アナ・ログ

図書館にまつわる話

金澤 聡

2020/05/14

図書館には家族でよく通っています。臨時休館が続きしばし我慢が続いていました。これも明日への日常につながるためと思って、「積極的な我慢」を続けていました。

さて、図書館には過去に熱中した本との出会いがあります。小学生のころよく読んでいた、“少年たちの探偵もの”の児童小説。懐古の念にかられ手を伸ばし、やおらページをめくると頭の中にノスタルジックな世界が広がります。

「ねぇ」と小さい声が聞こえます。
するとまた、「ねぇ」と小さな声が聞こえます。それは明らかに私に向けられた声です。
「トントン」 今度は腰のあたりを叩かれます。
「ねぇ、いつまで読んでるの!もう帰ろうよ!」 小声の中に怒気を含んだその声。
あまりに集中して時間を忘れ、子どもに帰りをうながされた父親の姿です。
私です(笑)

図書館は出会いの宝庫であり、調べ物や心の浄化ができる場所です。日常がありがたいことだとこの期間に思いました。

写真は、休日に自宅で作ったプラモデルです。2作目です。今は「ガンダム」シリーズしか作りません。当時は、言葉は悪いですが“雑魚キャラ”と個人的に位置づけていたもの。
今作ってみると、なかなかカッコいい…。

次は、高橋アナウンサーです。

子ども時代のエピソード

金澤 聡

2020/05/11

外出自粛中に、子どもとガンダムのプラモデル、「ガンプラ」を作りました。機動戦士ガンダムの、まさにオリジナル『ガンダム』を作りました。

昭和47年前後生まれの方は「ガンプラ」熱狂の渦中にいらしたのではないでしょうか。かく言う私も、店先に並んで購入したり、予約して1か月待って買うなどの行動をしていたガンプラに垂涎した小学生でした。
あの当時は、あまり人気のないガンプラと超人気のガンプラを抱き合わせで買わせる商法が横行していましたが、欲しいガンプラが手に入るならと“抱き合わせ商法”で当たり前のようにお年玉を投入していました。

「ガンプラ」に熱狂したのは小学4年生くらいからだったと思いますが、実は、アニメのガンダムがテレビ放映されていた時は、全く面白いとは思いませんでした。そもそもガンダムは、子どもたちが喜びそうな勧善懲悪のロボットアニメでなく、リアルに起こりえるような戦争のストーリーを描いていて、しかも相関図が複雑。さらに主人公が超ポジティブ思考の天真爛漫とは正反対で、暗くてオタク気質満載のネガティブ少年なのです。
1話を見た瞬間、「なんじゃこりゃ」と思ったのを覚えています。
転機になったのは、兄に映画館に連れられて劇場版「機動戦士ガンダム」を見てからです。それからは、映画ガンダムのLPレコードを買い集めたり、「ガンプラ」のジオラマを作って町の商店街のコンテストに出品したりと、小学生の青春をガンダムに注いでいました。

そんな時代を回想しながら先日「ガンプラ」を作り上げ、立ち上がろうとした瞬間、ぎっくり腰になった昭和47年生まれの春です。

テーマ「子ども時代のエピソード」は今回で終了です。
次回からは「図書館にまつわる話」がテーマ。
梅島アナウンサーからスタートです。

出会い

金澤 聡

2020/04/15

「出会い」は「学び」だと個人的には思っています。

私の野球観や人生観にもっとも影響を与えたのは、野村克也さんとの出会い。
楽天の遠征先の空港の喫茶店にたまたま野村監督(当時)がいらして、私があいさつにいくと同席するよう勧められました。名監督を前に恐縮千万でしたが、飛行機の出発までの2時間近く、1対1で貴重なお話を聞かせていただきました。現役時代の裏話からチームの現状や戦略、そして人生訓まで、あっという間の夢のような時間でした。
翌日、お礼のご挨拶に伺うと、「そういや、あんた名前なんだっけな」と言われてしまいましたが、野村克也さんのお話やお言葉は、私の宝であり、人生哲学でもあります。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

