金澤 聡
2019/06/12
イギリスで一番美しい街と言われる、『コッツウォルズ』。
写真は、まさにそんな風景…。
先日ロケで訪れました。
といっても、この美しい風景は、蔵王町に存在します。
“JAC's Village”(ジャックス・ヴィレッジ)というテーマ―パークです。
異国のような小さな村。
実は、プラスチック容器などの“廃棄されたごみ”を元に作られたリサイクルテーマパークです。
例えば、門柱。使わなくなったスーパーの買い物かごを積み重ね、
プラスチックの廃材を溶かし加工して作ったもの。
門柱の下に敷いてあるプラスチックのタイル。これも廃材を再利用して作ったもの。
例えば、庭に敷いてある木道。これは震災後に廃棄された枕木や線路の敷板を埋め込んで作ったもの。
また、リサイクルの際に発する熱は、冷暖房のほか、野菜やキノコなどの栽培で活用され、そこで採れた作物はテーマパーク内にあるレストランのフードメニューの食材として使用されています。
加工や流通を複合化することを「6次産業」と言われていますが、
まさにリサイクルの6次産業化を具現化した、循環するテーマパークだと思います。
環境や社会貢献などを学び、体験できる大切な場所だとも思いました。
その他、廃材やその素材の形や質を変えずに付加価値を高めた「アップサイクル」が
コンセプトのショップがあったり、バーベキューができるスペースがあったりと一日楽しめるところです。
生活廃材が新たな価値を生む。
人生の新たな価値を改めて感じるロケでした。
次は寺田アナウンサーです。