佐藤 拓雄
2012/10/17
10月は、自分にとって、特別な月です。
14年前の10月、初めて親になったからです。
今でも、生まれた日の様々な出来事を、昨日のことのように覚えています。
立ち会い出産でしたので、長男がこの世に出てきた瞬間を見届けたわけですが、その瞬間に感じたことは、「これは責任重大だ」という、身が引き締まる思いでした。
もちろん、無事に生まれてきたことの安堵感、我が子と対面した感激、13時間もの陣痛を夫婦で乗り切った(私もずっと腰をさすりましたから)という思い、などなど様々な思いがあったことは言うまでもありません。
ともかく、長男をはじめ、3人の子どもたち全員の出産に立ち会い、それぞれ忘れられないのですが、やはり、その都度感じたのは、責任の重さでした。
でも、ちゃんとその責任を果たした、と言えるのは、彼らが独り立ちしてから。三番目が巣立つまで、あと20年弱(長いなあ)、親の責任を全うできるように、頑張らなければ。
ところで、長男と私の誕生日は近いのですが、今年の私の誕生日に、私の父が、「拓雄が生まれた日のことを思い出す・・・」としみじみ振り返っていました。40数年も前のことなのに。
私も第一子なので、父にとって、私の生まれた日は、自分が親になった日。その気持ちはよく分かります。そして、親にとっては、いつまでも子どもは子ども、ということも、自分が親になって分かりました。
長男が今の私と同じ年になった頃、やはり、私も、父と同じことを言うような気がします。いや、それより前にも何度も話して煙たがられそう・・・(笑)
でも、子どもたちも親になれば、きっとこの気持ちが分かるはず。
「初めて親になった日」は、自分の人生にたった一度しかない日ですから。
明日は、私と同じく三児の父、柳沢さんです。