林 佳緒里
2013/02/20
雪がまだ残る中、この場所は春でした。
先日、去年に続いて観光いちご園に行ってきました。
亘理町の「鈴木観光いちご園」です。
このいちご園のご主人・鈴木さんは、震災による津波で以前のいちご園が全て流されてしまったため、同じ亘理町内の別のこの場所でゼロからのスタートを決めました。
その様子を取材させていただいたことがきっかけで、今年もまた伺わせていただきました。
今シーズンで2年目を迎えたいちご園の面積は、昨シーズンと同じ以前の3分の1ほどですが、今シーズンは、多くのボランティアの人たちが様々な作業を手伝ってくれたそうで、昨シーズンと比べて嬉しいこともたくさんあったということです。
さらに、いちご園を訪れたいという人たちの数も以前より増えているそうですが、それに見合った量の栽培ができないのが、本当に申し訳ないとおっしゃっていました。
真っ赤なイチゴ。一粒一粒に込められた思い。
外は雪が残り寒くても、真っ赤なイチゴを見ると、その寒さも忘れ、気持ちもあたたかくなります。
味も申し分ありません。たくさん頬張ってしまいたかったですが、もったいなくて。この場所にまた今年も来られたことに感謝です。
いちご園を奥様と二人で守っていらっしゃる鈴木さん。
ご苦労も多い中、お二人から出る言葉は、多くの人への感謝。その姿に、頭が下がります。
お二人が理想とするいちご園に少しでも早く近づける日が来る事を陰ながら応援させていただきたいと思います。
明日は、金澤さんです。