佐藤 拓雄
2019/09/09
牧君の言う通り、肉は大好きですが、鶏のムネ肉とササミは、パサパサするのであまり好きではありません(苦笑)
それはさておき、この夏、帰省した大学生の長男が、牛タンを食べたいというので、私と長男・次男という佐藤家の野郎3人で牛タン屋に行きました。
定型的な仙台の牛タン定食を、実はこれまで食べたことがなかったという小4の次男でしたが、一口食べて大喜び。「仙台人」として知っておくべきことを、また一つ知ったということでしょうか。ってそんなに大げさなことじゃないか。
さて、15年くらい前、ある番組で、仙台市内のお店を取材しました。
典型的な「仙台の牛タン店」ではなく、洋食の要素が入った、オリジナルのメニューを出す牛タン店でした。
そのとき取材したのは、絶品のタンカツ。
2センチはある厚切りのタンを、薄い衣で包み、浅い油で「揚げ焼き」のようにしたもの。歯ごたえのあるタン焼と違い、噛むとスッと肉がほぐれるような柔らかさでした。
朗らかで温かいご主人と奥様の人柄、そして、タンカツ以外のメニューも絶品ぞろいで、その後は取材抜きで昼も夜もしょっちゅう通う、大好きなお店になりました。
お気づきになった方もいるかもしれませんが、ここまですべて過去形で書いたのは、そのお店がもう無くなってしまったからです。
ご主人が急逝され、閉店してしまったのです。
このお店のことは、2007年6月の当アナ・ログで詳しく書きました。
読み返してみましたが、改めてこのお店のことが鮮明に思い出されます。
10年以上たちましたが、私の中でここに匹敵するお気に入り牛タン店は見つかりません。
さらに残念なことに、タンカツはじめ、このお店の料理を撮った写真が一つもありませんでした。
考えてみると、15年くらい前は、今のように何の料理でもすぐに写真を撮る、という時代ではなかったんですね。
仕方ないので、今回の【写真】は、先日、仙台放送の男性アナウンサー5人全員で食べた、とあるお店の超厚切りの牛タン。実にウマかった。
明日こそまさに「牛タンの日」。梅島さんの牛タン話です。