アナ・ログ

60周年!

寺田 早輪子

2022/02/01

「ともに これからも」
仙台放送開局60周年キャッチフレーズの放送はご覧いただけましたでしょうか♪
私がナレーションを担当いたしました!
この60年、仙台放送をご覧いただいている皆様や関わってくださった方々、
そして礎を築いた仙台放送の先輩方の思いを想像しながら、声に載せて収録いたしました!
大袈裟ではなく、マイクに向かって声を発した時、涙がにじむ思いがしました。

この感じ…、以前にも味わったことがあります。
元号が「平成」から「令和」に替わる直前の数カ月間、仙台放送のライブラリー映像で「平成」の宮城を振り返るシリーズ特集の制作を担当し、夕方のニュースで放送しました。
編集のため確認した膨大な量のVTRには、仙台放送の歴代のキャスターや先輩記者たちの渾身のリポートが数えきれないほどありました。
「目の前の一瞬、一瞬を逃すことなく伝えよう」と、皆、懸命に言葉を紡いでいました。
その画作りには「どうしたら、より伝わるだろうか」と…、悩み抜いた跡が見て取れました。
きっと、取材現場や編集機の前で、泣いたり、怒ったり、言い合いをしたり、それでも最後にはお互いを讃え合ったり、笑い合ったりして繋いだ映像なのだろうと感じました。

この頑張りの積み重ねが、今の仙台放送の土台にあるのだと感じたとき、やはり涙がにじんだのです。

60年の、これから先。見てくださる方々と一緒に、そして今、一緒に働く仲間たちと、観たら涙がにじんで、そのあと一緒に微笑むことができるような時間を、テレビを通じて「ともに」過ごすことができればと考えています。

「ともに これからも」
どうぞよろしくお願いいたします。

☆写真は担当番組の「ともに」のスタジオにて。収録が無事に済んで、ホッとした表情の私と、拓雄アナウンサー!
アナ・ログ。続いては、西ノ入アナウンサーです。

2022年は・・・

寺田 早輪子

2022/01/11

2022年、今年はデジカメ撮影をもっと上手くできるようになりたい!
「取材」と一口に言っても、番組によって機材や人数は様々で、私一人で出かける取材もあります。その際には、自らデジカメを回しています。取材中は撮影に夢中で気づかないのですが、社に戻って映像を確認すると、私の撮ったものは大体、右下がりに映っているのです…。
実は、私、子どもの頃から右の肩が左より下がり気味。
小学1,2年の頃の身体検査で発覚しました…。
失敗したくないので、取材では手持ち撮影を極力少なくし、三脚を使って何とか凌いでいます。

それでも、困ったことばかりではありません。インタビューさせていただく時に、私一人だと「人がいっぱいいないので、緊張しなくていいわ」と言われることも。普段の何気ない会話に近い、自然な語り口で、お話を引き出せているような気がします。

だからこそ!もっと上手くなりたい。
野球の「千本ノック」のような、「千本撮影」(?)などした方が良いのかも。
とにかく今年は数多く撮影することが目標です。

2022年、今年もどうぞよろしくお願い致します。

☆写真は、「ともに」スタジオにて。手にしているのは12月の放送でご紹介した「フォックスフェイス」♪
女川町の会社が県内で唯一栽培しています!

アナ・ログ。続いては金澤アナウンサーです♪

2021年振り返って

寺田 早輪子

2021/12/21

2021年は私にとって「革新」の年でした。長く務めていた夕方のニュース番組を卒業し、新たに『ともに』キャスターに。県内を駆け回ってインタビューや撮影などの取材をして、原稿を書き、VTRを制作。スタジオでOAに臨むという動きに大きな変化はありません…が、使う機材がガラっと変化!デジカメ撮影もする!…など、アナログな私にはかなりヘビーな変化の真っ只中におります!
私がどのくらいアナログかといいますと、子供の頃、家にあったテレビはチャンネルを「回す」タイプのもの。画面にノイズがはしるとテレビの横をドン!ドン!と2回ほど叩いて直すという時代が「心地よかった…」と感じるほどのアナログ人間です。
しかし!そんなアナログな私もうかうかしていられません。最近はYouTubeの世界にも積極的に進出しております。
今月は、「かのおが便利軒スピンオフ企画『かのおが便利麺 配信版』」で、ラーメンを食べて1分間、感想をしゃべり続ける食リポにチャレンジ!
そして、「先輩ウォッチャーズ」では、伊藤瞳アナウンサーと、あれやこれやと二人でトークを展開!(近日公開予定)
懸命に、アナログ脳の革新に挑戦した2021年。2022年はデジタル機材を使いこなすカッコいい女性を目指します!「仙台放送公式YouTubeチャンネル」、ぜひご覧ください!

