2013/03/15
3月11日を迎える直前7日に、1日をかけて被災地を周りました。
気仙沼から車で南下して仙台市まで。
ほとんど2年ぶりの場所、初めての場所など、沿岸部を一周してきました。
気仙沼では、当時連日中継を行っていた高台に上って、市内を一望。
重油タンクが倒れて火の海となって気仙沼市。
何もなくなってしまった風景に、改めて言葉を失ってしまう思いでした。
避難所となっていて、毎日お世話になっていた気仙沼市民会館にも1年ぶりにご挨拶に伺いました。
市民会館の責任者として眠らずに働かれていた当時の館長さんは退職されていて、お会いできませんでしたが、その他にもお世話になった方々のお顔は拝見できました。
当時、館長さんらから伺った「油まみれの人達で溢れ返った最初の夜』のことを思い出しました。
そして、南三陸町、石巻市と南下していって、東松島市に到達した頃は、あたりは真っ暗。
すると車のヘッドライトに浮かんできたのが、津波の被害にあった野蒜駅でした。
震災直後の街並みを見て、一番怖かったのが、「闇に包まれた被災地」でした。
車の明かりによって次々照らし出された家々。
残された潮に反射して、ぼんやりと浮かび上がってくる家々。
人一人いない中で見た光景は、テレビや新聞では伝えられない、震え上がるような光景でした。
その時の記憶が、今回蘇ってきました。
震災から2年を迎え、改めて当時のことを思い出しました。
伝え継ぐべきこと、伝えなければならない思い。
このことをしっかりと胸に刻み込まなければならないと、改めて感じました。
続いて梅島さんです。