ベガルタ仙台の手倉森誠元監督と渡辺晋前監督の出会いもたくさんの学びがありました。手倉森監督の選手だけでなく記者のモチベーションまで高める発信力、統率力。渡辺監督の徹底した理論と戦術分析力。お二人からもサッカー観だけでなく、仕事の向き合い方など学ばせていただきました。

写真は、「デカ盛り定食」との出会い。ロケ先のいわき市の中華屋さんが出しているメニュー。近くの学校の柔道部のお腹を満たすため、そして、町おこしのために発案されたメニュー。話題作りだけでなく、地域貢献のためにと赤字覚悟で頑張っているお店のご主人からも学ぶことはたくさんありました。

様々な出会いから得る学びで、不安渦巻く現状を少しでも払拭できるよう前向きに進んでいきたいと思っています。

次は牧アナウンサーです。

NEW

金澤 聡

2020/03/26

子供たちは本来ならいよいよ春休み!と期待に胸膨らませる時期ですが、新型コロナウイルスの影響で今月上旬から臨時休校へ。相当前倒ししての長期休暇となってしまいました。
家にいる時間が長くなるのを覚悟して、普段学校に行くのと同じように規則正しい生活を心掛けてはいますが、親子ともに少しずつ何となくストレスが溜まってきている感じがしています。

せめて、部屋の空気だけでも新鮮なものにしようと、新しい植物を買ってきました。『サンスベリア』という空気清浄効果の高い観葉植物を購入しました。
天然の空気清浄機は、マイナスイオン効果で癒してくれたり、水分を放出して室内を保湿してくれたりと様々な効果があるそうです。新たな緑のアクセントが増えて目にも優しい部屋になりました。

とある日、狭い我が家でキャッチボールを始めた子供たち。予想通り、見事に『サンスベリア』の鉢にストライク。
植物は無事でしたが、床に土が散乱…。
我が家の子供たちを癒すには、『サンスベリア』が10鉢ぐらい必要なようです。

次は梅島アナウンサーです。

サンキュー

金澤 聡

2020/03/09

新型コロナウイルスなど不安要素はありましたが、サッカー2020明治安田生命J1リーグが開幕しました。
ベガルタ仙台は6シーズンぶりに新監督を迎え、2月22日開幕戦名古屋戦に臨みました。
木山新体制の船出は1対1の引き分け。リーグ戦の開幕ゲームは2年連続引き分けで、6シーズン連続で“負けなし”となりました。ベガルタはリーグトップのJ1開幕戦の勝率をキープしています。
今年の開幕戦は、ベガルタサポーターにとっては『神』と称される歌手の松崎しげるさんが来場しました。松崎さんがユアテックスタジアム仙台でライブをすると負けないという『不敗神話』があり、今年も見事に神通力(?)は継続!来場通算成績は『4勝2分』となりました。あぁ、ありがたや、まさにサンキュー、毎試合来ていただきたい…。

さて、木山新体制のもとベガルタ仙台はどんな戦術と戦略をもってシーズンに臨むのか。
個人的にサッカー戦術が好きで戦術に関するあらゆる著書を読み漁っていますが、さすがに独学では分からないことも多く悩んでいるのが正直なところ。であるならば元プロ選手や指導経験のある方に直接伺って戦術レベルを上げようと思い立ち、この度、Web上で実現させました!
題して、『ベガルタ研究所(ラボラトリー)』
ゲスト解説には元日本代表・ベガルタ仙台の岩本輝雄さん、前ベガルタ仙台ヘッドコーチの小林慶行さん、元ベガルタ仙台の田村直也さんを予定しています。ゲストの皆様には私の趣味に近い企画にご協力いただき、この場をかりてサンキューです!
ホームゲームを中心に研究所を開設したいと思っております。
お時間のある時にyou tubeで覗いて見てください。
開幕戦の解説は、岩本輝雄さんに出演していただきました。4-4-2の守備ブロックのフォーメーションにおける、FW赤﨑選手、ジャーメイン選手の守備位置と中盤の連携はどうなのか、攻撃時におけるボランチの吉野選手と松下選手の役割として何が必要だったのかなど、なるほど納得の解説をしていただきました。
個人的には楽しすぎて何時間でもやりたいのですが、20分から30分にまとめております。
番組宣伝になってしまいました(汗)見ていただければこの上なくサンキューです。
ただ新型コロナウイルスの感染拡大防止のためJリーグの試合は延期となりました。再開後に研究所を開設予定です。
※映像提供:cベガルタ仙台

