佐藤 拓雄
2017/10/02
「東北・みやぎ復興マラソン2017」
昨日無事終了しました。
1万5千人のランナーの皆様と、大会にご協力くださったすべての皆様、本当にお疲れ様でした。そして、心から御礼申し上げます。
さて、私が小学4年生の頃だったと記憶していますが、学校で「京王線を走ろう」という企画がありました。
私の通っていた小学校は、東京の私鉄・京王線の沿線です。その京王線を、最寄駅から終点の新宿まで走ろう、というもの。
と言っても、線路や線路沿いを走るわけではなく、その分の距離を走ろうということです。
新宿までの路線図が配られ、ひとマスが校庭1周、電車の実際の距離分のマスが設定されています。
毎日休み時間にこつこつ校庭を走り、1周走るごとに一つマスを塗って、ゴールの新宿を目指します。
どうってことはない、と思った子どももいたのかもしれませんが、私はこの企画にハマりました。とにかくワクワクしたのです。
朝、学校に着いて、まずひと走り。休み時間もドッジボールそっちのけでマラソン。
毎日毎日路線図のマスを塗ることに燃え、終点新宿、折り返して一往復、さらに2巡目、という具合で、どのくらいやったでしょうか。
「オレ、今、調布」「オレは明大前」と、友達とも競い合いました。
小学校で一番ハマった企画だったかもしれません。
身近な京王線を自分の足で走破という高揚感に加え、タイムを競わないので、自分のペースで走れるから全く苦しくない、というのもあったかもしれませんが、とにかく楽しかった。
どの先生が考えたのか、子どもを自発的に走らせるにはもってこいのグッドアイデア、本当によくできた企画だったと思います。
「楽しいこと」。これが子どもの「やる気スイッチ」を押す一番の力なんでしょうね。
【写真】は、先日出張で訪れたJR佐世保駅。「JR 日本最西端の駅」だそうですが、ここまで「走る」には校庭を何周すればいいのだろう、なんて、京王線を「走った」当時を思い出して考えてしまいました(笑)
このテーマは今回で全員が書きました。
明日からは新テーマ。飯田アナウンサーからです。