アナ・ログ

家電あれこれ

金澤 聡

2020/09/28

洗濯機、冷蔵庫、エアコン…
そろそろ買い替えかなぁと悩んでいます。
息子二人いる我が家。洗濯機は年中無休のフル稼働。ちょっとモーターの音が気になってきたような。
食欲旺盛な子供たち。冷蔵庫の容量を増やした方がいいような。
体格良くなり熱量増える男子児童たち。十数年使ったエアコンでは冷ませない日も出てきたような。
一気に買い替えるのは難しいので、来年くらいから少しずつでしょうか。いや、まだ使えるので再来年くらいでしょうか。どうでしょうか。と悩んでいます。

そんな中、最近購入したのは、アロマディフューザー。
飛行機での旅行を控えている我が家。
息子の親友が住む福岡に行ってプロ野球観戦する約束を果たせそうもなく、私が個人的に楽しみにしていた福岡の天ぷら定食やもつ鍋、とんこつラーメンを食することもできそうもなく、残念な日々を過ごしています。
せめて、少しでも飛行機に乗った気分を味わいたいと、ANAのラウンジの香りとともにディフューザーを購入しました。
「気分は空港!」 落ち着く香りに包まれて気分はゆったりリッチでいたいものです。


あれっ?いま、何かガタガタって音がする!
洗濯機の音! 現実はこんなものです…。

次は高橋アナウンサーです。

行きたい場所

金澤 聡

2020/09/04

8か月前に時を戻そう。
世界の遺跡を見たいという衝動に駆られ、カンボジアのアンコールワットに行こうと旅行計画を立てていたら、新型コロナウイルスが世界中に感染し始めたため計画は頓挫。収束の先行きが不透明な中で、いつ実現できるのかは当然ですが見通せず、『新しい旅行様式』なるものを考えないといけないなぁと思いました。
例えば「空想旅行」や「テレビ旅番組視聴行ったつもり旅行」、「旅ナビ本読書旅行」など。すべては脳内の想像旅行ですが…、まぁそれも悪くない、といったところでしょうか。
行きたいところに行けるような世の中になるにはどれくらいかかるのか、仮想旅行しか考えられない私の想像力では予想もつきません。

さて、夏休みに子供たちに行きたい場所はないかと尋ねると、釣りに行きたいというので仙台市内の渓流釣り場に行ってきました。ゲームではなく現実の釣りです。
朝の8時からスタート。外で密を避けられる場所でしたのでコロナ感染のリスクを避けながら楽しむことができました。2時間で釣ったヤマメは25匹。現地で内臓を取り出し、家に戻ってから塩焼きにして食べました。
子どもたちはご満悦。
行きたい場所に行けるようになるのはどうすればいいのか、感染拡大前に時を戻そう…これは不可能なので、差別や偏見のない生活様式と人類の英知が求められているような気がします。
私は収束へ向けて自分ができることからコツコツと…それはそれで悪くないだろう。というのもなくはないか。


次は寺田アナウンサーです。

ふるさと

金澤 聡

2020/08/25

きょう8月25日は奇しくも私の48回目の誕生日です。五十路が見えてきました。
仙台に住んで26年です。私の人生で一番長く居を構えているのが仙台ですので、私のふるさとは「宮城県仙台市」です。
この夏休みは我が家では「県外移動自粛宣言」を出しました。とはいえ、子どもたちに何か一つでも夏の思い出を残してあげたいと思い、「ふるさと」観光をしてまいりました。伊豆沼に行ってボートにのって蓮の花を見てきました。
遊覧用のボートは、もともと9人乗りだったそうですが,蜜を避けるため6人乗りに改造してありました。訪れたときは我々家族の貸し切り状態でしたので、よりディスタンスを取ってゆったり眺めることができました。
検温をしてアルコール消毒をしてボートに乗らなくてはいけないので、コロナ対策万全の中の遊覧でした。7月の大雨で蓮の葉が枯れてしまった箇所がありましたが、ゆっくり進むボートの中にいるとお釈迦様のような気持ちに。(カンダタは出てきませんでしたが…)

そうこうしているうちに伊豆沼遊覧もお昼近くになったのでございましょう(『蜘蛛の糸』の結びっぽく書いてみました)
ボートを降りる直前に小学生の息子が、「ここはラムサール条約に登録されているところだよね」と博学たらしめん事を申すので、びっくりしたのと同時に、天から蜘蛛の糸でも降りてきてくれないかと願う、我がふるさとの湿地帯でありました。

次回は高橋アナウンサーです。

この夏は・・・

金澤 聡

2020/08/04

今年の夏は、正直予定が立てられずにいます。
どうしようかと悩んでいるうちに、夏が終わりそうです。

毎年夏休みには家族旅行をしたり、実家に帰省したりしていますが、「新しい生活様式」となると遠出は考えてしまいます。コロナが収束したら、青森の三内丸山遺跡に行きたいなとは思っていましたが果たしてどうでしょうか。
そもそも今年は子供たちの夏休みは短く、私のスケジュールと合わなそうですし…。

