佐藤 拓雄
2021/01/22
親として、この一年近く、一番気を揉んできたことの一つは、子どもたちの学校のことです。
小学生の次男については、去年3月から3ヶ月にわたる臨時休校中はその間の過ごし方や本人の気持ちなど、4月5月は学校再開に関してのゴタゴタ、6月に始まったら始まったで、異例のことずくめの学校がどうなっていくのか、そしてもちろん感染の恐れは・・・と心配は尽きませんが、それでも毎日なんとか元気に通えているのは何よりです。
一方で、いまだ先が見えないのは、長男・長女の大学の今後です。
別々の大学に通っていますが、二人とも全てオンライン授業で、貴重な大学生活の一年間が終わろうとしています。
このアナ・ログにも何回か書いてきましたが、特に1年生の長女は、一度もキャンパスで授業を受けたことがありません。
それでも、二人とも、今できることをやりながら日々生活しているのは、たくましいと思う一方で、今年こそは、大学生らしい生活を送ってほしいというのが、親としての一番の願いであり、非常にもどかしい気持ちでもあります。
それにしても、小中高校は、通学で対面の授業を行っているのに、なぜ大学だけがオンラインなのか。
「大学生は小中高校生に比べて行動範囲が広く、交流や接触の機会が格段に増えるから、感染の危険が高まる」ということらしいですが、それは大学生をあまりに低く見ていませんか?
確かにそういう学生もいるとは思います。
しかし、大学も小中高校と同じく教育機関であることを考えれば、コロナへの対処や感染しないための行動を、大学として学生たちに教育していくのも務めなのではないか、それをせずにオンライン授業をやっておけばそれでいいというのは教育機関としてどうなのか、と思ったりもするのです。
大学というのは、授業だけでなく、様々な人との出会いや経験の中で、子どもから大人へと成長していく大切な時間であり空間であると思っています。
オンライン授業が行われ単位が取れた、イコール大学生活が送れた、ということではないと思うのです。
とにかく、どうか今年こそは、そういう場に身を置けるような状況になってほしい、と思います。
そんな私の期待や希望とは裏腹に、感染拡大は治まらず、あと2ヶ月ちょっとで来年度というこの時期に、またもや緊急事態宣言。
今後、宣言が解除されても実際にはあまり減っていない、という中途半端な状況も考えられ、その中で上京させるとしたら、それはそれで心配で・・・
【写真】は先週の仙台放送前。今年は例年になく雪が多いですね。
次は、寺田アナウンサーです。