アナ・ログ

2017年 どんな年に?

佐藤 拓雄

2017/01/10

今年はとてものんびり穏やかなお正月でした。
年越しものんびり。

それもこれも、入試本番直前の長男がいるため、どこかへ泊りがけで出かけるわけにもいかない、というのが大きな理由です。
長男以外の子ども二人は、退屈だったのかもしれませんが、大人は、こういう年末年始もいいものです。

もちろん、当の長男は「のんびり」どころではなく、大晦日も元日もなく勉強にいそしんでいます。・・・と思われます。勉強のはかどり具合なんて本人以外分かりませんし、ハラハラさせられた高校受験とは違って、大学受験の勉強に親の出る幕なし。体調を崩さぬようにと見守るのみです。とはいえ、インフルエンザをはじめとする感染症を家に持ち込まないように、ということには多少神経質になっていますし、教育費を負担する立場としては合否は重大問題、なにより、本人の望む結果が出てほしいと願う気持ちはいつだって同じです。

でもとにかく、長男を心配してこちらもモヤモヤ、なんてことはなく、家族でのんびりお節を食べたり、父と楽しく飲んだり、次男とちょこっと遊んだり、気分よく年末年始の休みを過ごしました。

こういうふうに、気分よく、機嫌よく過ごす、これを基本にしたいなあと、改めて思っています。
仕事が再開すれば、そんなことも言っていられませんし、面白くないこと、嫌なことも、たくさんあるわけですが、そんなマイナスのことに自分の感情や時間を持っていかれないように、気分よく、機嫌よく。そんなプラス向きの時間のほうが多い毎日でありたいと思っています。

年明けの仙台放送前。気持ちのよい空が広がっていました。

明日は、金澤アナウンサーです。

今年の漢字 2016

佐藤 拓雄

2016/12/19

右手の人差し指の関節を痛めてしまいました。
原因は全く分かりませんが、かなり痛くて、医者からは「湿布を貼って、とにかく動かさないこと」と指示されました。といっても、実際痛いので動かせないんですけどね。ちなみに、痛風ではないようです。
そうなって思い知ったのは、指たった一本使えないだけで、こんなにもいろいろ不自由なのか、ということ。
パソコンのマウスのクリック一つですら支障があるのですから。当面、中指と薬指でクリックです(苦笑)
で、マウスの写真です。すみません。

さて、前置きはこのくらいにして、「今年の漢字」は、「始」にします。
人差し指とは何も関係ありません。

今年、我が家では、次男が小学校入学、長女が高校入学と、新しい生活が始まりました。
長男も、高校野球を最後までやって、夏に引退。それを境に、かなり遅ればせながら、受験を目指して新たな生活を始めました。
子どもたちの「始まり」は、親にとっても「始まり」です。
それぞれの生活と目標を、精一杯バックアップするだけです。
妻も、春から新たな挑戦を始めました。
私は・・・?うーん、あまり思い当りませんが、親としての新たな局面が始まった一年、ということで。

それでは、皆様、よいお年を!

明日は、稲垣アナウンサーです。

この冬食べたいもの

佐藤 拓雄

2016/12/02

先日、出張で宮崎へ行きました。
宿泊先のすぐそばに、青島という小さな島があり、朝、散歩がてら行ってみました。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、島の周囲が奇妙な形の岩で囲まれています。

その名も「鬼の洗濯板」。
写真がそれです。

現地の案内板によると、国指定の天然記念物で、
「新第三紀(2400万年~200万年前)に海床に規則的に堆積した砂岩と泥岩の互層が傾き海上に露出したものが、波の浸食を受け、堅さの違いにより凹凸を生じたもの」。
「鬼の洗濯板」は通称で、天然記念物としての名称は、「青島の隆起海床と奇形波蝕痕」だそうですが、まさしく「鬼の洗濯板」。よくぞこんな呼び名を付けたなあと感心します。
写真に撮るとこんなものですが、とても小さな写真では表現できない、カメラに収まりきらないスケールでした。本物をご覧になることをお勧めします。

たまたま朝つけたテレビで、「俳優の阿部寛が、青島を訪れ、鬼の洗濯板でスマホ写真を撮っていると、そこに鬼がいて、洗濯機を回している」というコマーシャルを見て、これは、今すぐ行ってみよう、と思い立ったのがきっかけです。
私はてっきり洗濯機のコマーシャルだと思い込んでいたのですが、今検索してみたら、九州の光ネットワーク会社のコマーシャルでした。記憶や印象なんて曖昧なものですね。

