堤 勇高
2020/05/13
恥ずかしながら学生時代の私は読書があまり好きではありませんでした。外で遊んだり、スポーツをしたりというほうが断然楽しく感じていたので、家で静かに本を読むという選択肢はめったに出てこなかったのです。
しかし、そんな私も図書館に足しげく通う時期というのがありました。受験やテストの期間です。
中学3年の夏休み、家から自転車で10分ほどの図書館へ行き高校受験の勉強をしていました。涼しくて静かで、勉強にはこの上ない環境です。加えて「周りも集中して勉強している」という状況も私に「この人たちに負けられない!」という謎のライバル心を起こさせ、家よりも長い時間机に向かっていられました。
高校時代、学校の自習室が開いていない時や混雑しているときなどは学校から自転車で10分ほどの図書館へ。そこでは自分と同じく大学受験の勉強をしている人も多く、中学時代よりもさらに「ライバル感」が高かったのを覚えています。
一方で、図書館で勉強することの唯一といっていい弊害がありました。
それはたくさんの本があること。
図書館に本があるというのは当たり前のことなのですが、長時間勉強をした後や勉強に行き詰った時などはこの本が敵になります。
最初に言った通り私は読書があまり好きではありませんでした。しかし勉強を続ける中で、その読書がなんとも魅力的に感じてきます。休憩にと適当な本を手に取り、読み始め、気づいたら数時間経っていたなんてこともありました。これは本のせいではなく単純に当時の私の意志が弱かっただけですね(笑)
社会人になってから、学生時代より本を読むようになりました。さらに昨今の「STAY HOME」で、普段にもまして読書の時間が増えそうです。近くに図書館があり、学校にも立派な図書室があったころより、今の方が読書の機会が多いというのも不思議だなと思います。
写真は何の変哲もないお刺身の写真です。
過去の写真を見ていた際に見つけたのですが、これを見てふと「最近お刺身食べてないなあ」と思いました。飲み屋に行くと必ずと言っていいほど頼んでいたお刺身なのですが、ここにも「STAY HOME」の影響が出ていました。
今度、「おうちでお刺身」してみようと思います。
(独り暮らしだとなかなか買わないので……)
次は金澤アナウンサーです。