佐藤 拓雄
2017/08/03
自分の部活動の思い出は、はるか記憶の彼方へ・・・というほどではないですが、ここに書くに値する話は思いつきません。
今「部活動」と言われて、すぐに連想するのは、どうしても長男の野球部と、その親としての自分のことになってしまいます。
ちょうど1年前、長男の高校野球が終わって、このアナ・ログにこんなことを書きました。
「この2年数ヶ月、私が親としてやってきたことと言えば、毎晩のユニフォームの洗濯、試合の応援、次々に痛む道具の購入や様々な徴収金の支払い、保護者会での役割、といった、書き連ねるほどでもない、フツーのことばかりではありますが、それなりにかなりエネルギーが必要でした。
小中学校時代とは違う、高校球児の親、というのはこういうものか、という一端をわずかながら体感し、どの親御さんもきっと同じように毎日黙々と支えているのだろうなと、チームメイトの親御さんはもちろん、見も知らぬ全国の親御さんに、連帯感を抱いたりもしました。」
先日、最後の大会で敗れた、早実の清宮選手が「弁当や洗濯など親の支えに感謝したい」と話していて、私は大きくうなずきました。
ここのところが分かっているかどうか。というか、こういうことが言えるかどうか。
言葉だけでもいいから、こう言ってもらえるだけで、親はうれしいものですし、私などは、長男の部活動の思い出で真っ先に浮かぶのが、毎晩の洗濯だったりします。
さて、現在高校生の長女の部活動は、親の関わりがほとんどないため、親としても、すっかり部活動の当事者ではなくなりましたが、長男を介し野球部員の親として出会った、長男の同級生の保護者の皆さんとは、今も強い連帯感でつながっていて、このご縁と様々な思い出は、私の一生の財産です。
そんな私たち親の繋がりは、なんだか親戚のようでもあり、その子どもである長男の同級生たちにも、今も我が子同然の思いがあります。
彼らが今後どんな大人になり、どんな人生を送っていくのか、ということが、本当に楽しみであり、心から応援したい気持ちです。
続いては、稲垣アナウンサーです。