そんなモヤモヤした気持ちを払拭したいと思っているときに、近所の御まんじゅう屋さんをのぞいたら、おいしそうな『アマビエ』がありました。食べるのがもったいないくらいの和菓子。色んな災禍を防ぎ、疫病退散を祈りながらおいしくいただきました。

50歳手前のいま、3蜜を避けて自宅で肉体改造にでもこの夏はトライしようかなと。たぶん裏切らないと思いますので。いずれにしても心晴れやかに旅行できる日がくることを願っています。

次は寺田アナウンサーです。

リモート○○

金澤 聡

2020/07/21

オンライン飲み会に時々誘われます。
ひざを突き合わせてじっくり話す…、とまではいかないまでも、気の置けない仲間たちの表情を見ながら食べたり飲んだりするのは、それはそれで楽しい時間を過ごせます。
「では、また!」と別れを告げて、パソコンの電源を消すと、部屋に私一人とパソコン、そして食い散らかした皿と空のグラス。
この瞬間だけちょっと寂しい感じはしました。そこはかとなく。

オンライン飲み会で気になったのは、背景。
自宅はあまり映したくないので、背景を変えたいと思うのですが、なかなかしっくりくるものがありませんでした。
背景が目立ちすぎて話題がそればかりになるのも嫌ですし、目立たず、それでいてお洒落で、落ち着いた感じのものを探したのですが緑一色では味気ないですし、宇宙空間では何のこっちゃ訳が分かりませんし、爬虫類では仲間から気持ち悪がられますし、なかなか私の価値観にマッチするものがありませんでした。
ならば、自分で撮りに行こうと海に行きました。
写真がそれです。
どうせなら実際の海を背景にそのままオンラインランチでもしたいくらいでしたが…。

ですので、私のオンライン飲み会は毎回マリンテラス風です。
過去に撮った雪山の写真もありますが、どうでしょう。

次は、高橋アナウンサーです。

涙のお話

金澤 聡

2020/07/01

「人様の前で涙を流してはいけない」と勝手に思っています。
もともと涙もろいところがあり、涙を見せることが恥ずかしいと思っています。なぜ恥ずかしいと思うようになったのか、過去に何かがあったのか無かったのか全く分かりませんが、人前で涙腺崩壊するのは抵抗があります。

周りに誰もいなければ、小説を読んで涙を流し、映画を見ては涙を流します。
しかし、春先は全くの不可抗力で涙が溢れます。
花粉症です。
春の取材は大変です。試合前の練習取材で涙を流し、試合が勝っても負けても涙を流し、監督・選手の会見場で涙を流し、目は真っ赤に充血しています。
「どんだけ感情移入してんだよ!」と各社先輩記者にツッコまれることが慣例となり、春限定の挨拶みたいになっていました。こればかりは人目を憚らずにハンカチで目を覆います。

若かりし頃あるスポーツの実況中、試合も最終盤の佳境の時に、感情がこみ上げてきて泣きそうになりグッとこらえて我慢したときに「間」ができてしまいました。
反省会で先輩ディレクターから、「あの場面でよく『間』を作ったねぇ~いい『間』だったよ」と褒められたのを覚えています。
人間万事塞翁が馬。心は熱く、頭は冷静に…。心掛けたいものです。

さて写真は、春の花粉が苦手なので、夏象徴の花を家に飾ってみました。
一気に夏感満載です。

次は飯田アナウンサーです。

不思議な話

金澤 聡

2020/06/12

『褒めれば伸びる』

パワハラ含め働き方改革で仕事や会社の人間関係についての意識が大きく変化している昨今。今後はさらに新型コロナウイルスの影響でオンライン化され在宅勤務が常態化する様相を呈している現在。環境変化が起きて、上司が無理して優しく接してこようが、リモートであろうが、だれでも褒められればうれしいものです。
それは人間界に関わらず、自然界全体に言えることなのかもしれません。
我が家で実験中です。

トマトの種を二つの鉢に蒔きました。ひとつは『幸せの鉢』、もう一つは『悲しみの鉢』と名付けました。
そうです、トマトも褒めれば豊かな実を付けてくれるのではないかという実験です。日照状況や水の量など全く同じ条件で二鉢を育てています。違うのは、『幸せの鉢』にはこれでもかというくらい愛情たっぷりに褒めて褒めて褒めまくります。
『悲しみの鉢』には、苛烈なまでに厳しい言葉を浴びせます。
※酷いことをしているのは重々承知の上で実験のためやっているわけでして…えー、はい…。

さて、子葉から葉が出始めた頃から、成長に差が出始めました。写真左が『幸せの鉢』、写真右が『悲しみの鉢』です。間引きなど一切しておりません。不思議なくらい成長に差が出ました。
果たしてどんな実がなるのか、実験は続きます。