☆写真は、「先輩ウォッチャーズ」収録現場にて。伊藤瞳アナウンサーと私には意外な共通点がありました !! それは、一体…!!?? 答えは、ぜひ動画でチェックしてくださいね♪

アナ・ログ。続いては金澤アナウンサーです♪

メッセージ

寺田 早輪子

2021/12/07

一年ぶりに息子の小学校で、学芸会が開かれました。
今年は来場する保護者も人数制限があり、自分の子供のいる学年の発表のみを観覧するなど、感染対策もしっかりとっての開催となりました。
子供達も感染対策のため、マスクをして登壇。
合唱を披露してくれたのですが、やはりマスクをしたままでした。
息子たちが歌ったのは『Believe』。いまや、小学生の合唱ではお馴染みですよね。
私も小学校の取材などで何度も聞いた大好きな曲ですが、マスクをしたままの子供達がこの歌を歌うのは初めて見る光景でした。
「マスクをしていると表情が見えない。」これまでインタビューなどでよく聞かれた言葉です。それでも、小学生という最も活動的な時期をコロナ禍で過ごしている彼らの心からの歌は、しっかりと胸に響きました。
マスクをしていても伝わる懸命さ。目も活き活きとしていました。マスクに隠れた口も大きく開けて歌っていることが良く分かりました。
歌詞の中には英文で「未来を信じている」という表現があります。
感染が収まった未来を信じて、進んでいく。そんなメッセージにも受け取れました。
この歌を聞いたことがある方なら、きっと分かっていただけると思いますが…、
号泣しました !!

☆写真は…、
石巻市役所前にて。大好きなV3と!

アナ・ログ。続いては金澤アナウンサーです♪

発見

寺田 早輪子

2021/11/15

先日、人気バンドや歌手のヒット曲を振り返る歌番組を家族で見た時のことです。
B'zやミスチル、スピッツ、ドリカムなど、1990年代の私の青春ど真ん中のヒット曲が次々と流れ、親子で楽しく大合唱して楽しみました。
私が細眉でアムラーになりかけていた頃に友達と盛り上がっていた懐かしの曲を、令和時代に息子と歌えるというのは、何とも感慨深いものがあります…。

その後、番組が終わり、私がお風呂の準備をしていた時、電気の消えた暗い和室の隅から、「キュイーン!ジャンジャカジャカ…!」という小さめの声が…!
こっそりのぞくと、息子がバトミントンのラケットをギターのように抱えて、B'zの「ultra soul」を熱唱しているのを発見してしまいました !!!(^^)
「親に見られたくない場面だな…」と咄嗟に悟り、気が付かれないようそっとその場を離れました…。
歌い終わりに「ヘイ!」と叫びたいところをグッと我慢して…!

☆写真は…、
八木山動物公園にて。カメが草をムシャムシャ。「かみます」の看板が怖い…。

アナ・ログ。続いては佐藤拓雄アナウンサーです♪

注目

寺田 早輪子

2021/11/09

小4の息子と、今、大注目しているのが、家から徒歩2分ほどの近所に新たに整備中の「公園」です。

現在も、家の目の前に公園があるのですが、そこは幼児向けの遊具が多く、
息子も1、2才の頃は心から楽しんでいたのですが、小4になった今は遊具のサイズも小さく、スリルも今一つ。

