佐藤 拓雄
2017/03/28
子どもたちは小学校の最初からずっと2学期制。
3学期制で育った私にとっては、夏休みが始まる前日に通信簿がない、10月初めごろに通信簿、冬休みが始まるのに通信簿なし、という違和感はいまだになくなりません。
・・・まあ、そんなことはどうでもいいですね。
さて、もはや自分の通信簿のこととなると、小学校低学年の頃、決まって「落ち着きがなく、いつもちょろちょろしている」的なことを書かれていたことくらいしか思い出しません。確かにそういう子どもでした。
時は流れ、親の立場で通信簿を受け取るようになり、気になるのは、「5・4・3・2・1」の評定よりも、先生からの一言欄。我が子が、学校でどんな様子なのか、先生の目にどう映っているのか、数行の文章に凝縮されています。
先生はよく見ているなあと感心させられたり、そんな面もあったのかとよい意味で驚かされたり。
その先生の一言が、子どものスイッチを入れる魔法の言葉になったこともあります。
だから、というわけではありませんが、先生に返す時の「家庭から」の数行は、結構一生懸命考えて書いています。
通知表を学校に返すのは前期だけですので、年に1回ですが、先生への返信、というだけでなく、夫婦で、子どもそれぞれの1学期を振り返る絶好の機会にもなっています。
でも、そういうのも、中学卒業までの9年間だけですね。
高校に入ると、無機質な(と言っては失礼か?)数字だけの「成績通知表」。親の出る幕はありません。
この春、長男は高校を卒業しましたので、それすら、「卒業」。
こうやって、親と子は少しずつ離れていくのでしょうか。
離れる、と言えば、今月いっぱいで、2人のアナウンサーが、仙台放送を離れることになりました。
木下瑠音アナウンサーと、高谷恵倫アナウンサー。
2013年入社の同期コンビでした。
まずは、明日、木下アナウンサーからご挨拶と、「通信簿の思い出」です。