で、この宮崎からの帰り、空港で「青島ういろう」というものを買って帰りました。
写真を撮り忘れましたが、鬼の洗濯板を模して、斜めに重ねて包んであるのです。
何気なく買って帰ったところ、数種のお土産のうち、最も家族に好評でした。
買ったその日が製造日、賞味期限がその翌日、つまりは、保存料も何もなし、なのでしょう。ですから、取り寄せもできません。
だから余計そう思うのか、また食べたいなあと、なんだか毎日のように思い出しています。

これじゃ、「冬に食べたいもの」じゃなくて、「冬に食べたもの」の話か??それに、冬じゃなくてもいい話でしたか。

次は、金澤アナウンサーです。

健康の秘訣

佐藤 拓雄

2016/11/23

健康の秘訣。
そんなものがあるなら、誰か教えてください。

どんなに気をつけても風邪はひくし、予防接種をしてもインフルエンザが感染ることもあるし、こんな仕事をしているのに声が出なくなってしまうこともあります。

そして、以前にも似たようなことを書きましたが、同世代の知人や友人、有名人が重病になったり、病気で亡くなったりすることに直面するたび、「健康」というものが、いかに脆くて危ういものであるか、明日も健康であることなんて全く保証されていないのだ、ということを思い知ります。

つい先日、同い歳の友人が病気で亡くなりました。
20代の独身時代、よく二人で酒を飲んだ仲でした。
高校時代は野球で鍛えたそうですが、酒も煙草も好きで、あまり健康に気をつけているというタイプではなかったと思います。それにしても、40代での旅立ちは、あまりに早すぎます。
なぜ彼は亡くなり、私は今のところそうではないのか。
何も大きな差はないと思います。
こんなことを思うにつけても、「健康の秘訣」なんて、軽々しく書けません。

またしても、景気のよい話ではなくなってしまいました。



写真は今朝の仙台放送近く。イチョウの葉がかなり落ちました。当然、においもすごいです(苦笑)

明日は、柳沢部長です。

好きな音楽

佐藤 拓雄

2016/11/01

高校時代、「好きな音楽」を職業にしようと考え、音楽大学を目指しました。

一浪して不合格になり、音楽の道を諦めました。
自分の才能の限界がはっきりしたことが理由です。
まだ19歳。人生最大の挫折でした。

音楽大学から、普通大学に進路を変更し、勉強の予備校に通いました。
これ以上浪人生活をするわけにもいかず、背水の陣で一生懸命勉強し、大学には入りましたが、心の中から、音楽の道に進みたかった、という「ひっかかり」が消えることはありませんでした。
30年近く経った今も、その「ひっかかり」がないと言えば嘘になります。
叶わない夢なんて、世の中にいくらでもありますが、その「ひっかかり」が消えないので、私は、音大を諦めた後、楽器をやめてしまいました。

ふとした時に思い出す、母の言葉があります。
私が、音大受験に踏み切るか真剣に悩んでいた時のことです。
「好きな音楽は、好きなまま、趣味のままにしておいたほうがいいんじゃない?」
今思えばおっしゃる通りですが、当時の私は、むしろその言葉に反発するかのように音楽の道に突き進みました。
後悔はありませんが、母親の言葉に従っていたら、また違う人生になっていたのだろうと思うこともあります。

今回は辛気臭い話になってしまいましたね。

最後にちょっとだけ笑える話を一つ。
私と妻は、以前から好きな音楽・アーティストの傾向が似ています。
結婚当初、それぞれの荷物を持ち寄って新生活を始めたところ、同じCDが2枚ずつ、何組も揃ってしまいました。

職業としての音楽は諦めても、聴く方の音楽は大好きです。

写真は先日某所で見かけた、3センチくらいの小さなアマガエル。カエルと言えば、カエルの歌が~、ということで、音楽とこじつけです。

明日は、金澤アナウンサーです。

秋の味覚

佐藤 拓雄

2016/10/26

先日、秋休み中の次男と、妻、私の3人で、八木山動物公園へ行きました。
もはや、この3人、あるいは、次男と妻の2人という組み合わせでは「定番」の動物園ですが、今回は珍しいものを見られました。

それが、この写真。
リクガメの体重測定です。
甲羅の下の方を飼育員の男性が二人で持ち上げ、体重計(?)に載せて測っていました。
その前段階として、外に出していたリクガメを室内に運んできたのですが、台車にビールケースのような箱を載せて、その上にリクガメを前向きに載せて運んでくるところに遭遇。
どんな画か想像してみてください。
私は正直ギョッとしましたね(笑)