そんな中、近所で突如、工事が始まった新しい公園。
敷地もかなり広く、アスレチックなど「小学生が胸躍る遊具が新設されたら嬉しいね!」…などと息子と盛り上がっていたのですが、
先日、様子を見に行ってみると、かわいらしいウサギちゃんの遊具が…。
そのウサギちゃんの遊具。下部にバネの付いており、どうやらウサギちゃんにまたがって、前後左右にゆらんゆらんと揺らして遊ぶ、あのお馴染みの遊具のようです。
幼い子供たちがちょこんとまたがってゆらんゆらんと揺れて楽しむ、よく見かけるあの遊具…。
それを見て、「あ~あ、ここも赤ちゃん用の公園だね…」と肩を落とす小4の息子。

しかし!、その隣のエリアにジャングルジムの一部らしき遊具が整備中なのを発見!
息子とともに、そのジャングルジムが、巨大化かつ複雑化していくことを願っています!

☆写真は…、
路線バスに乗って太白区内の公園に行った時の一枚です。
この滑り台は傾斜がきつく、スリル満点でした!

アナ・ログ「注目」は私がアンカーでした。
次のお題は「発見」。トップバッターは下山さんです♪

寺田 早輪子

2021/10/11

森の「緑」を、これまでの人生の中でこれほどたっぷり浴びた経験はなかった…。
9月の終わりに、そんな貴重な経験をしました。

宮城県の北西部にある標高1,626mの栗駒山に、取材で登ってきました!
ランプの宿として知られる秘湯、湯浜温泉・三浦旅館を出発する「湯浜コース」を、旅館の5代目に案内してもらいました。

目的は山頂の紅葉…ではなく、湯浜コースを2時間ほど進み、途中の分岐点から1時間ほどのところにある「千年クロベ」という日本有数の巨木です。クロベとはクロヒノキのこと。樹齢1200年とも言われる巨木です。
旅館から距離にして4kmほどなのですが、山を登り、谷を下り、沢を10カ所程超えて、森を抜け、往復5時間の道のりでした!9月の終わりはまだ紅葉が始まっておらず、たっぷりと森林浴を楽しめました。

実は、登山の経験は数えるほどしかない私。内心、「大丈夫かな…」と思っていたのですが、5代目にガイドをしていただいたおかげ様で、楽しく登れました!

実際に、「千年クロベ」を目の前にしたとき、その圧倒的な大きさと存在感に、登山の疲れも吹っ飛びました!奈良時代ごろに芽を出した「千年クロベ」。数々の困難や災害を乗り越えて、令和の時代にどっしりと根を張って佇んでいるその姿を見ていると、自分の悩みは本当にちっぽけで、もっと強くならないといけないと、心を奮い立たたされる思いがしました。

三浦旅館は2008年の岩手・宮城内陸地震で、一時、源泉が止まるなどの被害を受けた旅館です。何度も取材させていただきました。
今は60代後半になられた4代目のご主人は、何度もくじけそうになりながら、それでも「明治から続く宿を、自分の代で終わらせるわけにいかない」と、新たな源泉を探り、再起を果たしました。
秋田県境の近くにあり、県外からの登山客も多く訪れていましたが、今、新型コロナの影響で、週に3日もお客さんが来ない日があるというほど苦境に立たされています。
4代目は「山頂は紅葉も始まっているし、いくらかはお客さんに来てほしい」、5代目は「困難を乗り越えきた千年クロベのように、負けずに頑張りたい」と話していました。

千年クロベは1000年以上も生き続けている木です。保護のため、今は根元付近には近づけません。私も2m以上離れた場所から眺めました。
湯浜コースの紅葉の見ごろは10月半ばだそうです。千年クロベへ通じるルートは「まぶしいくらいの黄色一色」になるとのこと。皆さんもぜひ神秘的な「千年クロベ」と、栗駒山の紅葉を楽しんでほしいと思います。
ただ、くれぐれも千年クロベには触ったり、根元を踏んだりしないよう、優しく眺めてくださいね。

☆写真は、「千年クロベ」と私♪

「アナ・ログ」、続いては佐藤拓雄アナウンサーです。

オンライン

寺田 早輪子

2021/09/27

アナウンサーになって初めてイベント司会を務めることになった時、先輩にいただいたアドバイスがあります。
「会場の前の観客ばかりでなく、後ろの方のお客様にも、左右のお客様にも届くように、語りかけましょう。」
台本をただ読むのではなく、お客様の反応を感じながら語りかけることが大事なのですよ、という言葉を頂きました。司会や講演をする際にはこの言葉を常に頭において務めてきました。