次は、牧アナウンサーです。

誕生日

金澤 聡

2020/03/02

“ニワトリが先かタマゴが先か”

そんな謎解きの思考を無にしてしまう可愛らしさ。50歳近いおじさんが何を言っているのだろうかと疑問、あるいは不審に思われたかもしれません。
動物たちに触れることができる横浜にあるアミューズメント施設『オービィ横浜』に行った時の事。姪二人とうちの息子二人を引率して中に入ると、ネコやリス、そしてなんとカピバラまでも実際に触れることができました。
鷹の被り物をして、実際に鳥が空を飛んでいるようなバーチャルリアリティ体験もできました。

中でも最も可愛かったのが、誕生して間もないヒヨコでした。100羽くらいの小さくふわふわのヒヨコに触れた時のあたたかく優しい感覚の可愛いこと!
ちなみに不審なものではございません。
ここのヒヨコにとっての誕生日は人間に触られまくる日ですが、人間にとってはまさに癒しであり、子供たちにとっては命の尊さを学べる貴重な体験になります。
それにしても何とも言えない可愛らしさでした。時間を忘れるほど長い時間触れていました。不審者ではございません。

アミューズメントの外に出てふと思ったのが、『ニワトリが先かタマゴが先か』
その後脳裏にふとよぎったのが『ピンチの後にチャンスあり』か『好投が攻撃の流れを作る』か。
『個の能力向上』が先か『チームの戦術理解』が先か。
答えは出ませんが、いずれにしても誕生して間もないヒヨコは格別にかわいいという事です。

次は西ノ入アナウンサーです。

寒さあれこれ

金澤 聡

2020/02/13

今年は雪が降ることも少なく、例年に比べたら温かい冬です。
我が家で暮らしている、ウーパールーパーやハムスター2匹にとっては比較的過ごしやすい今シーズンの冬だと思います。ウーパールーパーがこの時期でも温度調整器具の全くない水槽で元気に泳ぎまくっているのが何よりの証拠かと。

数年前に、「ミニチュアピンシャー」という小型犬を飼っていました。顔はイケメン犬ですが、毛が短くて、お腹のあたりは肌が丸出しの犬でした。
夏は爽快感があるのですが、冬はさすがに寒そうで、散歩に行くと体をブルブルと震わせていました。あまりに気の毒なので、内側に起毛のついたノースリーブ的な服を着させていました。
ペットショップに行くと色んな種類の犬用の服が売っています。飼い主のセンスが問われるのではないかと、よく吟味して選んだのを覚えています。星条旗だろうが黒一色だろうが、犬にとっては全く関係のないことですが…。

先日、横浜の妹のところへ遊びに行った時です。
猫を飼っていました。その猫が服を着ていたのです!
さすがに寒さ対策ではなく、おしゃれ目的ですが毛が抜けても抜けても一年中ふさふさ、もふもふの猫に服でしたので、ちょっと驚いて二度見したのは確かです。
考えてみれば、今は炬燵がない家も多いので、丸くならず、服を着てしゃんとしている猫もいて当然かなと思ったりしました。