さて、動物園に行くと、次男は、決まってお気に入りの食堂で何かを食べます。それもあまり時間に関係なく、とにかくそこで食事がしたいようです。
今回も、着くなり、お昼にはまだ時間があるのに、カレーライスを大人一人前、あっという間に平らげました。
気持ちのよい秋晴れの動物園。暑くもなく、寒くもなく、外が気持ちいいなあ、と思わせてくれる初秋の昼前に、ガツガツとカレーライス。
小学校一年生の食いしん坊は、「秋の味覚」というよりは、「食欲の秋」でした。

ちょっとテーマから外れたので、もうひとネタ。
去年、「コイン精米」の話をここに書きましたが、その玄米を分けてくれた知人に、「よく精米の話だけであんなに文章書けるよね~」と、(多分)お褒めの言葉をいただき、「今年の精米はどう書くの?楽しみ~」と言われてしまいました。
今年は、一人で行ってきました!って威張るようなことじゃないか。
今年の「精米話」は、あまりふくらみませんが、それはともかく、精米したてのお米の香りは素晴らしい!これぞ秋の味覚。いや、香りだから嗅覚か?

このテーマは今回で終了。
明日からは新しいお題で、木下アナウンサーからです。

ファッション

佐藤 拓雄

2016/10/04

先日、長男が18歳の誕生日を迎えました。
写真は、その朝届いたお祝いのお赤飯。
近所に住む私の父が、私たち家族の誕生日のたびに、自分で炊いて、それぞれの誕生日の朝、届けてくれるものです。
母が存命中は、母が炊いてくれていましたが、父はそれをしっかり引き継ぎました。尊敬。

さて、その朝、何気なく、「もう18歳か・・・生まれた日のことは昨日のように記憶が鮮明なのになあ・・・」
とつぶやくと、長女がすかさず、
「いやいやいやいや、昨日ってことはないでしょう、7日前くらいじゃない?」
とつっこんできました。
こういうツッコミ、私はイヤじゃないので、
「いや、5日前かな。で、○○(長女)が3日前、○○(次男)は本当に昨日」
と返します。すると、小学1年の次男は、
「なんで僕が生まれたのが昨日なの?」

それはさておき、長男と長女は、制服のない高校に通っていますので、毎日来ていく服は、彼らの中で大きな関心事の一つのようです。
長男は、私服の学校なのに、野球部のため、入学以来ずっと詰襟学生服着用という、ファッションとは無縁の生活を送ってきましたが、この夏で高校野球を引退し、学生服も引退。ですから、私服の学校に入学したての1年生のように、せっせと服を買い込み、毎日あれこれ組み合わせを考えながら通学しているようです。
長女も長女で、私服での登校が楽しいようで、何かにつけて服を買ってくれと言われる日々。
そうそう、小学生の次男も、私服登校でした。これは当たり前すぎますね。
でも、同じ男の子の兄弟でも、好みが違うなあと感じるのは、長男は小学生のころTシャツやカットソーなど、頭からかぶって着る服を好んだのに対して、次男は、ボタンのシャツもとても好きというところ。長男は、ボタンのシャツは、あってもちっとも着てくれませんでした。

とりとめない話になってしまいました。
高校生2人から「オジサン」扱いされることが、とみに多くなってきた私のファッションは、自分で語るようなことは特にありませんが、ネクタイの結び目だけは自信があります。

続いては、金澤アナウンサーです。

行楽スポット

佐藤 拓雄

2016/09/26

写真の巨大な丸い石は、「大萬寿石」。
「おおまんじゅういし」と読みます。
およそ20トンの自然石で、その名の通り、まるで巨大なまんじゅうです。
福島県某所の「萬寿神社」(まんじゅうじんじゃ)に鎮座しています。

