としては十分です。

ただ、一年中徒歩通勤できるかというと、そうでもありません。
まず真夏はとても無理。
春先は花粉で無理。
雨の日も歩くのは嫌です。
こう書くと、意思も体も弱い人みたいですが、とにかくその時期は徒歩通勤はできません。

一番いいのがこの時期。
寒くても、歩くことでかえって体も温まります。

写真は、その通勤路。
ちょっと先はもう仙台放送、という場所です。
真っ黄色になったイチョウ並木の葉もだいぶ落ちて、枝が目立つようになりました。
しかし!
写真で見るときれいなのですが、この通りは、非常に苦痛です。
あのにおいが充満しているからです。そう、銀杏のにおいです。
「鼻が曲がる」とはこういうことをいうのか、と毎回思わせるあのにおい。
どうしてあんなに臭いんでしょうね。食べると美味しいのに。
息を止めて歩きたいくらいですが、このイチョウ並木、かなりの長さです。
そして、においだけでも我慢ならないのに、歩道に散らばった、たくさんの実。
こんなものを踏んづけてしまったら、どこまでいってもにおいがついてきてしまいます。
特に「危険」な場所では、水たまりの道を歩くように、慎重につま先歩きでよけながら・・・あーイライラする!
暗い夜道はさらに用心です。
でも、ふと周りを見ると割と皆さんさっさっと歩いて私を追い越して行くんですが、大丈夫なんでしょうか?踏んでいないんですか?

徒歩通勤、そして、銀杏に注意。

「この冬は」というより、毎年冬の大命題です。
つまらない話でひっぱってすみません。

明日は、広瀬アナウンサーです。

霜月に思う事

佐藤 拓雄

2012/11/21

11月1日。
この日は、3歳児4歳児を持つ親の多くにとって、特別な日ではないでしょうか。
多くの幼稚園で、入園願書の受付が行われる日だからです。
仙台市内の幼稚園も一斉にこの日。
他県でもこの日が受付日というところが多いようです。

次男が来年入園なので、今年の11月1日がその日です。すでに10年ほど前に、長男・長女の入園を経験していますが、3人目にして初めての経験がありました。
願書受付の行列に、ほぼ夜を徹して並んだのです。
スクールバスの定員が少なく、先着順だったためです。

上2人の時は、並ぶ必要もなく、受付開始時刻に行けば全く問題なしでしたが、今回は、夫婦で色々考え見聞きした結果、上2人とは違う園に入れることにしました。
そうと決めた以上、とにかくぬかりなく手続きを進めるのが、親の責任というもの。並んで済むなら、そりゃ、なにがなんでも並びますよ。
しかし、夜通し列に並ぶのは人生初の経験。数日前から、気が重いというか、心配というか、そんな気持ちで過ごしました。
近くなった時期に「前の晩から雨」という予報は出るし、「大きな地震があったら即出社。どうしよう?」「自分が体調を崩していたら並べるだろうか」「行ってみたら時すでに遅し、たくさん並んでいたら…」等々、小心者の心配は尽きることがありません。
挙句の果て、「到着したらとんでもない長蛇の列で、配られた整理券が「74番」、もう定員すらはるかに超えているじゃないか、うわーっ!」という夢まで見てしまいました。

ともかく、日付が変わったあたりの時刻に家を出て、外でアウトドア用のいすに座り、ひたすら待つこと8時間。明け方にはかなりの人数になりましたが、それなりの順番で提出でき、スクールバスにも無事乗れることになってひと安心。

11月に入り、夜中の冷え込みはかなりのものに感じました。でも、雨は一滴も降らず、風もなく、なんとか天候に恵まれたことも幸運でした。

こうして、いわば「力ずく」で入園手続きにこぎつけたわけですが、何歳になっても、体力が衰えても、子どものためなら、それでも自らに鞭打って全力を出してしまう、それが親というものではないでしょうか。そして、その気持ちがなかなか子どもには伝わらないんだなあ・・・

続いては、梅島アナウンサーです。

秋風に誘われて

佐藤 拓雄

2012/11/02

秋風に誘われた、わけではないのですが、秋晴れのこの日、長男の中学校の体育祭に出かけました。
小学校時代と違って、親に見に来てほしいのか来てほしくないのか、なんだか分からない態度で、中学校に入った途端に、学校行事との距離感が難しくなったなあ、と感じることもしばしばです。

それはそれとして、親が来ていようがいまいが、秋空の下、仲間と団結して、楽しそうにしている長男の姿は、見に行けてよかったと思いました。

体育祭の2週間ほど前には、野球部の新人戦がありました。新人戦に関しては、「見に来られるの?」と何度も聞いてきたり、中学生は分からないお年頃です。
気合を入れて試合に臨む姿、仲間を励ます姿、自分の好プレーに思わず緩む表情、敗戦に涙する姿・・・親として一生忘れられない光景がまた一つ増えました。

家では、生意気盛りの反抗盛り、親父を煙たがり、言うことを聞かず、ゴーイングマイウェイ、そのくせ、周囲の目をやたら気にする・・・

そういうところをすべてひっくるめ、なにげない会話の中で、
「青春だねえ・・・」
とつぶやくと、返ってきた答えが、
「青春って何?」
「まさに今のキミのことだよ」
「それじゃよくわかんないし」
「年を取ったらわかるよ、ああ、あれが青春だったなあって」
「ふーん・・・」

青春とは、振り返ってはじめて分かるもの。ああ、オレも年を取ったなあ・・・

・・・ふと気付くと、そんな会話を冷めた目で見ている小6長女。彼女は、まだ青春の入り口一歩手前です。

次は、浅見さんです。

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