次は梅島アナウンサーです。

歯の話

金澤 聡

2020/06/02

その昔、定期的に歯科クリニックに通い歯のクリーニングをしてもらっていました。1か月に2度ほど、多いときでは3度も。
何でも私のあごは細くて、下の歯が重なるように生えているとのこと。歯間ブラシは重なった歯の隙間にうまく入らず、フロスだと引っかかって切れ、その切れたフロスの繊維が歯の間にはさまって取れなくなったりと、歯間磨きに苦労したためクリーニングに通うようになりました。

とある年末、いつものように自分の歯に合わないフロスをしていたとき洗面台に響く、「カラン、コローン」という音。歯のかぶせものが取れて洗面台に落ちた音でした。
12月31日の朝の出来事です。
翌年1月3日から実況の仕事があるのに、なぜこんな年の瀬にこんな事態が…
重なった歯を恨みました。しかし、いまや歯医者さんは年末でもやっているところが多く、すぐ治療してもらい安堵しました。
待合ロビーで思ったことは、結構、年末に歯の治療されている方が多いということ。待っている人皆さんが、詰め物が取れて慌てて駆け込んだのではないかと勝手に仲間意識を持ちました。
(そうではない方がほとんどだとは思いますが)

自分の歯に合ったフロスを探し求めて何種類も試すようなフロスジプシー生活を続けていましたが、5年ほど前にようやく奇跡のフロスと巡り会えました。
写真のフロスがそれです。普通のフロスのように見えますが、この繊維の部分の太さが私の歯間に絶妙にマッチしていて、詰め物が取れることもなく、スムーズに歯の間にスッと入ってかき出してくれる、まさに最高の逸品です。
私の歯の健康のためにも永遠に販売してくれることを願っています。

次は、梅島アナウンサーです。

図書館にまつわる話

金澤 聡

2020/05/14

図書館には家族でよく通っています。臨時休館が続きしばし我慢が続いていました。これも明日への日常につながるためと思って、「積極的な我慢」を続けていました。

さて、図書館には過去に熱中した本との出会いがあります。小学生のころよく読んでいた、“少年たちの探偵もの”の児童小説。懐古の念にかられ手を伸ばし、やおらページをめくると頭の中にノスタルジックな世界が広がります。

「ねぇ」と小さい声が聞こえます。
するとまた、「ねぇ」と小さな声が聞こえます。それは明らかに私に向けられた声です。
「トントン」 今度は腰のあたりを叩かれます。
「ねぇ、いつまで読んでるの!もう帰ろうよ!」 小声の中に怒気を含んだその声。
あまりに集中して時間を忘れ、子どもに帰りをうながされた父親の姿です。
私です(笑)

図書館は出会いの宝庫であり、調べ物や心の浄化ができる場所です。日常がありがたいことだとこの期間に思いました。

写真は、休日に自宅で作ったプラモデルです。2作目です。今は「ガンダム」シリーズしか作りません。当時は、言葉は悪いですが“雑魚キャラ”と個人的に位置づけていたもの。
今作ってみると、なかなかカッコいい…。

次は、高橋アナウンサーです。

子ども時代のエピソード

金澤 聡

2020/05/11

外出自粛中に、子どもとガンダムのプラモデル、「ガンプラ」を作りました。機動戦士ガンダムの、まさにオリジナル『ガンダム』を作りました。

昭和47年前後生まれの方は「ガンプラ」熱狂の渦中にいらしたのではないでしょうか。かく言う私も、店先に並んで購入したり、予約して1か月待って買うなどの行動をしていたガンプラに垂涎した小学生でした。
あの当時は、あまり人気のないガンプラと超人気のガンプラを抱き合わせで買わせる商法が横行していましたが、欲しいガンプラが手に入るならと“抱き合わせ商法”で当たり前のようにお年玉を投入していました。

「ガンプラ」に熱狂したのは小学4年生くらいからだったと思いますが、実は、アニメのガンダムがテレビ放映されていた時は、全く面白いとは思いませんでした。そもそもガンダムは、子どもたちが喜びそうな勧善懲悪のロボットアニメでなく、リアルに起こりえるような戦争のストーリーを描いていて、しかも相関図が複雑。さらに主人公が超ポジティブ思考の天真爛漫とは正反対で、暗くてオタク気質満載のネガティブ少年なのです。
1話を見た瞬間、「なんじゃこりゃ」と思ったのを覚えています。
転機になったのは、兄に映画館に連れられて劇場版「機動戦士ガンダム」を見てからです。それからは、映画ガンダムのLPレコードを買い集めたり、「ガンプラ」のジオラマを作って町の商店街のコンテストに出品したりと、小学生の青春をガンダムに注いでいました。

そんな時代を回想しながら先日「ガンプラ」を作り上げ、立ち上がろうとした瞬間、ぎっくり腰になった昭和47年生まれの春です。

テーマ「子ども時代のエピソード」は今回で終了です。
次回からは「図書館にまつわる話」がテーマ。
梅島アナウンサーからスタートです。

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