下山 由城
2021/06/28
野球中継で思い出があります。
楽天生命パークでの野球実況が近づくと、とても天気が気になります。おそらく、どこの局のアナウンサーを気にしているはずです。
もし雨で中止となってしまったら、中継そのものがなくなってしまいますので、何としても晴れてほしいのです。せめて曇り。
これまで担当した試合が、雨で事前に「中止」となったことはありません。しかし、試合の途中で雨が強くなりノーゲームとなったことはあります。それが去年10月10日の楽天戦中継でした。
そのときは解説で元ヤクルトスワローズ監督の真中満さんに来ていただいていました。試合開始前からやんわり雨が降っていて、「これは途中で中止もある」という想定でもありあました。案の定…試合が始まって3回あたりで雨が強くなり、フィールドにも水たまりができるほどに。プレー続行が不可能となり、選手たちが1度ベンチに戻っていきます。中断してしまうとバタバタするのが放送席です。放送時間は決まっているので、再開・中止するまで間をつながなければいけません。いつその判断がされるかもわからないので、非常に焦る状況になるわけです。ディレクターが用意をしてくれたVTRを流したり、これまでの戦績を振り返ってみたりして待っていました。真中さんのトークにもかなり助けていただき、何とか放送時間いっぱいまでつなぐことができました。いつもとは違う汗をかく中継だったと記憶しています(笑)
そんなこともあったので、やはり雨は降ってほしくないなぁと思うわけです。
おとといの土曜日にも楽天戦中継があり、解説はそのとき以来の真中さんでした。今回は午前中に雨が降っていたものの、午後は梅雨の晴れ間となってくれて、最後まで試合をお伝えすることができました。真中さんは今年すでに、解説担当を予定していた試合がいくつか雨で中止となっていたらしく、今回も午前中の雨は少し心配だったようです(私も同じく不安でした笑)。前回のことも覚えていてくださって、「あれは大変だったな~!」と試合前に談笑していました。
次はいつになるかまだ未定ですが、晴れることを今から願っています(笑)
お次は梅島アナウンサーです!