そんな私が今、直面しているのがオンラインイベントでの司会業の難しさ…。
先日、とあるオンライン講演の司会を担当したのですが、講師以外の参加者が皆、『カメラOFF』『マイクOFF』だったため、一体、どんな表情で聞いているのかが全く分からず、未知の難しさでした。
聞き手の息遣いすら全く感じられない中で、「私だけが喋りまくっていて、ひょっとすると、みんな、もう聞いていないんじゃ…」なんて不安もよぎったりして…。

そこで、私なりに解決法を探ってみました。思えば、毎日のニュース番組の生放送も、スタジオではカメラに向かって情報をお伝えしています。視聴者の皆様がスタジオで観覧しているわけではありません。それでも「見ている人に語り掛けるように伝える」ということを意識して放送しています。
それは、アナウンサーになって23年の間に取材で出会った方々の顔や表情、いただいた言葉の積み重ねが私の中にあって、カメラの向こうにテレビを見てくださっている皆さんを感じながら、語っているからです。
初めからそれができたわけではありません。私が、人の温度を感じながら語れるようになったのは、取材で出会えた皆さんのおかげさまです。ありがとうございます。

パソコンの画面に人の温度を感じながら語れるようになるには、やはりこれまでと同様に23年…かかるのでしょうか??
…頑張ります !!

☆写真は…「仙台放送Live News イット!」月曜~水曜メンバーと(^^)
「アナ・ログ」 続いては堤アナウンサーです。

お菓子

寺田 早輪子

2021/09/13

先日、息子と散歩していたら見知らぬ人にお菓子をもらいました。

近所を歩いていたら、軽自動車が私たちの真横に急停車!
バタン!とドアが開き、年配の女性が飛び出してきました!
私たちの方に駆けてきて、こう言ったのです!

「ねえ!サツマイモのソフトクリーム、知らない !!??」

…突然の出来事に面食らった私でしたが、一応、話を聞くと、「二週間ほど前にオープンしたばかりのお店。仙台駅のすぐ近く。テレビで見て、美味しそうだったのでぜひ食べてみたい!」とのこと。

店名を聞き、私のスマホで検索したところ、すぐにヒット。
カーナビがない様子だったので、地図を書いてルートを説明して差し上げました。

「ありがとう!!これ、お礼にどうぞ !!」と、女性は私たちにマカダミアナッツ入りのチョコレートをくださり、つむじ風のごとく、車で走り去っていきました。

チョコを手に、しばらくその場でポカーンとしてしまった私と息子。

無事に食べられたかなあ~。
私も今度、食べてみよー(^^)

☆写真は…
夏休みの宿題で息子が作った「夏野菜カレー」。

「アナ・ログ」 続いては下山アナウンサーです。

夏あれこれ

寺田 早輪子

2021/09/03

コロナ禍。2度目の夏。
子供たちは夏休みなのに、猛烈に暑すぎたり、急に肌寒くなったり、雨が続いたり、新型コロナも感染が急拡大し、外遊びが非常に難しい毎日ですね。
うちの息子は、東京五輪のスケートボード競技に感動し、家の中で座布団をボードに見立てて、ジャンプして空中でひっくり返す…という妙技を繰り返すなど、エネルギーが有り余っています。
埃がたって仕方ないので、天気の良い日に屋外で伸び伸び遊べる仙台近郊のアスレチック施設に出かけてきました。
人工芝の上をそりで滑れるそり滑りコーナーをとっても楽しみにして行ったのですが、
「改修工事中」の看板がかかっていて、立ち入り禁止…!

悲しむ私を横目に、息子はロープ登りやボルダリング、超ロング滑り台を全身全霊で楽しんでいました。切り替えが早いところ、本当に見習いたい。

☆写真は…、
そのアスレチック施設にて。
山の斜面に「むすび丸」がうっすらと浮かび上がっていました!!

アナ・ログ「夏あれこれ」は私がアンカーでした。
次のお題は「お菓子」。トップバッターは堤さんです♪

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