下山 由城
2021/07/29
主なきっかけの1つは「朝のラジオ」です。
実家での朝は、いつも同じラジオ番組が流れていました。朝のテレビ情報番組なんて、ほぼ見たことがありません。ラジオを毎日聴いていたことで、小学生の由城少年は声を使う仕事に夢を持ったようです。
中学生になったときには、MDコンポ(時代を感じますね)を買ってもらって、そこから夜はひたすら自分の部屋でラジオを聴いていました。テレビの大人気バラエティやドラマよりも、AMラジオでした。オールナイトニッポン以上に聴いていたのが、巨人戦のナイターです。野球実況に興味を持ったのはそれが大きく影響していますね。同世代のアナウンサー志望の人たちのなかでは、誰よりもラジオを聴いていた自信があります。相当マニアックな領域までいっていたと思います(笑)
●ラジオで喋りたい
●巨人戦の実況をしたい
大枠はこの2点です。
そこから考え方に多少の変化(ラジオ→テレビ・ラジオ/巨人戦→プロ野球)はありましたが、スポーツ実況をやりたいと思いアナウンサーを目指しました。試験はなかなか上手くいかず、なんとか縁があり秋田県のテレビ局に採用をいただけたのは大学4年…2012年12月末のこと。今考えると、かなりギリギリまで粘ったなと感じます。当時は超前向きな性格がある意味功を奏して「絶対にアナウンサーになれる」と思っていたので、あまり落ち込むことはなく試験を受け続けていました。タフなメンタルをしていると思います(笑)もちろん、応援してくれた両親や友人の支えが大きかったですけどね。試験対策とかは反省点が多いですが…。
そこから秋田で4年を過ごし、2016年の冬に仙台放送の採用をいただきました。そういえば仙台放送が男性アナウンサーを中途採用したのは初めてのことだったようで、これもまたタイミングだなと思います。夢だったプロ野球実況をやるチャンスをいただけて本当にうれしいです。
学生時代にラジオを聴いてアナウンサーを夢見たときに、出身地ではない東北で働く想像は当然まったくしていませんでした。考えていた道のりとは大きく異なって今に至るわけですが、それはそれでめちゃくちゃ楽しんでいます。こうやって振り返ると、改めてがんばろう…って思いますね。
写真は全然関係ないですが、黄金のアマビエです。
お次は伊藤瞳アナウンサーです!