炬燵にみかんが寒さしのぎの定番の時代、リモコンのないブラウン管のテレビのチャンネルを誰がこたつから出て変えるのかで兄弟げんかをしたこともあったような…。

次は、梅島アナウンサーです。

1月22日はカレーライスの日

金澤 聡

2020/01/29

我が家では、おそらく週に1回はカレーが食卓に並びます。
食べたいものを聞くと、必ず『カレー』と答える小学生が我が家にいるからです。
私もよくカレーを作りますが、毎度、カレーを流布させた人に感謝しています。
こんなにも簡単に作れて、野菜もたっぷり入って、子供に喜ばれるからです。
私にとっては最高の家庭料理です。

私は圧力鍋で作ります。時短ですし、具材がトロトロになります。
隠し味にと少量のバターと牛乳を加えて作ったら、
これが思いのほか、我が家のカレー評論家の小2の息子に好評でして、
いまカレーの隠し味探しにハマっています。

2020年のスタートもカレーで始まりました。
『おせちもいいけどカレーもね』です。
(カレールーCMのキャッチコピーです。分かる世代と分からない世代があるかもです)
先日、横浜の中華街で中華を食しているときも、カレーの話になりました。
我が家にとっては
『中華もいいけどカレーもね』です。

カレー万歳の我が家です。


次は、下山アナウンサーです。

2020

金澤 聡

2020/01/08

新たな年を迎えることができました。
今年も何卒よろしくお願いいたします。

オリンピックイヤーの今年は、『子(ね)年』です。
4度目の年男です。
なので、新年早々パワースポットなるところに行ってきました。茨城県にある『御岩神社』です。

『ナクレ』というフレンチ店のシェフの方に、「御岩神社に行ってみてください。本当にパワーもらえますから』と勧められ、ならばと新年に行ってきました。そのシェフの行動力と前向きな生き方をリスペクトしているので、これはご利益があると信じ足を運びました。

しかし、これが結構山の中にありまして、御岩神社までの道のりはなかなかハードでした。
年男の私にパワーが宿るならと踏ん張って神社に到達、折角なら御岩山の山頂まで行ってしまえということで、さらに山頂目指して登ること20分。
山頂からの景色は連なる山々を見渡せる絶景、疲労感も吹き飛び、全身にパワーがみなぎった感じがしました。思い込みかもしれませんが、そう感じました、はい。

かくしてパワーアップした今年は、色んな事にチャレンジする年にしたいと思います。

写真は、御岩神社の境内にある『三本杉』これも相当なパワーを放っいるそうです。
確かに感じました、たぶん、はい。
とてもいい年になる予感は十分です!

次は、高橋アナウンサーです。

2019年を振り返って

金澤 聡

2019/12/25

今年、仕事で広島に行きました。
就職活動で訪れて以来、25年ぶりの広島でした。
広島に到着したとき、街を歩いている多くの外国の方の姿を目にして驚きました。
色んな言語が飛び交うオープンテラスの喫茶店の光景は、お洒落なイタリアのカフェのようでした。

宿泊先のホテルに戻ると、窓から原爆ドームが見えました。
仕事用の資料作りの手を止めて、原爆資料館と称されている平和記念資料館へと向かいました。
平日でしたが、入り口は海外からの観光客の列。
街で見た多くの外国の方は、資料館を訪れた方々だと知りました。

25年ぶりの資料館。
改めて平和であることのありがたさを感じました。

当たり前のように仕事ができることの尊さを胸に
広島でスポーツ実況ができることに感謝して実況席に向かったことを覚えています。

来年は大きな災害などなく平穏無事な年になるよう願って。

(※写真は、平和と自由を祈願して自由の女神像を掲載しました。お台場ですけど…)

今年の『アナ・ログ』は今回で最後です。
今年もご覧いただきありがとうございました。
アナウンサー一同感謝申し上げます。
新年は1月6日からスタートです。
これからも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
では、良いお年を!


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