先日、家族で立ち寄ったのですが、その目的は、ここへ行くことではなく、お彼岸を前にお墓掃除に行った帰りでした。
お墓掃除。
お盆の前、お彼岸の前にはやらなくてはいけない、と気になりながらも、日程の都合などでついつい父に任せてしまいがちですが、今回は行くことができました。
受験生やテスト前の長男長女は連れて行くつもりはありませんでしたが、次男に
「今度の○曜日、お墓掃除に行くよ」
と声をかけると、返ってきたのは、
「やったー!」という歓喜の声。
行楽シーズンにお墓掃除かよ、とは思わないんですね。かわいい、かわいい。
次男は、末っ子の宿命で、お兄ちゃんお姉ちゃんのスケジュールに振り回され、お付き合いやお留守番ばかり。行楽らしい行楽が、上2人に比べると、非常に少なく、お墓掃除でも遠出を喜んでくれるという、ちょっと切ない背景がそこにあります。
まあ、確かに、お墓掃除はすぐ終わりますので、大半は、高速道路に乗って、外でおいしいものを食べて・・・ということなので、行楽と言ってもいいんでしょうが、やっぱり、もう少しいろいろな所に連れて行ってあげたいなあ、と思いつつ、次に遠出できるような見通しは今のところなく、身近なところで、楽しいことをさせてあげるしかないな、というのが現実です。
ちなみに、八木山動物公園の回数は、きょうだい3人の中で次男がダントツです。

このテーマ最後は、稲垣アナウンサーです。

秋の夜長に

佐藤 拓雄

2016/09/07

つい先日、サッカー日本代表・本田圭佑の記者会見がテレビに映り、それを見た次男(小1)の一言。
「じゅんいちダビッドソン?」
小学校低学年レベルでは、本物をモノマネが凌駕しているようです。

くだらない枕はこのくらいにして。
ここ何年も、秋の夜長というものを感じた記憶がありません。
夜長どころか、夜になるとすぐ眠くなり、時に寝落ちまでして、あっという間に朝、というパターンばかり。
かといって、自然に朝早く目が覚めてしまうほど「成熟」もしていない(苦笑)、そのうえ、眠いのに、さっさと寝てしまうのはもったいないと思う貧乏性。
とにかく、「秋の夜長」とはほど遠い私の毎日です。

・・・もしや、これは、妖怪のせいではないのか?
と思ったら、次男が開いていた「妖怪ウォッチ」の小冊子に、いました!

妖怪「ばたんQ」
「疲れ果てて家に帰った人をバタンキューと倒れこませて休ませる、慈悲深いレジェンド妖怪。」

こいつだ!!
次男曰く「Sランク妖怪」だそうです。彼らの世界では、「レア」でありがたいようですが、こんな妖怪に憑りつかれても、ちっともありがたくないっ!
誰か退治してくれっ、と次男の最新の妖怪ウォッチで探してみましたが、見えませんでした。はい。

今回は、枕から落ちまで、すべてくだらない話でした。すみません。

次の当番は、稲垣アナウンサーです。

お土産

佐藤 拓雄

2016/08/26

写真は、最近それぞれ別の方からいただいたお土産です。どちらも私の大好物。
おいしゅうございました。

さて、私が子どもの頃、父は、仕事で出張に行くと必ずお土産を買ってきてくれました。
とにかく父の帰りを心待ちにして、帰るなり「お父さん、お土産は?」と、父にまとわりついていたような記憶があります。
不思議なもので、何のお土産がどうだった、という具体的な記憶は全く残っていなくて、楽しみで楽しみで仕方なかった、という思いだけが残っています。

そして、今、父親になった自分に、子どもたちが同じことをしてくれます。
さすがに、高校生になった長男と長女が、私にまとわりつくようなことはもはやありませんが、小さい頃は、帰宅すると、私に手も洗わせてくれないほど、「お土産は?」「お土産タイムは?」と大はしゃぎでした。今は末っ子の次男がそんな感じ。でも、長男長女も、お土産自体は、心待ちにしてくれているようです。

そうなると、こちらも、あれこれ考えます。
これなら喜ぶか、いや、こっちのほうがいいか。待てよ、あの子は、こっちのほうが好きか。
何度も訪れている出張先だと、絶対に外さない、我が家の「鉄板」とも言えるお土産がいくつかあるのであまり迷いませんが、初めて訪れた土地では、かなり考えます。事前にリサーチしておくことも多いですが、食べ物以外にも、サプライズ的なお土産を考えたりして、とにかく、家族の喜ぶ顔が見たい、その一心で、頭とお金をかなり使ってしまいます(苦笑)

とはいえ、そうやってあれこれ考えても、冒頭に書いたように自分の子ども時代を振り返るにつけ、子どもたちにとっては、後々残るのは「何をもらったか」より、その時楽しかった記憶、なのかもしれないと思ったりします。
私は私で、頭をひねった割に、何をお土産にしたか、ということは早々に忘れていきますが、家族の喜んだ顔やそういう時間の楽しい気持ちは忘れません。お土産はその入口みたいなものなんでしょうね。

このお題は私がラストでした。
次は別のお題で木下アナウンサーから始まります。

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